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去る5月28日にワールドトーク10周年記念オンラインイベントで

フォニックスについてお話する機会をいただきました。

貴重な時間を割いてご参加下さった皆様、関わってくださった多くの方々に感謝申し上げます!

お陰様で、今の時代だからこそ出来る経験をすることが出来ました。

さて、

イベントのアンケートでは皆様からいくつかご質問をいただいていました。

当日はその中から一つだけ回答させていただけたのですが

話があっちこっちに飛んでわかりづらかったかと思いますので

その時の回答も含めて、以下にお答えしていきたいと思います。

(ご質問)

小学生が英語で話せるようになるには、どういったステップを

踏んでいけば上達しやすいでしょうか。

フレーズを覚えていくのか、文法を覚えて作文をしていくのか、

毎日出来る事など良い方法を教えて欲しいです。

(回答)

一般的に大人と違い、子どもはトップダウンで学習します。単語や文法などの細部を積み重ねていくのではなく、例えば絵本であれば、まずは全体を見せる、聞かせることが大切です。文法は後述するように、後回しになります。特に小学生低学年であれば、絵本や歌、チャンツなど子どもの関心があるものを丸ごと聞かせて、ジェスチャーとともにフレーズで使えるようになることを目指しましょう。子どもたちは絵本や手遊びの中から、どんなシチュエーションでその表現を使うのかを身につけることが出来ます。例えば手遊びがある歌(”Five Little Monkeys” ”Ten Fat Sausages”など)はYouTubeなどにも紹介されていますので、チェックしてみてください。

 

また、絵本を読んだり、歌を歌ったり、自己紹介をしたりなど、何かが英語でできるようになったら、スマホなどで録画して(本人がやりたがったら)ぜひできることを認めてあげましょう。

 

ちなみに、どうしても言えないセンテンスがあればゲーム形式で覚えてもよいですね。例えば多くの子どもは” I’m ten years old.”というセンテンスが難しく感じるようです。そんな時レッスンでは” I’m ten years old, I’m ten years old, I’m ten years old, 1, 2, 3!” でじゃんけんをする、というようなアクティビティを行います。おうちでも活用してみてください。

 

英語に充てる時間についてですが、アルファベットの文字学習は週末に一緒にやるといいと思います。似た文字がいっぱいある小文字は難しいと思う子どももいます。文字探しや点つなぎなどいろんなアクティビティがあるワークブックなどがおすすめです。また、おうちで英語を、と思っていても親に英語で話しかけられるのを嫌がる時期が出てくることもあると思います。例えばですが毎日、お風呂の中を英語タイムにすると抵抗なく続けられるようです。

 

文法学習はフレーズやセンテンスがある程度頭の中にストックされている小学校高学年からで十分だと私は考えています。これまで慣れ親しんできた英文を文法的に整理するつもりで学習します。出来れば自分でルールを発見させるように促してみてください。自分で発見したことは忘れにくいものです。何よりも、発見するうれしさがあり、学習意欲が向上すると思います。

 

(ご質問)

・勉強っぽいのは嫌い、つまらないと態度に出る、楽しくないと

続けられない小学生がお世話になっています。

レッスン歴3年で知っている単語量も増え、リスニング力もつき感謝しています。

でも質問には単語でこたえていますし、読むことはできません。

これからどう英語力を伸ばしていけばいいでしょうか。

親もどうしていいのかわからず、どのようにリクエストしたらよいか悩んでいます。

 

(回答)

私たち先生が「やってはいけない」レッスン例からお話しましょう。それは”Open your text book. Repeat after me.”と言ってテキストを淡々とこなすことです!もちろん、内容によってはそうしないといけない時もありますが・・・なので「勉強っぽいのは嫌い、つまらないのはいや」というのは子どもの自然な反応だと思います。

 

「質問には単語で答えています」とありますが、講師はセンテンスでフィードバックしているはずですので、それ以上講師が踏み込んでいないのであれば、たぶんまだ、お子様はその段階ではないのかもしれません。ただ、「単語で返事すれば十分だ」とお子様が考えている限り、センテンスで答えることは面倒くさいことととらえられてしまいます。私も子どものとき、同じ思いをしました。ですが、ネイティブスピーカーと話す時にセンテンスで答えないのは「失礼」なことなのです。日本語でも「お母さん、お茶!」ではなく「お母さん、お茶ください。」と言い換えさせると思いますが、それは英語でも同じです。今は講師としか英語を話す機会はないかもしれませんが、先生も人間です。単語で答えられるより、センテンスで答えてもらう方が何倍も嬉しいとお子様にはお伝えください。

 

「読む」についてはフォニックスを学習することでかなり解決すると思います。単語を読むだけではなく、学んだフォニックスルールを使って読める絵本に挑戦して、読めたという体験を重ねていってください。

 

「どのようにリクエストしたらよいか」ということですが、ご予約時に遠慮なく、具体的にリクエストいただきたいと思います。「年齢、学習歴、英語で何が出来て何が出来ないのか、これからどうなりたいのか」を伝えていただくだけで適切なレッスンがやりやすくなります。どうぞ遠慮なくお伝えいただきたいですし、受講しているレッスンで疑問があればご質問いただければと思います。

 

(ご質問)

・どうしても勉強が長続きしないのです。

やる気を継続させるにはどうしたらよいでしょうか。

 

(回答)

お子様によって回答は変わってくると思うのですが、一般的なお話をさせていただきますと、「自分で決めた目標」であればお子様も頑張ると思います。短期で出来る具体的な目標(今月はこのページまでやろう、など)をお子様が主体になって決める、途中で無理そうになったら少し計画を見直すなどの目標設定の仕方が大事です。

 

また、達成感も大切です。低学年までのお子様であればシール表や色塗りカードなどを用意して、一つがんばったら一つシールを貼る、色を塗る、などの楽しみがあるといいですね。「ワークブック一冊ができたら好きな本を買う」を目標にすると高学年でも励みになると思います。

 

(ご質問)

・どんな風に授業をリクエストしたら

双方でレッスンが効率よく進められるでしょうか。

 

(回答)

初めて予約される際はお子様の「年齢(学年)、英語で出来ること、これからできるようになりたいことや目標」をお知らせください。多くの講師はプロフィールに提供可能なレッスンを紹介していますので、そこから「受講してみたいレッスン」をリクエストするのもよいと思います。レッスン体験後にご質問やご相談があれば遠慮なくお願いします。

 

また、受講が始まったら「先生にお任せ」ではなく、時々どんなことをやっているのかお子様の様子を把握していただくと講師としても安心です。

 

(ご質問)

・モチベーションが保てず、勉強を継続することに対して

ネガティブになったとき、どのようにして対処しましたか。

 

(回答)

私は昭和生まれですので「勉強すれば報われる」と考えがちな世代です。親の世代が必死に勉強して貧しさから抜け出しているので、私も少なくとも若いときは勉強でモチベーションがなくなることはありませんでした。英語も「勉強したくない」と考えたことはなかったです。極端な話ですがお金はいくら稼いでも、奪われるかもしれません。が、「勉強して得た知識」は誰にも奪われない財産です。

 

社会人になってからは仕事で英語が必要だったので、毎日少しでも勉強するようにしました。そして、今ではいっそう、勉強しないと仕事にならないので、やっぱり勉強中です!

 

ただ、忙しいと「本は読みたくないな」「新しいことを覚える気にはなれないな」ということは往々にしてあります。そういう時は自分にとって一番負荷が少ない、リスニングやシャドーイングをやります。音読もいいですね。

 

海外ドラマを見たりするのも、勉強から離れたいけれど英語からは離れたくない、というときにうってつけだと思います。見ているうちに「あれ、こんな言い方もあるんだ」「今、なんて言った?」など、いつの間にか「知りたい」気持ちが湧いてくるので、またモチベーションが上がります。その繰り返しで、何とか勉強が継続できます。

 

一方、高校のときにかじった中国語はいつまでたっても初心者から抜け出せません。単なる趣味で、使う必要性がないからです。勉強する「必要性」があるかどうかは学習を継続するモチベーションとしてはとても大切だと思います。仕事での必要性はなくても「旅行に行きたい」「海外に友人を作りたい」「ドラマのセリフを聴き取りたい」はその人にとっては大きな必要性だと思います。

 

「英語が話せるようになったらこんなことが出来るようになる!」など、将来の自分の姿を思い描きながら、英語学習を続けていきましょう!

 

上記の回答はワールドトーク公式でも近く掲載があるかと思います 🙂

 

ちなみに、疲れたとき久しぶりにふと思い出して

Gleeバージョンの”Don’t Stop Believin'”を聞きました。

めちゃくちゃ、元気になれました!

子育てと英語学習でぐちゃぐちゃになっていた頃に聴いて自分を励ましていた曲でした。