すきま英語

月間チェック(ミニ模擬+到達度スコア化)で今の実力を見える化

はじめに
1カ月の練習の成果を数字で確認しましょう。短時間の「軽い模試」と、ミス原因をタグで見える化するだけで、次の1カ月の伸びが加速します。今日は、600点を目指す方向けに、簡単・再現性の高い月次チェック法をご提案します。

1) 月間チェックの目的(3つ)

  • 現在地の把握:得点源と落とし穴を数値で確認
  • 優先順位の決定:来月“何を捨て、何を伸ばすか”を固定
  • 再現性の確保:同じ型で測り、進歩を比較できるようにする

2) 軽い模試の設計(所要40〜50分)

  • リスニング:Part1×10問、Part2×25問、Part3×10問、Part4×10問(合計55問)
    ねらいはPart1&2の定着確認+Part3/4は現状把握のみ
  • リーディング:Part5×20問、Part6×8問、Part7シングル×8問(合計36問)
  • 合計:91問(負担を抑えつつ傾向を網羅)
  • ルール:本番同様に、戻らない・3秒即決・先読みは設問のみ

3) スコア換算の目安(ざっくり把握でOK)

  • L(55問中)35±=TOEIC換算で約300〜350
  • R(36問中)18±=約250〜300
  • 合計600に向けての目安:Lは40/55、Rは22/36を目標ラインに設定
    ※正確な換算は公式換算表が必要ですが、月次は“自分指標”で十分です

4) ミス原因タグ(書くだけで伸びる)

  • 語彙:名詞不足/動詞不明
  • 音(P1):進行/受動/前置
  • 音(P2):WH聞き逃し/タイプ誤判定/エコー
  • 数字:teen-ty/金額小数/部屋・階
  • 読解:設問先読み不足/根拠探し迷子/時間超過
  • 文法:品詞ミス/時制/前置詞/接続語
    各誤答に1〜2個タグを付け、最後に集計します

5) 実施手順(当日40〜50分の流れ)

  • 分0〜3 準備:タイマー、チェックシート、鉛筆2本
  • 分3〜23 リスニング(55問)一気通し
  • 分23〜25 小休止30秒→呼吸で耳リセット
  • 分25〜45 リーディング(36問)時間配分の型:P5(10分)→P6(5分)→P7(10分)
  • 分45〜50 即採点→タグ付け(間違いだけでOK)

6) 到達度スコア化(KPIで管理)

  • 判定A:目標超(L≥40、R≥22)→来月はPart2難問とP7の基礎拡張
  • 判定B:惜しい(L36〜39、R19〜21)→弱点トップタグ1つに集中(例:P2エコー、P1前置)
  • 判定C:要基礎(L≤35、R≤18)→語彙+P1進行/受動+P2タイプ判定を2週間強化

*KPIは「Key Performance Indicator」の略で、日本語では重要業績評価指標。目標達成度を測るための“数字で追える指標”です。進捗を客観的に見える化し、次の行動を決めやすくします。

KPI(毎月同じ項目を記録)

  • P1:受動の聞き分け率(being/has beenを根拠に正答した数/10)
  • P2:タイプ即判定率(0.5秒で判定できた体感/25)
  • 数字:単発数字正答(時刻・金額・部屋番号など合計/10)
  • P5:品詞問題の正答(名形副詞の判定/10)
  • P7:設問→根拠到達までの秒数(平均)

7) 復習テンプレ(15分で完了)

  • A 事実(2分):各パートの正答/誤答数、KPIを記入
  • B タグ集計(5分):最多タグTOP3を丸(例:P2エコー、teen-ty、P5品詞)
  • C 一点補強(8分):
    1) P1/P2は誤答の根拠語で「正解文→ウソ文」を各3回音読
    2) 数字は間違いパターンだけ10回コール(15/50、12:15/12:50等)
    3) P5は該当ルールを1枚のメモで再確認

8) 翌週からの行動計画(サンプル)

  • 弱点:P2エコー多発→1日10分の「口で最短返事→一致探し」ドリルを5日
  • 弱点:teen-ty→毎朝30秒の15/50コントラスト+数字だけディクテ3文
  • 弱点:P1前置→写真口出し(on/next to/in front of/behind)1枚3文×5日
  • 維持:P5品詞が安定→週2回だけ10問実施でキープ

9) チェックシート(コピペ用)

— Monthly Check —
日付:
L 正答/55:__(目標40) R 正答/36:__(目標22) 合計:__
KPI:P1受動__/10 P2判定__/25 数字__/10 P5品詞__/10 P7秒数__s
誤答タグTOP3:1)__ 2)__ 3)__
来月の一点集中:__(例:P2エコー撃退)
行動(平日):__分×__日(例:10分口出し→一致探し)
行動(週末):ミニ模試18問+復習テンプレ
今月の成功:__(例:数字の取りこぼしゼロ)
今月の課題:__(例:Yes/Noのみの選択が残る)

10) 小さなコツ(継続のために)

  • 同じ教材で3回計測してOK:型の定着が目的。満点近くで新規に切替
  • 記録は1枚に集約:見える化がモチベを支えます
  • 判定B/Cのときほど“1テーマだけ”に絞る:分散は伸びを止めます

まとめ
月間チェックは「短く測る→タグで言語化→一点集中で補強→同じ型で再計測」。このループを回すほど、学習がシンプルになり、点が積み上がります。
次回は、リーディングの土台作りとして「Part5 品詞問題の秒速判定(名・形・副・動)」をわかりやすく解説します。
毎月の記録を1枚、今日から始めましょう。

ABOUT ME
マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!