すきま英語

直前2週間の過ごし方と“当日チェックリスト”—600点へ最後の仕上げ

はじめに
ここからは「伸ばす」より「安定させる」期間です。新しいことを増やさず、得点源を固め、当日の動きを体に入れます。合言葉は「同じ型で回す」「一点集中で整える」「体調最優先」。

1) 直前2週間ロードマップ(平日30分/休日60〜90分)

  • 方針
  • 新規範囲を増やさない:既習の型を反復、タグ復習ループ(第21回)を継続
  • 本番シミュレーションを2回だけ入れる(75分×2)
  • 得点源の固定:Part1・2、Part5品詞、Part6文挿入、Part7設問先行
  • 1週目(固める週)
    平日(各30分)
    1) ウォームアップ5分:数字ドリル(teen/ty 30秒)+Part2タイプ即判定×6問
    2) メイン18分:日替わり
    • 月水金:Part1(進行・受動・前置)本番10問→誤答タグ1つ
    • 火木:Part5(品詞8〜12問)20秒運用→タグ1つ
      3) 仕上げ7分:Part6文挿入×3問(逆接/因果/参照から1テーマ集中)
      休日(60〜90分)
  • 60分ハーフ模試(P5→P6→P7の一部、Part1・2は別枠で翌日)
  • 15分:タグ集計→最多タグ1つを翌週の重点に
  • 2週目(整える週
    平日(各30分)
    1) ウォームアップ5分:30秒シャドーイング+Part5×4問(品詞だけ)
    2) メイン18分:Part2スプリント(12問/エコー除外+最短返事) or Part7シングル×1セット(設問先行→根拠線)
    3) 仕上げ7分:Part6文挿入×3問(前週の最多タグテーマ)
    休日(60〜90分)
  • 75分通し(P5 10分→P6 15分→P7 45分→見直し5)
  • 15分:復習テンプレ(誤答タグ→一点ドリル→KPI記録)

やらないことリスト

  • 新しい参考書を開く
  • 難語・多義語の深追い
  • Part3・4の大量新規(今は維持で十分)

2) 得点源の最終仕上げメニュー(テンプレ)

  • Part1(毎日8〜10分)
    1) 写真1枚→進行1・受動1・前置2を口出し
    2) 本番5問→根拠(進/受/前)タグ
    3) 誤答の“正解→ウソ”を各3回音読(on/above、next to/near など対比)
  • Part2(毎日8〜10分)
    1) タイプ即判定×8問(0.5秒)→3秒で即決
    2) エコー除外練:自分の最短返事→一致探し
    3) 依頼の三択テンプレ(承諾/保留/代案)を声出し
  • Part5(20秒処理・5〜10分)
    1) 品詞スプリント×8問(合図:冠詞/前置/助動詞/be/have)
    2) 語法1問だけ(because vs because of 等)
  • Part6(文挿入・5〜8分)
    1) 合図語だけを見る→2択→指示語・時制で確定×3問
  • Part7(10分)
    1) シングル×1セット:設問先行→根拠線→極端語除外
    2) 言い換え1組カード化(revise=modify、confirm=verify)

3) 前日までの準備(チェックリスト)

  • タイムテーブルを紙に:P5 10分(20秒/問)→P6 15分→P7 45分→見直し5
  • 飛ばし基準3つを可視化:15秒超(P5)/文挿入2択不可(P6)/未知語2つ(P7)
  • 受験セット準備:受験票・身分証・腕時計(アナログ推奨)・鉛筆2〜3本・消しゴム・水
  • ルーティンを決定:
  • 開始60分前:ウォームアップ(下記)
  • マークずれ対策:5問ごとに合計欄確認
  • 就寝・食事:就寝は普段+30分早め/当日は炭水化物+タンパク質+水(カフェイン過多NG)

4) 当日のウォームアップ(計10分:会場到着後〜着席前)

  • 分1 口ならし:When/Where/How much/Do you/Could you ×3周
  • 分2〜5 数字ドリル:teen/tyコントラスト→ディクテ3文(数字だけ書く)
  • 分6〜8 Part1口出し:写真1枚→進行1・受動1・前置2(小声でOK)
  • 分9〜10 Part5品詞×4問(紙で目だけでも可:冠詞/前置/助動詞合図を確認)
    注意:新しい問題集は開かない。脳に「いつもの型」を思い出させるだけ。

5) 本番の動き方(再掲・最終版)

  • Part5(10分・20秒/問)
  • 合図で品詞→不一致消去→S–V一致→即決
  • 15秒超は飛ばし印→必ずマークして前進
  • Part6(15分)
  • 文挿入:前後1文→逆接/因果/参照→2択→指示語・時制で確定
  • 語句:品詞→語法(due to/in addition to/that節)
  • ハマりは末尾へ
  • Part7(45分)
  • 設問先行→人名/日付/数字/見出しに丸→本文は役割読み
  • 数字・固有名詞の単発回収を優先、推論は2択で止める
  • 見直し(5分)
  • 未塗り→Part6の2択→Part5の前置・一致を1〜2問

6) 緊張対策・集中の保ち方

  • 呼吸法(4-4-8):4秒吸う→4秒止める→8秒吐く×3セット(心拍を落とす)
  • 失敗リセット合言葉:「次の1問」。ミスを引きずらない
  • 視線リセット:各パート開始時に時計→深呼吸→最初の設問だけを見る

7) トラブル時の代替プラン

  • 聞き取りにくい席だった(リスニング時)
    →「単発数字」「合図語(please/will/need to)」に集中。Part2はタイプ即判定だけ死守
  • 時間が押した(リーディング時)
    →推論を2択で止め、数字・固有名詞設問に切替。最後の5分で戻る
  • マークずれ不安
    →5問ごとに合計欄を指差し確認(呟いてOK)

8) 直前2週間のQ&A

  • Q:新しい単語は覚えないの?
    A:原則NO。言い換えは“動詞コア×類語ネット(第19回)”を既習分で再確認
  • Q:模試は何回?
    A:合計2回で十分。1回目=1週目末、2回目=最終週末。復習はタグ付け15〜30分のみ
  • Q:伸びを実感できない…
    A:KPIを最小で記録(例:P2タイプ即判定10/12、P5平均解答8秒)。数字で自分を可視化

9) 当日チェックリスト(持ち出し用・短版)

  • ルーティン
  • 到着→トイレ→水ひと口→ウォームアップ10分
  • 開始時に時計セット(中間ゴール:T+10/T+25/T+55)
  • Part5=20秒/品詞→一致→即決/飛ばし印
  • Part6=合図語→2択→指示語・時制
  • Part7=設問先行→根拠線→極端語除外
  • 4-4-8呼吸×1
  • 「次の1問」
  • 受験票・身分証・腕時計・鉛筆×2・消しゴム・水

10) 最終日の過ごし方(前日)

  • 30分だけ軽く回す
  • Part2タイプ即判定×8問
  • Part5品詞×8問(目だけでも)
  • Part6文挿入×3問(逆接/因果いずれか)
  • 散歩10分→入浴→就寝(スマホは寝室外)
  • 食事は普段どおり+水分。新しい食品は避ける

まとめ
直前2週間は「型の再現性」を高める時間です。毎日30分のタグ復習ループと、週末の軽い通し練で“当日の自分”を仕上げましょう。当日は「Part5 20秒/Part6 15分/Part7 45分/見直し5」、そして「次の1問」。ここまで積み上げた型を、そのまま再現すれば大丈夫です。

次回は、受験後の“反省の残し方”と、次スコア(650〜700)へつなげるリスタート計画をご案内します。

ABOUT ME
マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!