花の香りに癒されたり、アロマの香りでリラックスしたり、パン屋さんの前を通ってお腹がすいてしまったり…。
「いい香り〜!」と思ったとき、英語でどんな表現ができるか知っていますか?
前回は「気になる臭い」にフォーカスしましたが、今回はその逆、思わず深呼吸したくなるような“心地よい香り”を英語で表現してみましょう!
花や植物の香り編
① fragrant
日本でも fragrant (フレグラント)と柔軟剤のコマーシャルで聞いたことがあるのでは?
意味は「芳しい・香り高い」になります。
The garden was full of fragrant roses.
庭には香り高いバラが咲き誇っていた。
② floral
こちらも柔軟剤のコマーシャルでなじみのある、floral(フローラル)は「花の香りの」という意味です。ちなみに、flora はラテン語で「花」です。
I love this floral scent — it’s light and elegant.
私はこの花の香りが大好きです。軽やかで上品なの。
アロマや香水の香り編
① soothing
soothing (スーズィング)は形容詞で「癒されるような、甘美な」香りを表現できます。
The lavender oil has a soothing aroma.
ラベンダーオイルは癒される香りがする。
動詞の soothe は、「(優しく)なだめる」や「(苦痛を)やわらげる」で使うことができます。
② aromatic
マッサージなど日本でも一般的な会話の中で使われるアロマ(aroma)に tic を足した語彙が aromatic (アロマティック)。特に植物やスパイスについて「香り高い」という意味です。
The room was filled with aromatic herbs.
部屋は香り高いハーブで満たされていた。
③ subtle
subtle (サトー)は「ほのかな・控えめな香り」です。スペルにはbがありますが、bを発音しないでくださいね。
She wore a perfume with a subtle vanilla note.
彼女はほのかにバニラの香る香水をつけていた。
食べ物の香り編
① buttery
バター(butter)に y を加えた、buttery (バタリー)には「バターのような」という意味です。
例えば、アメリカで映画館に入ったら、よくポップコーンのバターの匂いで充満しています。そんなときは、It smells buttery here. なんていうことができます。
そういえば、日本の映画館ではキャラメル味のポップコーンが主流ですね。
This croissant has a warm, buttery smell.
このクロワッサンは温かくて、バターのいい香りがする。
② mouthwatering
mouthwatering(マウスウォータリング)ってどんな意味だと思いますか?
口の中にヨダレが…。そう、「よだれが出るほどおいしそう」や「食欲をそそる」という意味。ただし、この語彙自体には香りについて述べていません。
The mouthwatering smell of fresh bread filled the shop.
焼きたてのパンのよだれが出るほど美味しそうな香りが店中に充満していた。
この例のように、mouthwatering smell で表現してみましょう。
最後に
いかがでしたか?
今回は食べ物の香り編から語彙を2つ紹介しました。次回はさらに食べ物の香りの英語表現を深掘りしていこうと思いますので、お楽しみに!

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