さて、従属接続詞のメインの仕事は、副詞節を作ることとお話ししました。
というわけで、今回は副詞節についてみていきましょう。

前回やった名詞(節)と違って、副詞(節)は[追加情報]でしたね。この四角の①〜⑤の部分はもちろん「副詞」節が答えです。
SOCのどれかになる名詞節は定位置があるのに対し、副詞節はメインの文章の前に来るこtも後ろにくることもあります。
つまり、①When you cross the road, be careful.のように文章を入れ替えることも可能です。
ここでまた思い出してほしいのは、①〜③の内容は、道を横切る前の忠告のような内容ですが、接続詞内の動詞はすべて現在形になっていますね。つまり、これからの内容で未来のことでも現在形なのが、副詞節でした。
理由を説明する接続詞
ここで理由を説明する接続詞をみていきましょう。たくさんありますね〜。
• He didn’t go out because he was very sick.
彼は外出しなかった/なぜならとても体調が悪かったから
• As he couldn’t find a job, he enrolled on a web-design course. (文頭)
彼は仕事を見つけられなかったので/ウェブデザインのコースに入った
• Since we spent all our money, we couldn’t buy a little souvenirs. (文頭)
私たちはお金を全部使ったので/少しのお土産も買えなかった
• Speak quietly so as not to wake them up. (so as to だと、~するため)
静かに話して/彼らを起こさないように
• It was so cold that we decided not to go out.(とても~なので that 以下)
とても寒かったので/私たちは決めた/外出しないことを
• He spoke such a long time that no one was listening in the end.
彼はとても長い時間話したので/誰も最後は聞いていなかった
• She worked very hard in order to save money for study abroad.
(やや堅めの表現)
彼女はとても一生懸命に働いた/お金を節約するために/留学のための
• So that we can win, we’ll have to train really hard. (~するために)
私たちが勝てるように/私たちはとても真剣に訓練しないといけないだろう
このように、英語ではたくさんの理由を説明するための接続詞があります。
これは、日頃から「どうして?」と聞くことが多い英語圏の文化の特徴を表しているような気がします。
最後にもう一度、例の「未来時制で起こる名詞節と副詞節」の違いについてみておきましょう。

もし雨が降ったら、はもちろん、まだ降っていない時のセリフなので未来ですが、現在形になっていますね。あれ、なんで?
それはこれが副詞節だからです。
Do you know if it will rain tomorrow?
「明日、雨が降るかどうか」を知っていますか?とif節がこの文章のO、つまり名詞になった場合はこのように、未来は未来の時制になります。
ややこしいですね〜。でも安心してください。
こんな判断が必要なのは、私の知っている限りwhenとifの2つだけです。
あんまり神経質にならず、あれ?と思った時に確認すればいいでしょう。
間違えを恐れて沈黙するよりは、間違えても訂正できる英語力を身につけることを目標にしましょう!

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