ロレ－ヌ地方の子供達はサン・二コラを待つ

12月、クリスマスの季節ですね。
子供達の楽しみといえばサンタさんからのプレゼントでしょうか？

いいえ、ここフランス北東部、ロレ－ヌ地方ではサンタさんより子供たちが待っている人がいるのです。
その名もSaint Nicolas、 サン・二コラ様です。
サン・二コラ様は12月25日にはやってきません。12月6日にやってきます。
5日の夜、子供たちはサン・二コラ様をお迎えするためにビスケットやミラベル(この地方の果物です)を、お手伝いのロバ君のためにはお砂糖やニンジンを玄関や暖炉のそばに置きます。
サン・二コラ様はよい子にはプレゼントを、悪い子には鞭を持ってきます。
そして、鞭で子供達を打つ怖いおじさんまでおまけにやってくるんですよ。お－、こわ !!!

一体全体サン・ニコラ様って誰なの？
このお方は子供、船乗り、結婚を望む未婚女性、改心を志す囚人を守る聖人で、数々の奇跡を起こしたと言われています。主にフランス北部、東部、またオランダやベルギ－で崇められているそうです。
そのサン・二コラ様の日が12月6日です。

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