Hi there!! ベトナム在住講師Megです。
『翻訳機』の発達によって英語学習の必要性はなくなってしまうのでしょうか?ベトナムでの面白エピソードも交えてお話していきたいと思います。
海外在住で『翻訳機』はどの程度活躍するの?
英語講師というお仕事をさせて頂いている位なので英語圏で言葉の壁に困ることはほとんどありませんが、ベトナムに住むとなると話は全く変わってきます。
以前ブログでもお話しましたが、ベトナム人の母国語はベトナム語であり英語が伝わらないことも多々あります(個人的印象は英語が通じる率は日本と同じ位)
ベトナム語初級者の私がベトナムで暮らす上でどの程度『翻訳機』が活躍しているのか?をお話することによって、英語学習初心者が英語圏で過ごす上での『翻訳機』の実用性が見えてくるのと思います。
知識ゼロの時代
渡越時は全くベトナム語が分からなかったのですべては翻訳機頼みでした。ちなみに私が使っているのは「無料のGoogle翻訳アプリ」です。
お店の商品が何か判別するにも、自分の言いたいことを相手に伝えるのも、相手が言うことを理解するにも毎回翻訳機を使用していました。生活できなくはないですがとにかくストレスが多かったですね…スーパーでの買い物一つもものすごく時間がかかっていました。
初級者時代
1年半が経った現在は片言ながらベトナム語も分かるようになってきました。それなりに勉強してはいますがなかなか初級者レベルを越えられない…その理由は明確で圧倒的に日本人と接する時間が長いから。語学学習者としては駄目な例ですが、語学研修で渡越したわけではないのでこればかりは仕方ありません。簡単な文章ならListening/Speaking/Reading/Writingできますがレベルで言うと英検5級より少し下あたりでしょうか。
普段のルーティン作業(買い物したり、ご飯をオーダーしたり)では基本的に翻訳機は使わなくなりました。少し長い文章で且つ正確さが求められる場合には『翻訳機』がまだ登場します。
『翻訳機』があれば言語学習は要らないのか?
結論から言うと…
『翻訳機』が発達しても言語学習は必要
距離感が違う
『翻訳機』がどんどん発達して正確さも増したとしても現地人との心の距離感は離れたままだと思います。片言の私のベトナム語でさえ「ベトナム語上手だね!」と嬉しそうに話しかけてくれる現地の方々の様子を見ると現地の言葉を学習しようとする姿勢の大切さをヒシヒシと感じます。
求められるのは『翻訳機』の間違いに気付ける力
お仕事等で翻訳機を使ったことがある方は感じることがあるかもしれませんが、確かに『翻訳機』はかなり万能ですが自分の言いたいニュアンスまでくみ取ってくれない場合もあります。『翻訳機』の力を借りる事は決して悪い事ではありません。例えば一度『翻訳機』で資料を翻訳して、それに訂正をかけた方が格段に仕事は速いですよね。『翻訳機』の言葉を自分の言葉に訂正する力がこれからの時代に必要なのだと思います。
また『翻訳機』は時にビックリするような間違いも起こします。以下の画像は以前ベトナムの伝統衣装であるアオザイをお仕立て屋さんにお直しに出した際の店員さんとのやり取りです。日本人への親切心で店員さんは翻訳機にかけて日本語で返信してくれるのですが、さすがに以下のメッセージが来た時は爆笑してしまいました(笑)

明らかにこれはおかしい!という『翻訳機』の間違いに気が付ける能力も今後必要となる能力になるのではと感じています。
その他の人気記事も合わせてお楽しみください♪

\ ワールドトークでMeg先生のレッスンを受けられます! /