すきま英語

「伝える英語」への意識が大事な理由

ニュージーランド

20代後半の頃、ニュージーランドに1か月半くらい滞在したことがあり、その時に現地でnanny (住み込みのベビーシッター)をしてる日本人女性と出会いました。

「子供が生意気で言う事聞かないんだよねえ」

👆が彼女の口癖(笑)

そしてある日彼女のステイ先の家族がBBQに誘ってくれたんです。

観察チャンス到来!

子供たちは6歳と男の子と9歳の女の子。そして彼女が子供たちと会話してる側で様子を見ながらふと思ったんです。
子供たちの両親と話す時のスタイルで彼女は子供たちと話してたんです。

確か関係代名詞とかも使って何か説明してましたねえ。。。

子供たちからすると、なんだかよく意味が分からないんですよね。(笑)そして彼女の言う事に対しては、特にお姉ちゃんが外国ジェスチャーの“I don’t know?”で反応してましたね。

私も子供たちとは話したんですが、まあ子供は子供です。ただ、きちんとクリアに話すと、言う事は理解し、それに従った行動はとってました。「言う事を聞かない」という印象は私にはなかったんですよね。ちなみに当時私は子供が苦手だったので、「言う事を聞かない子」であれば、速攻感じ取れるセンサーがあった気がします(笑)

その彼女はBBQの時もひたすら子供たちの事を愚痴ってました(笑)

ひとり芝居

日本語もそうですが、私たちは相手によって話し方を変えます。

ただただ『知ってる日本語を喋る』というのであれば、極端な話、相手が誰でもあんまり関係ないですよね。

私も25年以上、英語を通し様々な方と出会っています。
また日本に居る時は外国人の人に日本語を教えていた経験も10年ちょっとあります。

英語を学ぶ日本人と日本語を学ぶ外国人とのコミュニケーションのスタイルを見てきて、ある違いに気付いたんです。

日本語を学んでいる外国人との会話は、《直球会話》という印象。つまり、自分が言いたい伝えたい事をメインに相手とコミュニケーションをとる。。という感じです。

では日本人の英語学習者の人たちの印象は?

《発表会》《一人芝居》的な印象が強いんです。もちろん全員ではないです!!

この理由ってなんだと思いますか?

個人の経験からの理解なんでが、
特別で難しい《英語》を一生懸命勉強してきてる!という思いが炸裂してるからなのかなあと思います。

そしてその炸裂中は、相手に伝える事より、自分のお披露目(やっと来た順番!という感覚)に意識が持って行かれてしまい、途中で質問など投げ入れると、パニくる人も多いんです。(特に「自己紹介」(笑))

《伝わる》のは技術じゃなくて、コミュニケーション

英語を話すから(英語しか理解できない)相手が理解してくれるんじゃないんです。

自分が伝えたい事を、(英語しか理解できない)相手に唯一の言語手段の英語で伝えようと努力するから、相手が理解してくれるんです。

知らない外国語の動画や映像を観てて、笑ったり、感動したり、辛くなったりした経験ってないですか?


なぜ言葉が分からないのに、感情が出てくるのか?
伝えたい思いが表情、ジェスチャー、声のトーンなどに出てくるからなんです。

英語は覚えて口から出すものじゃなくて、想像と共に「利用する」ものだという解釈で身につけていくと、今の皆さんの英語が必ず「生きた英語」に変わり始めます。

是非意識してみてくださいね。

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まさみ
少し変わった視点から英語学習をサポート中。 自分の英語の《現在地》を知るためのツールを絶賛拡散中。 目からウロコなレッスンやカウンセリングを実施中。

皆さまのコメント

  1. シンプルに言いたいことを伝える、というのも時には重要ですね(^^)

  2. Megさん、ですね。ただこの「シンプル」が人それぞれだったりもするし、文化的な違いもあったりするので、とりあえず「言いたい事」を日頃からストレートに表現することを練習していくと(日本語で)いいと思うんですよね。日本語で出来ない事は英語では基本出来ないですもんね 🙂

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