すきま英語

GW期間に映画でゆるゆる英語!今回は【ラッシュアワー】だ!!

Hi there! みなさんこんにちは!

連日の疲れが溜まっている時は、洋画を観ながらゆるゆるリラックスでついでに英語も楽しく学ぶってのはいかがでしょうか!(●´ω`●)

今回紹介するのは”Rush Hour” (ラッシュアワー)シリーズです😄懐かしい~!!大分昔の洋画ですが、結構単純なストーリーのアクションコメディなので頭を使わずおやつ片手に楽しめます。

時代背景は1997年、香港返還前夜。総領事ハンの娘がアメリカLAで誘拐され、ハンは香港から絶大の信頼を寄せるジャッキー・チェン演じるリー警部補を捜査に加えますが、FBAはリーを部外者扱いし、出来るだけ捜査から遠ざけようとします。

そこでFBAは、当時評判が最悪だったLA警察の中でも最強トラブルメーカーである、クリス・タッカー演じるカーター刑事にリー警部補の子守を命じますが…

カーターの適当さに呆れたリーは隙を突いて逃亡し、総領事の娘の捜査に単独で挑もうとします。初めは喧嘩ばかりしていたカーターとリーですが、事は一刻を争う事態だと知り、次第にFBIよりも先にさらわれた娘を助け出すべく協力を始め…さて、どうなることやら。

まずは、何も考えずに音声英語で日本語字幕付けて観てみると良いでしょう。それか、疲れ切っていたら、この映画に関しては日本語吹替から観ても構いません。👈なぜか?

私は普段、リアルな音声を楽しむのが好きなので断然字幕派ですが、この映画に関しては、吹替声優陣がオリジナルの世界観をほぼ完ぺきに日本語にトランスフォームしているからです。

吹替はただ英語を日本語に瞬間英作文していけばよいのではなく、キャラの雰囲気や、言語ごとのことわざ等を如何に多言語に落とし込むか、そして、如何に翻訳者のエゴを入れずにトランスフォームさせるかが命です。

自然に吹替版を楽しめた場合、それは他人が吹き替えているという事実が脳内から一瞬吹き飛ぶほど自然だということですから、その辺りを味わいながら吹替え版から入っていき、余力があれば別日に英語字幕オリジナル音声でも良いでしょう。

また、俳優陣にも注目です。

Z世代の皆さんが生まれるか生まれないか位の頃、ジャッキー・チェンという香港出身のアジア系俳優がものすごく人気を博していました。彼の母国語は中国語。その人が出ている映画です。出身地を検索すると『イギリス領香港』と出てきます。返還前だったからですね🤔

彼はノンネイティブですからもちろん英語を話す際にアクセントがあります。それでも、演技など多方面で実力を示せばチャンスが開けるという、彼はその生き証人でもある訳ですね。これは、英語学習者の私たちからすると、妙に完璧主義なところがある日本人にとっては特に、自信が湧いてくる要素になりうるはずです。

アクセントそのものや発音の出来不出来だけが英語学習者の人生の全てを左右するのではないのです。それに、ジャッキーチェンの英語の発音、すごく聴き取りやすいですよ。

そしてトラブルメーカーのカーター刑事を演じたネイティブ俳優クリス・タッカーは、俳優でもありますがコメディアンでもあります。

黒人の方ですが、いわゆる黒人さんの持つ独特なこもった感じの発音ではなく、かなり単語レベルでは聴き取りやすいのではないでしょうか。

そして、余裕があれば、時代背景や彼らの繰り出す【今言ったりやったりしたら速攻アウト】な言動にも注目です。

ジャッキー・チェンはアジア系ですね。そのアジア人男性に対して、クリス演じるカーターの差別用語がすごいのです。

やれ身長が低いだのなんだの、ビックリするようなことを終始まくし立てます。

ここで、念のため言っておきますが、私はもちろん差別主義者ではありません。ただ、なぜこの話をわざわざここに書いているかというと、

【映画は時として当時の社会がどの程度までを許容範囲としていたか】を知るための貴重な歴史的資料になるからです。その点において非常に興味深いからです。

今アジア人に同じような事を言う人がいれば即座に袋叩きにされてしまうことでしょう。しかしながら、そういったエグいジョークがまだまだ公に認められていた時代だったということなのです。

また、主役も一応クリス・タッカーということになっています。ジャッキーの活躍もすごいのですがね🧐この辺にも深い闇がありますね。

この黒人俳優が主役で、アジア人俳優をめっためたにディスるという構造も、掘り下げて考えると当時の歪んだレイシズムが浮かびあがります。

黒人さんも、言ってしまえば白人さんに差別される側ですね。差別は絶対によくないことですし、世の中はそれを改善しようと常に動いています。また、白人全員が差別思想を持っているわけでも決してありません。

差別はダメですけれども、それでもまだまだ差別は存在するのが現実です。人類の課題のひとつです。

私もカナダで『これが差別ってやつね』という出来事に遭遇しています。

ですから、被差別人種同士で強烈なジョークを言わせている構図なのです。どちらかというと、白人に差別される黒人が、その両方から差別されるアジア人にディスりを入れている辺り…もし白人俳優がアジア人にやったら当時もブーイングはあったでしょうけれども、

【被差別の黒人が被差別のアジア人に対してやるんだから、いいよね?】

という謎の暗黙の了解が時代背景にあった点も頭の片隅にいれておくと、また別の観点から映画を眺めることが出来るはずです。

何はともあれ、単純でただただ笑える要素がたくさん詰まった映画です。エンディングに”blooper reels” (NG集)も入っていますよ(●´ω`●)

ぜひとも娯楽で普段の疲れを癒してくださいね😄その際に、ゆるーい気持ちで字幕や吹替の舞台裏や、時代背景にも想いを馳せて語学を味わってもらえたら、すごく嬉しいです😊

\英語学習を始めたいと感じた方へ/

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Mio
ワールドトーク英会話講師。生け花とオカルトが大好き。 水木しげる先生を崇拝。こどもと動物にすごく好かれます。 特にカメがほぼ全部、後追いしてきます(●´ω`●) そう遠くない未来に、宇宙の始まりを人類が最先端の科学で解き明かす日を夢見る量子力学大好き人間 (○´ω`○)崇高な科学者ホーキング、アインシュタイン、南部陽一郎氏に、日本の茶の間の片隅から、敬礼!!!(`・ω・´)ゝ 人と人を結ぶコミュニケーションはもちろん、宇宙のいっさいを解き明かすにも【言語】が不可欠です。語学はあなたを果てしない探求の旅へと導きます ... +゚*。:゚+(人*´∀`) 【英語は才能ではなく場数です。】言い切ります。 わたしのような要領の悪い人間でも伸びましたから、あなたなら絶対に大丈夫です(*´ω`*)  英検1級受験者歓迎!

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