英検2級の長文読解では、内容を大まかに理解するだけでなく、設問に対する根拠を本文から見つけることが大切です。
記憶や印象だけで選ぶと、本文の一部と合っていても、設問への答えになっていない選択肢を選んでしまうことがあります。
今回は、設問と本文を照らし合わせて正解を判断する手順を学びます。
1. 設問の中心語を見つける
設問を読んだら、まず何を尋ねているのかを確認します。疑問詞や中心となる表現に注目しましょう。
- Why:理由
- What:内容や行動
- When:時期
- Where:場所
- How:方法や状態
- What is the main idea?:文章全体の主題
たとえば、設問が「なぜその人は計画を変えたのか」と尋ねているなら、人物の行動だけでなく、変更の理由を探します。
選択肢を見る前に、答えの種類を予測しておくと、本文中の情報に注意を向けやすくなります。
2. 設問の順番を手がかりにする
設問は、本文の内容が登場する順番に沿っていることがよくあります。
そのため、前の設問の根拠を見つけたら、その少し後から次の根拠を探し始める方法が役立ちます。
ただし、必ず本文の順番どおりとは限りません。
主題を尋ねる設問や、複数の段落をまとめて考える設問では、文章全体を振り返る必要があります。順番はあくまで目安として使いましょう。
3. 本文と選択肢の言い換えに注意する
正解の選択肢は、本文の表現をそのまま繰り返すとは限りません。
たとえば、本文に the event was postponed とあり、選択肢では it was held later than planned と表されることがあります。
単語は異なっていても、内容が一致しているかを確かめます。
一方、本文と同じ単語が選択肢にあるからといって、正解とは限りません。
設問が尋ねているポイントと合っているか、文全体の意味を比べて判断しましょう。
4. 根拠を確認してから消去する
選択肢を選ぶ前に、本文のどの部分が答えの根拠になるかを探します。そのうえで、各選択肢を次の観点から確認します。
- 本文に書かれている内容と一致しているか
- 一部だけ正しく、重要な部分が異なっていないか
- 本文にない情報を付け加えていないか
- 人物・時期・理由・結果を取り違えていないか
- 否定や比較の意味を逆にしていないか
「なんとなく合っている」ではなく、本文の根拠を示せる選択肢を選ぶことが大切です。
根拠が見つからない選択肢は、魅力的に見えても慎重に判断しましょう。
5. 練習後に根拠を言葉にする
問題を解いた後は、正解・不正解にかかわらず、根拠の確認を行います。
「第2段落に理由が書かれていた」
「この選択肢は場所は合っているが、目的が違う」
というように、短く説明してみましょう。
間違えた場合は、原因も記録します。
設問の読み違い、言い換えの見落とし、本文の読み飛ばし、選択肢の細部の確認不足など、原因が分かれば次の練習で意識するポイントが明確になります。
今回のポイントは、設問が求める情報を先に把握し、本文中の根拠と選択肢の意味を照らし合わせることです。
次回は、長文に出てくる知らない単語や語句を、前後の文脈から推測する方法を学びます。
\ ワールドトークでマリリン先生のレッスンを受けられます! /










