さて、今回はIf節以外の仮定法を3つ学んで、いよいよ仮定法のまとめの問題にトライしていただきます。
I wish + 仮定法:〜だったらなぁ
まずは「I wish」から始まる文章に仮定法がくっついて「SがVだったらなぁ〜」の形です。
現在の妄想でも、過去の妄想でも、始まりが I wishの一択なのでシンプルですね。
違いは、現在の妄想ならVを過去形、過去の妄想ならVを大過去にします。
①現在の願望 :I wish S V(過去) S が V すればいいなぁ
ex. I wish she were here.
彼女がここに(いま)いたらなぁ〜
②過去への願望 :I wish S had Vpp S が V していたらなぁ
ex. I wish he had been there.
彼がそこに(あのとき)いてくれてたらなぁ
as if + 仮定法:まるで〜のように
次は「as if」のとなりに仮定法がきて「まるで〜かのように」と、実際とは違う内容を仮定します。
①現在の「まるで」:S V 〈as if S V(過去) 〉
S は〈まるで S が V するかのように〉V する
ex. He talks as if he were my boy friend.
彼はまるで私の彼氏のような話ぶりをする
②過去の「まるで」:S V 〈as if S had Vpp 〉
S は〈まるで S が V したかのように〉V する
ex. She speaks as if she had seen everything.
彼女はまるで(過去)すべてを見ていたかのように話す
※as ifの作るカタマリの中だけ仮定法になることに注目
it is time + 仮定法:〜してもいい頃
最後はit is timeのとなりに仮定法がきて「もう〜してもいい頃」と、まだ〜していないことについて促します。
It is time S V(過去) :S は V してもいい頃だ
ex. It is time you went to bed.
そろそろ寝る時間だよ。
※現実はまだしてないけど早くしたほうがいいこと。現在の仮定だけで、過去の形はなし。
time の後ろに接続詞 that が省略されてる
では、最後に力試しにトライしてみましょう!
Exercise 2:日本語訳に最適な語を空欄に入れなさい
1. It is time we ( ) home. そろそろ家に帰る時間だ。
2. I wish I ( ) harder when young.
若いときにもっと一生懸命勉強してたらなぁ。
3. My daughter looked as if she ( ) a monster.
娘はまるで怪物を見たかのような顔つきだった
4. I wish he ( ) here. 彼がここにいてくれたらなぁ。
5. I feel as if I ( ) in a desert island.
私はまるで無人島にいるような気がする。
では答え合わせにいきますね。
1. went: 実際にはまだ起きていないことを仮定して過去形を使います。
2. had studied:若いときは過去の話ですね。ということで、過去の過去、大過去。
whenの隣のSV(I was )が省略されています。
3. had seen:見たかのような、という過去の仮定なのでこれも大過去。
4. were:今、現実と違うことを願っているので、過去。仮定法らしいwere (wasを使っても間違えではないし、最近はwasを使う人も多いです)
5. were:これも現在、現実とは違うことを妄想しているので、過去形。
Exercise 3. 次の日本語を英文にしなさい
1. もし今十分なお金があれば、その車を買うのだが。(
2. もし忙しくなければ、あなたと一緒に行くのですが。(
3. あのとき君が一緒にいてくれていたらなぁ。(
できましたか?
では、答え合わせにいきますよ。
1. If I had enough money, I would buy that car.
*今のことですから、If節は過去形、そしてそのペアは助動詞の過去形でしたね。
2. If I were not busy, I would go with you.
*これも今のことですね。なので過去形(were /was)で、メインは助動詞の過去形です。
3. I wish you had been with me then.
*この文は、単に「〜ならなぁ」の I wish ですね。そして内容は過去のことなので、大過去になります。
以上、いかがでしたか?
これで仮定法も終了です。本当にお疲れ様でした😊

\ ワールドトークでマリリン先生のレッスンを受けられます! /