外国人講師 vs 日本人講師｜小学生のオンライン英会話はどっちが合う？

「オンライン英会話を始めてみたいけど、外国人講師と日本人講師、どちらがいいの？」

小学生の英語学習にオンライン英会話を検討している保護者の方にとって、講師の選び方は大きな悩みの一つです。
特に初めての英語学習であれば、「いきなり英語オンリーの環境で大丈夫？」「外国人の先生と意思疎通できる？」と不安に感じることもあるでしょう。

本記事では、保護者の皆様が感じやすい疑問や不安を整理し、それぞれの講師タイプの特徴や向いている子どものタイプを比較・解説していきます。

読み終えるころには、「わが子にはどちらの講師が合っているのか」が見えてくるはずです。
そして、無料体験レッスンなど次の一歩に踏み出す判断材料として、安心してオンライン英会話を選べるようになることを目指します。

小学生にオンライン英会話を始めさせたい保護者の不安

1. 「英語がまったく話せないのに、外国人講師で大丈夫？」

小学生、とくに低学年の子どもにとって、初対面の大人と英語だけで話すのはハードルが高いものです。
保護者の方からよく聞かれる声として、

「英語がわからないから、子どもが黙ってしまいそう」
「レッスン中に子どもが混乱しないか心配」
「日本語が通じないと、質問もできずに終わってしまいそう」

といった意見があります。

2. 「日本人講師だとネイティブ発音が学べないのでは？」

一方で、外国人講師を選ばない場合、「発音が本格的じゃないのでは？」「英語力に限界があるのでは？」と日本人講師に対して不安を感じる方も多くいます。

「日本人の発音で大丈夫？」
「ネイティブと話す経験も必要じゃない？」
「将来的に英検や中学受験を考えるなら、どっちが効果的？」

といった中長期的な視点からの疑問も見逃せません。

3. 「子どもの性格に合う講師って、どう選べばいい？」

たとえば、

人見知りで引っ込み思案なタイプ
好奇心旺盛で新しいことが大好きなタイプ
一つひとつ丁寧に理解したい慎重派

同じ年齢の子どもでも、性格や英語に対するモチベーションは大きく異なります。
そのため、万人に共通する「正解」はなく、「わが子にとっての最適」を見つけることが大切です。

4. 「講師の質ってどう見分ければいい？」

オンライン英会話スクールの講師紹介ページには、資格や経歴などが書かれていますが、

「英語が上手なだけじゃなく、子どもに教えるのが得意な先生がいい」
「テンポが合う、相性のよい先生を見つけたい」
「英検など目的に合った指導ができるか知りたい」

と、より実践的な視点で講師を見たいという保護者の声も多くあります。

外国人講師と日本人講師、どっちが小学生に合っている？

1. 外国人講師のメリット・デメリット

外国人講師の一番の魅力は、ネイティブに近い発音や自然な表現に直接触れられることです。
小学生は音をそのまま吸収できる時期なので、耳を育てるには理想的な環境です。
また、異文化との交流を通して、英語を「使う言語」として実感し、国際感覚も養われます。

ただし、英語のみのレッスンは、初心者にとっては難しさを感じることも。
言葉が通じない不安から、自信を失ってしまうお子さんもいます。
また、保護者が講師と相談したい時に、日本語が通じない点は少し不便です。

外国人講師は、ある程度英語に慣れたお子さんや、英語を積極的に使いたいお子さん向きと言えるでしょう。

2. 日本人講師のメリット・デメリット

日本人講師の最大の強みは、日本語でのフォローが可能なことです。
英語の意味や使い方を日本語でわかりやすく説明してくれるため、初心者の子どもでも安心して学べます。

さらに、英検対策や学校の授業フォローにも対応しやすく、教育の背景を理解してくれる点も大きなメリットです。

一方で、発音や表現の「ネイティブらしさ」には差が出る場合もありますが、海外経験や発音トレーニングに力を入れている講師も増えており、大きなデメリットにはなりにくくなっています。

英語が初めての子や、基礎から丁寧に学びたいご家庭には、日本人講師が特におすすめです。

3. 講師タイプ別の比較表

観点	外国人講師	日本人講師
発音	ネイティブ、自然な発音	日本語訛りの可能性も
指導言語	英語中心	日本語と英語を使い分け
初心者対応	英語慣れが必要	丁寧な説明が可能
英検・受験対策	対応できるが限定的な場合も	日本の教育に即した指導が可能
子どもの安心感	慣れるまでハードルあり	不安を感じにくい
費用感	外国人講師の方がやや高額な傾向	比較的リーズナブル

4. 子どもの英語学習の段階に応じた選び方

英語初心者（小学校低学年）

→ 日本人講師が安心感・理解度ともに高く、おすすめです。
最初の1年は「英語って楽しい！」という気持ちを育てることが大切。
日本語で補足しながら進められる日本人講師のレッスンは、学習の継続にもつながります。

英語に少し慣れてきた（小学校中学年〜）

→ 外国人講師でリスニング力・会話力を伸ばす段階へ。
この時期は耳の柔軟性が高く、ネイティブの音をそのまま吸収しやすい時期。
日本人講師で基礎を固めた後、外国人講師にシフトするのも効果的です。

英検や中学受験を視野に入れた学習

→ 英検対応に強い日本人講師が頼りに。
語彙・文法・ライティングなど、日本語での解説が重要になる場面では、試験対策に長けた日本人講師の方が安心です。

5. 併用・切り替えという選択肢も

1つの講師タイプにこだわる必要はありません。最近では「日本人講師で文法を学びつつ、外国人講師で会話練習」というスタイルが人気です。
スクールによっては、講師の切り替えが柔軟にできるため、子どもの成長段階に合わせて使い分けることもできます。

よくある質問

オンライン英会話の講師選びに関して、保護者の方からよくいただく疑問をQ&A形式でまとめました。
講師の選び方や、学習効果・継続のコツなど、不安や疑問に先回りしてお答えします。

Q1. 小学生にオンライン英会話は効果がありますか？

はい、効果は十分にあります。
特に小学生は音や言語の習得に柔軟な時期であり、正しい発音や英語耳を育てる絶好のタイミングです。
継続することで、聞く・話す力が自然と身につき、英語への抵抗感がなくなります。
大切なのは、「楽しみながら続けること」。
そのためにも、お子さんに合った講師選びが重要です。

Q2. 外国人講師と日本人講師、どちらが初心者向きですか？

初心者の小学生には日本人講師がおすすめです。
わからないところを日本語でフォローしてもらえるため、安心して学習に取り組めます。
外国人講師は、ある程度英語に慣れてから、ステップアップの選択肢として取り入れると効果的です。

Q3. 日本人講師だと発音はネイティブ並みに身につかないのでは？

確かに、外国人講師に比べると「ネイティブの発音」に触れる機会は少なくなるかもしれません。
しかし、ワールドトークのように発音指導やフォニックスに力を入れている日本人講師も多く、正しい音の習得は十分に可能です。
さらに、段階を踏んで外国人講師に切り替えることで、自然な英語のバランスを取ることもできます。