英検2級の長文では、本文を最初から最後まで丁寧に訳そうとすると、時間が足りなくなることがあります。
目指すのは、すべての単語を理解することではなく、設問に答えるために必要な情報を効率よく見つけることです。
1. 読む前に設問を確認する
本文を読む前に設問へ目を通し、「何を探すのか」を決めておきます。
- Why なら理由
- When なら日時
- How なら方法や程度
- What does the writer think? なら筆者の意見
- What is the passage mainly about? なら文章全体の主題
選択肢も確認すると、人物名、数字、場所、出来事など、本文で探す手がかりが分かります。
ただし、選択肢の表現が本文と同じとは限りません。意味が近い言い換えにも注意しましょう。
2. まず段落の役割をつかむ
本文を読むときは、各段落の内容を一言でまとめる意識を持ちます。たとえば、次のように整理できます。
- 第1段落:問題の紹介
- 第2段落:問題が起きた理由
- 第3段落:解決策や具体例
- 第4段落:結果や筆者のまとめ
すべてを日本語に訳す必要はありません。段落の中心がつかめたら、短いメモを残して先へ進みましょう。
3. 設問の根拠を本文で確認する
答えを選ぶときは、「本文のどこに根拠があるか」を確認します。設問の順番と本文の情報の順番が対応していることも多いため、最初の設問の根拠を見つけたら、その次の情報は少し先にあるかもしれないと考えられます。
ただし、必ず順番通りとは限りません。見つからないときは、本文全体の流れや設問の種類を手がかりに探し直しましょう。
選択肢を比べるときは、次の点を確認します。
- 本文にない情報が付け足されていないか
- 主語や対象が入れ替わっていないか
- 原因と結果が逆になっていないか
- not などの否定が見落とされていないか
- 本文の表現が別の言い方に置き換えられていないか
4. 難しい文で立ち止まりすぎない
知らない単語や長い文が出てきても、すぐに読み進められなくなる必要はありません。
まずは次の情報を手がかりに、文のおおまかな意味を推測します。
- 主語と動詞
- 接続語
- 具体例や説明
- 前後の文との関係
- 設問に関係する語句
設問に関係の薄い細部は、いったん後回しにして構いません。
重要なのは、文章の主題や必要な根拠を見失わないことです。
5. 時間を決めて練習する
時間配分は問題数や問題形式によって異なるため、普段の演習で自分に合う目安を確認しておきましょう。
練習では、次の流れを試してみてください。
- 設問を読み、探す情報を確認する。
- 本文を読み、段落ごとの要点をつかむ。
- 根拠となる箇所を見つけて選択肢を照合する。
- 最後に、解答のマークや未回答がないか確認する。
演習後は、正解・不正解だけでなく、「どこで時間がかかったか」も記録します。
単語で止まったのか、根拠を見つけられなかったのか、選択肢を比べられなかったのかを分けて考えると、次の練習の目標が明確になります。
長文読解では、速く読むことだけを目指すのではなく、設問に必要な根拠を正確に探すことが大切です。
設問の確認、段落の要点把握、本文の根拠との照合を繰り返し、時間内に解き切る力をつけていきましょう。
\ ワールドトークでマリリン先生のレッスンを受けられます! /










