中学校の教科書について
2025年度、学校の教科書が改訂されました。今回の改訂は2021年度の大改訂に比べると小規模といわれていますが、今の中学生がどのように英語を学んでいるのか、気になりますよね。
教科書を見ると、今の中学生に求められる英語力のレベルがよくわかります。私のような講師にとっても、教科書から学ぶことはたくさんあります。
書店で中学校3年間分の教科書(New Horizon)をゲット! カフェに飛び込んで、さっそく調査開始♪
中1の教科書はどんな感じ?
まず、中1の教科書を開いてみましょう。
小学校からの学びがスムーズに中学校へつながるよう、よく設計されています。
すでに慣れ親しんでいる “Are you … ?” “Do you … ?” “Can you … ?” といった疑問文を使った日常会話を通じて、文法の整理が行われます。
小学校で英語をしっかり聞いて真似してきた子どもたちにとっては、それほど難しく感じないでしょう。
フォニックスについてはどうでしょうか?
「フォニックス」は英語の文字(つづり)と音の関係をルール化したものです。
教科書にも5回に分けて学習ページが設けられていて、「音」に注目した指導が行われています。
十分とは言えませんが、こうした取り組みがあるのは良いですね。
実際にどれだけ時間をかけて指導できるかは、先生次第かもしれません。
疑問詞(who/what/why/when/where/how/which)も、Unit 3で一気に登場!
とはいえ、子どもたちは小学校でこれらをすでに学習しています。
中学校では、それを「知っている」だけでなく、自分で使えるようにしていきます。
本文の内容からは、「コミュニケーションを重視している」ことが伝わってきます。
🌞 Junko N.のレッスンでは…
QA-50/QA-100/QA-200で、レベル別にQuestion & Answerの力を鍛えます。
様々なアクティビティを通じてトレーニングするので、総合的なコミュニケーション力が身につきます。
音声活動を重視
先ほどのフォニックスのほかにも、音読のコツについてのコーナーがあります。
意味のかたまりごとにスラッシュを入れること、リピーティングやシャドウィングなどの練習方法が紹介されています。
これはとても大切!
ただ、「授業ではやっていない」という生徒もいるので、私の英会話レッスンでは重点的に指導しています。
この点については、以下のブログでも少しご紹介しています。 https://www.worldtalk.jp/blog/2024eiken_junkon/
ちなみに、教科書のQRコードは活用していますか?
ここから音声を聴くことができますよ。
毎日QRコードを読み込んで、音読練習をしましょう!
発信活動が充実
中1では、自己紹介や友達を紹介するスピーチに挑戦します。
英文ライティングの基本である「導入・本文・まとめ」の3段構成にも親しみます。
中2になると、3段構成はさらに本格的になり、和食やご当地グルメ、学校生活について書いて発表する機会が増えます。
クラスでアンケート調査を行い、その結果をグループでプレゼンテーションすることも。
中3では、社会的なテーマの読み物が一気に増えます。
グローバルな課題について自分の考えをまとめたり、グループで発表したりします。
「これ、本当に中学校の教科書?」と思う方もいるかもしれません。
思考のレベルが高まる分、日頃から「考える力」が求められます。
ペアでのディスカッションはもちろん、最終的にはミニ・ディベート(討論)の方法も紹介されています。
実際には受験期に向けて、ここまで扱えない学校もあるかもしれませんが、ここまでできるのが中学生英語なのです。
🌞 Junko N.のレッスンでは…
TAGAKI®でライティング&スピーチの力を育てます。
トピックは各レベル30種類!
内容も多彩で、思考力を鍛えると同時に、使える表現がまるごと身につきます。
手前みそですが、これまで行ってきたレッスンに、今ようやく学校の授業が追いついてきていると実感しています。
追い抜かれることはないと思いますが、私も英語を教える立場として、日々小さな努力を重ねています。
「英語が得意になりたい」「英語でもっと発信できるようになりたい」 そんな中学生の皆さん、お待ちしています!

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