世界にあふれる『訛りのある英語』
Hi there!! ベトナム在住講師Megです。
そもそも『訛りのある英語』とは何?ということから考えていきましょう。
「ネイティブ」言えどもアメリカ英語、イギリス英語等それぞれの「訛り」があるわけで、そう考えれば世の中の英語は全て訛っていると言えます。
ただ今回は「英語以外の言語を母国語とする国」の「訛り」に限定してお話を進めたいと思います。
『訛り』の正体は?なぜ聞き取れないの?
『訛り』の正体はズバリ
母国語の名残
日本語訛りの特徴はどんな単語にも「最後に母音(a,i,u,e,o)」が入りがちな事。
それは日本語は必ず音節の最後に母音を含む言語だからですよね。
例:サラダsarada, トマトtomato
つまり、その国の母国語の特徴を理解できればある程度訛りの予測が出来るようになるわけです。
聞き取れないと噂の『ベトナム訛り』英語の特徴
①”tr”は”ch”の音に変わる
元々ベトナム語で”tr”は英語でいう”ch”の音となります。その名残ですね。
- tree → チュイ
- train → チュエイン
- translate → チュランスレイッ
②末尾の音は発音されない
この点で言うと、英語ネイティブからするとベトナム語訛りの英語より日本語訛りの英語の方が聞き取りずらいのだと思います。なぜなら日本語訛りは全て要らぬ母音がくっついてくるので、、、英語もベトナム語も子音で終わる単語が多いという同じ特徴を持ちます。
- big → ビッ
- Facebook → フェイブッ
- Starbucks → スターバッ
③長い単語は苦手
日本語は一単語の中に多くの音節があります。
例えば「桜」=sa ku ra の三音節。
ところがベトナム語は基本的に一単語一音節となります。
一番文字数の多いベトナム単語は”nghiêng[ンギェン]:斜めに傾く”ですがそれでも音節は一つです。よって、長い単語とりわけ音節の多い単語は苦手な傾向があります。
“university”は u ni ver si tyの五音節!!
「ウニベシテッ」と言われた時は初め何のことだか分かりませんでした。
もう一つ!音節が多くてベトナム人が苦手なもの!それは『日本人の名前』です。
ベトナム在住歴が長い友人のお話です。彼女はレストランの予約を電話でしたのですが、名前「ワタナベ(仮名)」が何度言っても伝わらなかったそうです。そこで彼女は機転を利かせて「ホンダ!!ホンダでお願いします」と言ったら一発で伝わっかとか(笑)どういうことだか分かりますか?
Hondaのバイクはベトナムで多くの人が乗っているので同じ日本語名でも伝わりやすいという訳です。さすが在住歴の長い方の生きる知恵ですね。
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