これまで「香り」「スイーツ」「ドリンク」と秋を感じる英語表現を見てきました。最後は、秋の食卓そのものにフォーカス!シチューやロースト、グリル料理など、心も体も温めてくれる「秋の料理」を表す英語を紹介します。
日本語では一言で表せないニュアンスを、ぜひ味わってみてください。
Hearty
「心からの、親切な」という意味がある、hearty (ハーティー)は食べ物について述べるときにも別の意味で使うことができます。ちなみに「ボリュームがあって満足感のある」というイメージです。
The beef stew was hearty and comforting on a chilly evening.
そのビーフシチューは肌寒い夜にぴったりで、食べ応えがあり心まで温まった。
We enjoyed a hearty breakfast before going hiking.
ハイキングに行く前に、ボリュームたっぷりの朝食を楽しんだ。
Savory
以前にも味覚シリーズで紹介した、savory (セイボリー)は日本で一言で言い表すのが難しいのですが「塩気や旨みのある」というような味のことです。甘い食べ物には使わないのがポイント。
The savory pie was filled with mushrooms and herbs.
その塩気のあるパイには、きのことハーブが詰まっていた。
例えばクレープ屋さんでいちごやバナナがのった甘いクレープもあれば、ツナやハムがのったおかず系のクレープもありますよね。おかず系のクレープのことを savory crepe と呼ぶことができます。
I prefer savory snacks like crackers over sweet ones.
甘いものより、クラッカーのような塩気のあるスナックが好きです。
Smoky
最後は日本でもなじみが少しある、smoky (スモーキー)です。「燻製のような香りや風味のある」という意味。
The grilled chicken had a rich, smoky flavor.
グリルチキンは香ばしく、燻製のような深い風味があった。
The smoky aroma of the barbecue filled the backyard.
バーベキューの煙の香りが裏庭いっぱいに広がった。
例文ではチキンやバーベキューが登場しましたが、お肉以外にも smoky を使っても不自然ではありません。例えば、ほうじ茶や玄米茶なんて香ばしい味がしますよね。ぜひ、日本のお茶について紹介するときも smoky で表現してみてください。
最後に
どれも秋の食卓にぴったりの英語表現を紹介しました。これで秋シリーズはひと区切り。
ですが、季節が変わればまた新しい表現が生まれます。これからも英語で味わう季節の楽しみを、一緒に見つけていきましょう!次回もお楽しみに。

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