高校生対応講師インタビュー

高校生対応講師インタビュー第6回：けいこ先生

高校生向け英会話が得意な講師にインタビューしました！
第6回はけいこ先生にお話を聞きました。

Q1.高校生に英語を教える上で、特に意識していることは何ですか？

特別に「高校生だから」と態度を変えることはありませんが、生徒さん一人ひとりが安心して、そして楽しく学べるよう、日本語でのサポートも交えながらレッスンを進めることを大切にしています。
私自身、某外国語大学の合格経験があり、TOEFLを独学してオーストラリアの大学に進学したことから、試験対策や受験英語の指導も可能です。
ですが、レッスンでは「会話ができる」と自信を持てるようになるための実践的な英語を重視しています。
SNSの投稿や動画など、現代的で身近な題材を使って、「実際にこういう場面で使われている」という文脈の中で英語に触れることを意識しています。そうすることで、英語が「勉強」ではなく「使えるもの」だと感じてもらえるよう努めています。

Q2.高校生向けのレッスンは、どんなレッスンをしていますか？

特に高校生だからと内容を決めることはありませんが、年齢によって関心やリクエストの傾向があるので、それに合わせてレッスンをカスタマイズしています。
たとえば、SNSで見かけた動画の英語を理解したい、洋楽の歌詞を知りたいというリクエストがあった際には、好きな曲をいくつかリストアップしてもらい、それをもとにレッスン用のテキストを作成しています。
自分の「好き」や「知りたい」が学びに直結すると、モチベーションも上がるかと思います。そういった関心を大切にしながら、実際に使われている自然な英語に触れるレッスンを行っています。

Q3.高校生の生徒さんからいただくリクエストのなかで、「こんな希望が多い」というものを教えてください。

今のところ、たくさんの高校生にレッスンしているわけではありませんが、関心のあるテーマには共通点があると感じます。
やはり、ポップカルチャーや音楽、SNSなど「今」の話題に触れたいという声が多いです。洋楽の歌詞の意味を知りたい、YouTubeやTikTokの英語を理解したいといったリクエストがあり、そういった素材をもとにレッスンを準備することもあります。
日常の中で英語に触れる機会が増えているからこそ、「使える英語」「わかると楽しい英語」へのニーズを感じます。

Q4.高校生を指導された中で、「志望校に合格できた」などのエピソードがあれば、ぜひお聞かせください。

今のところ、志望校合格やスコアアップといった具体的な成果のエピソードはありません。
ただ、SNSの動画を使ったリスニング練習では、ネイティブのスピードで話す英語が少しずつ聞き取れるようになり、「分かった！」という嬉しそうな表情を見せてくれた生徒さんがいました。
表現の意味や発音の仕組み、文化的な背景などを一緒に学ぶことで、リアルな英語のインプットにつながり、自信にもつながっていると感じます。

Q5.高校生のうちに英語力を伸ばせると、将来どんな可能性が広がると思いますか？

英語はいまや、国や地域を越えて使われる“Lingua Franca（共通語）”です。少しでも話せることで、旅行や情報収集はもちろん、人とのつながりの幅も大きく広がります。
将来、国際的な場に立ったときに、英語が使えると視野や人生の選択肢がぐんと広がる。そういった意味で、英語は単なる教科ではなく、自分の世界を広げるツールです。
受験や検定ももちろん大切ですが、私のレッスンでは「伝える力」を育てることを大事にしています。自分の考えや気持ちを英語で表現できるようになることが、きっとその先の可能性につながると思っています。

Q6.先生自身は、学生時代に英語で苦労した経験はありますか？ある場合は、どうやって乗り越えたか教えてください。

もともと一人で問題集に取り組んだり本を読んだりするのが好きだったので、英語の勉強自体はコツコツと続けることができ、特に苦手意識はありませんでした。英語の小説を読むのも楽しみの一つでした。
ただ一つ、英会話だけは「もっと話す機会があればいいのに」と感じていました。中学・高校時代にもALTの先生はいましたが、英語オンリーで日本語は一切通じず（話さない方針だったのか、話せなかったのか…）、挑戦してみてもなかなか思うようにいかず、ハードルが高かったです。
だからこそ今、ワールドトークでは、当時の自分のように「話してみたいけど難しい」と感じている日本人学習者のサポートをしたいと思って講師をしています。英語が「怖い」から「伝わるって楽しい！」に変わる、そんなきっかけを提供できたら嬉しいです。