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ワールドトーク講師インタビュー#10|英語習得の秘訣はサイクルを早く回すこと

「やっぱり海外留学をしないと、英語を話せるようになれないのかな」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回ご紹介するのはワールドトークのすきま英語の記事が人気のKazu先生です。Kazu先生は、なんと海外生活の経験なし日本国内のみの勉強で英語を習得しています。

英検1級、TOEIC915点を取得しており、確かな英語力をお持ちです。本業では採用コンサルタントとして働かれています。

Kazu先生の英語の勉強方法や、英検合格者が続出するレッスン内容についてお伺いしました。オンラインレッスンをどのように受講したら良いか悩んでいる方も、必見です!

Kazu先生
京都大学文学部 英語学英文学卒、本業は採用コンサルタント。海外生活の経験はなく、日本で英語を習得。英検1級、TOEIC915点を保有する。自分と同じように英語学習で悩んでいる人をサポートするために、オンライン英会話の生徒から講師へ転身。絶大な人気を誇る英検対策レッスンでは、多くの1級合格者を輩出中。

ワールドトーク講師歴:7ヶ月
ワールドトーク提供レッスン数:833レッスン
※2024年3月1日時点

海外経験なし!独学で英語を身につけた方法とは!?

— Kazu先生は留学をせずに英語を取得されたそうですが、どのように勉強をされたのでしょうか。

中学生の頃から英語が好きで勉強していて、大学では英語学英文学を専攻していました。

ただ、読み書きはできるけど話せない、聞き取れないというコンプレックスがありました。大学を卒業した時点でも、あまり英語が話せるようになっていないと感じていました。

英語を読むことはすごく好きだったので、社会人になったあとも趣味感覚で英語の小説を読んでいました。

ちゃんと英語を勉強しようと思った理由は、洋書を読んでいるときに都度単語を調べていて全然進まず、読む気が失せてしまうことがあったからです。

根本的に英語の勉強をしてすらすら読めるようにしたいなと思いました。それで、英検準1級はすでに取得していたので1級を受けようと思いました。

—英検を取得しようと思ったのは、英検が4技能が整っていて、1級を取ることで自身の英語のステージが上がると考えられたからでしょうか。

おっしゃる通りですね。他の試験を受けることも考えたのですが、 やはり英検だと満遍なく英語力が鍛えられるなと思いました。

9か月で英検1級、2か月でTOEIC915点!短期で英語力を伸ばせた意外なきっかけ

—英検1級を取得するまでにどのくらいの期間がかかりましたか。また、勉強法もお聞きしたいです。

9ヶ月かかりました。1回目は不合格で、2回目で合格しました。1回目に受けた英検は、二次試験で不合格になってしまいました。その結果を踏まえて、まず勉強の仕方が悪いのだろうなと仮説を立てました。そして根本的にやり方を変えました。

英検1級はスピーチの試験があるんですけど、初回受験時には書くということをせずに、自分で頭の中で話す訓練をしていました。

でもそれだけだと足りないということに気づいて、そのスピーチの原稿を毎日1個ずつ書きました。それを何か月か続けたところだんだんと話せるようになっていったという感じですね。

あとはニュースも見て、購読しているNHKのテキストで時事的な内容も押さえました。色々とアンテナを張り巡らしてようやく取れました。

—先生はTOEICも2ヶ月で915点取得されていますよね。短い学習期間で高得点を取るコツはありますか。 

書いたり読んだりして英語を覚える、そして話すというサイクルをできるだけ早くすることです。そうすると結構話せるということに気づきました。

それに気づいたきっかけは、大学時代に学んだ韓国語なんです。

元々英語は挫折をしていました。中学、高校と勉強をしていましたが、私の時代は教科書などを読むことが中心で、英語で会話をする機会があまりありませんでした。

大学で韓国語を学び始めた時は、学んだことをすぐにアウトプットする練習ができたので、これだったら英語という外国語を習得することにも活かせるのではないかなと肌で感じました。

韓国の友人とのLINEでの会話

挫折し続けた英語 リモートワークを機に再チャレンジ

—英語を取得するまでに挫折をした経験があるそうですが、どのようなところで行き詰まりを感じましたか。

挫折を感じた出来事が2つあります。

1つ目は大学に入学したばかりの頃にオールイングリッシュの授業を取ったときです。中学高校で6年間も英語を勉強してきたのに、全然聞き取れないし話せない。

「あ、もうだめだな・・・」って諦めて、結局その授業を取ることをやめてしまいました。授業に行きたくなくなってしまって(笑)

2つ目は、アメリカ人の先生の英語の授業を受けたときです。

先生はすごくフレンドリーに話しかけてくださったんですけど、英語を話すことに慣れてなく、外国の方と話す機会も今までなかったので、怖いと思ってしまいました。

結局、会話がほとんどできないまま授業は終わりました。

—Kazu先生はオンライン英会話を3年ほど受講されていたのですよね。

はい、コロナ渦で仕事がフルリモートになった時期があったんです。通勤をしなくてもよくなったので、朝の空いた時間を何か学習に充てようと思い、オンライン英会話を始めました。

今まで挫折し続けた英語をここでもう1度学習し直そうと思いました。続けていけばなにか目標が見つかるかなと思って、とりあえず続けることだけを目標にしていました。

—講師の方は外国人でしたか。

はい、フィリピンの方が先生をされているオンライン英会話サービスでした。フィリピンの先生は、自分が思ったよりも聞き取りやすい英語を話してくださいました。

あとはすごくフレンドリーで、会話しやすい雰囲気を作ってくれました。そういった点ではこちらも話しやすく、モチベートしてくれるのですごく良かったと感じています。

英語に苦戦している人を助けたい!オンライン英会話の生徒から講師へ転換

—オンライン英会話の生徒からワールドトークの講師になられた経緯を伺えますか?

なにか目標を見つけるために始めたオンライン英会話だったのですが、英検1級取得後も英語力を落としたくなくて続けていました。

英語の勉強習慣もつき、英語でコミュニケーションもとれるようになった一方で、生徒という立場であると、先生に環境を整えてもらい促してもらった上で話すという状況から脱することができないと感じていました。

それと同時に、自分と同じく日本で英語を学習されていて、しんどい思いをされている方がいたら助けることができるかもしれないという思いが芽生えました。

英検の勉強をする9か月間の中で、うまくいった学習方法もうまくいかなかった学習方法もあるのですが、悩まれるポイントは他の方にも共通するのではないかと考えました。

例えば、オンライン英会話で英検対策をしたことがあるのですが、フィリピン人の先生は英検自体を知らない方も多かったんですね。英検の説明をすることから始めなければならず、もどかしく感じたり・・・。

あとは、ネット上に「この勉強法はいいよ」「この勉強法は良くないよ」など色々な情報が載っていて、一体どれを信じたらいいのか分からなくなってしまうこともありました。

自分としては「自分にあったものを選べばいい」という結論に至ったのですが、どうしたらいいのか分からず困っている方もいらっしゃると思います。

自分の挫折した経験や、日本でしか英語を勉強していない経験があるからこそ、そんな方たちをサポートできるのではないかと考えました。助けて差し上げられることがあったらやってみたいなと思い、講師になることを決めました。

「教える」のではなく、一人一人のサポートに徹したレッスン

—レッスンをするときに心掛けていることはありますか。

気をつけていることが2つあります。

1つ目は、「教える」ではなく「サポートさせていただく」という気持ちでレッスンをしていることです。私自身が自分のことを先生だとは思っていなくて、教えるというのは私の感覚とは合わないんですよね。それで英語講師ではなく英語コーチと名乗っています。

ワールドトークにはたくさんの素晴らしい先生がいる中で私を選んでくださって、生徒さんの貴重なお時間を頂いているので、最大限サポートさせていただきたいと思っています。

2つ目は、お一人お一人と対話することを大切にしています。私自身がオンライン英会話の生徒として、様々なフィリピン人の先生からレッスンを受けてきました。時折、私個人としてではなく大勢いる生徒の中の一人として接されていると感じることがありました。

私は生徒さんにそういう風に感じてほしくないと思っており、コミュニケーションをしっかり取ることを意識しています。

—私が個人的に驚いたことがありまして、Kazu先生は全生徒様の毎レッスンの振り返りをしていますよね。

そうですね。自分が生徒だった時に振り返りをしてもらって嬉しかったので、自分もするようにしています。

レッスン中に色々と指摘をすると「自分ダメだったのかな」と受け取られてしまう可能性があるのですが、最後にまとめて振り返ることで 「ここが間違っていたけど、ここは良かったんだ。じゃあ頑張ろう!」と前向きに捉えてくださることが多いです。

あと、私は「良いところと悪いところ」という言葉を使っていなくて「良いところともっと伸ばせるところ」と言うようにしています。

ポジティブに捉えていただけるような言葉遣いを意識的にしています。

—すごく素敵な言葉ですね、是非広めていきたいです! 先生は英検1級の合格者を多数輩出されていますが、英検合格の秘訣はありますか。

いろいろな生徒さんを見てきましたが、レッスン以外の時間をどうするかがめちゃくちゃ大事だと思います。

 合格された方は、レッスンだけではなく、それ以外の時間でもアドバイスしたことをちゃんとやってくださっていました。

スピーチの原稿を書いたり、それを自分で話して発音をチェックしたり、原稿を直したり、短期間の受講で合格される方はそういうことをされていましたね。

ご家庭やお仕事の都合もあるので、お伝えしたことを全部できる方ばかりではないと思います。

それでも頑張って調整をして、レッスン以外でも勉強されている方はやはり結果がついてくる傾向がありますね。

—「英検になかなか受からない」というお問い合わせを生徒様からいただくことがあるのですが、そのようなお悩みに対してどのようなアドバイスをすると良いですか。

端的に言うと勉強方法を1度見直した方がいいと言うと思います。

何回も受験されているということは、それなりの時間を投じていると推察します。私自身も経験したのですが、時間をかけたからといって伸びるとは限らないのですよね。

勉強方法について一度先生に相談してみることをおすすめします。

ワールドトークには様々なバックグラウンドやスキルをお持ちの先生がいますので、いろいろな先生のレッスンを体験してみて、それぞれの意見を聞いてみるということも良いと思います。

私も英検に関しては様々な勉強方法を試してきたので、ご相談いただければ生徒さんに合った具体的な勉強方法をご提案させていただきます。

採用コンサルも英語コーチも大切なのは相手を知ること

—先生が生徒様1人1人と向き合いたいと強く思っているのは、本業のお仕事で採用に携わっていることも結びついていますか。

結びついていると思います。本業で面接をさせていただくことがあるのですが、その時は「この方はどういう人柄なんだろう」「どういうことを考えているんだろう」と相手のことを知りたいと思いながら面接をしています。

ワールドトークの初回レッスンでは「この方は何を目標にしているのか」「どういうことに悩まれているのか」「何かできることはないか」などを生徒さんとの会話の中で探っています。

相手を知りたいと思う気持ちは、採用コンサルタントと英語コーチどちらにもリンクしていて、どちらの仕事も良い作用をもたらしていると感じています。

—なるほど。採用コンサルタントのお仕事内容を簡単に教えていただけますか。

「採用コンサルタントってどんなことをやっているの」とプライベートでもよく聞かれるんですよね。

私の場合は、クライアントは主に企業の採用チームになります。採用したい人材や人数をヒアリングして、どんな計画を立てたらいいか、どういったプロセスで選考したらいいかなどをアドバイスさせていただいています。

「すきま英語」のネタは生徒様のお悩み

—すきま英語の記事が毎度生徒様から「タメになる!」と大好評なのですが、テーマはどのように決められているのでしょうか。

すきま英語の内容は、実際に生徒さんからいただくお悩みを元に、レッスンの中で伝えきれないことを書いています。

レッスンの時間は生徒さんの課題に向き合い、アウトプットの時間にしたいと思っています。ですが、私からも発信したいこともあるのでそれを記事にしています。

すきま英語をきっかけに自分自身のことを知ってくださり、親しみを感じてくださるといいなという思いで始めました。

—すきま英語の記事でも書かれていましたが、発音にコンプレックスを抱えているという生徒様の声をよく聞きます。英語の発音を良くするためにはどうしたらいいでしょうか。

今はテクノロジーが発達しているので、インターネットで英語の音源を聞き込んで覚えることをおすすめしています。

私の場合は、意味は分からなくても音を聞いて覚える、聞いた音を口に出すということをずっと繰り返して、自分で発音を矯正しました。

—ネイティブの先生に見てもらったり、発音矯正の学校に行かれたりする方もいらっしゃいますが、意外と自分で矯正できるものなのでしょうか。

私はできると思います。今の時代は、 一昔前ならできなかった英語の生の音を聞ける環境を誰でも作ることができますので。

ニュースを聞いたり、好きな洋楽の曲を聞いたり、なんでも良いのでまずは英語の音を聞いて覚えることをおすすめします。

—兼業されていてとても忙しいと思うのですが、英検の最新情報の入手や、ご自身の英語の勉強はどのようにされていますか。

英検の最新情報は隙間時間に公式サイトを見るようにしています。

今日もたまたま公式サイトを見ていて、準2級と2級の間にできる新設級の名前が「準2級プラス」に決まったことを知りました。

自分の勉強は、NHKのテキストを購読して3年間ずっと続けています。そのテキストを使ってリスニングをしたり、スピーキングの練習をしたりしています。

あとは洋書を読むこともしています。私は趣味が英語なのだと思います。英語を読むことも楽しいですし、英語でニュースを見るのも楽しいです。

併走することで最良の結果を導く

—最後に生徒様にメッセージをお願いします。

私自身も経験したのですが、英語学習は挫折をすることがあると思います。落ち込むこともあるかもしれませんが、身を任せていただいて一緒に学んでいけば良い結果に結びつくと信じています。

私の生徒さんは9割が英検対策の方なのですが、英作文の添削と二次試験のスピーキングの対策は自分でも特に手応えを感じていて、生徒さんからも良い反応をいただいています。

どちらも1人では対策しづらい分野だと思うので、悩んでいる方がおられましたらサポートさせていただきます。

一緒に英語を学んできましょう!みなさんとお話できることを楽しみにしています。

Kazu先生、ありがとうございました!

生徒様が前向きになれるように、言葉使いやレッスン方法を工夫されている姿がとても素敵だなと思いました。

Kazu先生は、生徒様一人一人としっかり向き合って一緒に解決策を考えてくれますので、過去に英語学習に挫折してしまった人や、英語学習に行き詰っている方は相談してみてください!

また、英検指導を得意とされていますので、短期間で英検取得を目指している方にもおすすめの先生です。

ぜひ予約してみてくださいね♪

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