はじめに
英検3級を目指すことになったら、まず始めに確認したいのが
「どのような試験なのか」と「いつまでに、何を勉強するのか」
の2つです。
やみくもに単語を覚えたり、問題集を解いたりするだけでは、学習の効果が十分に上がらないことがあります。
英検3級の出題内容を理解し、自分に合った学習計画を立てることで、限られた時間でも効率よく力を伸ばすことができます。
今回は、英検3級の試験内容と、合格に向けた基本的な勉強の進め方を紹介します。
英検3級はどのくらいのレベル?
英検3級は、英語を使って身近なことについて理解したり、簡単な情報を伝えたりする力が求められる級です。
学校で学ぶ英語を土台として、日常生活に関する英文を読んだり聞いたり、自分の考えを簡単な英文で表現したりします。
たとえば、次のような内容が出題されます。
- 家族や友達についての会話
- 学校生活や休日の予定
- 好きなものや将来の夢
- 買い物や道案内
- 季節や行事に関する説明
- 身近な出来事についての短い文章
難しい単語や複雑な文法を知っていることだけが重要なのではありません。
基本的な単語や文法を正しく使い、英文の大まかな内容を理解できることが大切です。
英検3級の試験構成
英検3級は、一次試験と二次試験に分かれています。
一次試験
一次試験では、主に次の3つの力が確認されます。
- リーディング
- ライティング
- リスニング
リーディングでは、単語や熟語、文法の知識を問う問題、会話文、長文読解などが出題されます。単語の意味を知っているだけでなく、文の流れに合う語句を選ぶ力も必要です。
ライティングでは、与えられた質問に対して、自分の考えとその理由を英文で書きます。難しい表現を使う必要はありません。質問にきちんと答え、読み手に伝わる英文を書くことがポイントです。
リスニングでは、放送される英文や会話を聞いて、質問に答えます。音声を聞く前に選択肢を確認し、どのような情報を聞き取ればよいのかを準備することが重要です。
二次試験
一次試験に合格すると、二次試験として面接形式のスピーキングテストを受けます。
面接では、面接官と簡単なあいさつをした後、英文を音読します。その後、読んだ文章やイラストに関する質問、受験者自身についての質問などに答えます。
面接では、完璧な英語を話すことよりも、質問を理解し、知っている表現を使って積極的に答えることが大切です。聞き取れなかったときには、黙り込むのではなく、丁寧に聞き返すこともできます。
最初に自分の得意・苦手を確認する
学習計画を立てる前に、現在の英語力を確認しましょう。英検3級の過去問を一度解いてみると、自分の苦手分野が見つかります。
ただし、最初から高得点を取る必要はありません。大切なのは、次のような点を確認することです。
- 単語の意味が分からない問題が多い
- 文法問題で答えを選べない
- 長文を読むのに時間がかかる
- リスニングの内容がほとんど聞き取れない
- 英作文で何を書けばよいか分からない
- 面接で英語を声に出すことに不安がある
間違えた問題を見て、「なぜ間違えたのか」を考えることも大切です。単語を知らなかったのか、文法が分からなかったのか、読み違えたのかによって、必要な対策は変わります。
受験日から逆算して計画を立てる
学習計画は、受験日から逆算して立てます。たとえば、試験まで3か月ある場合は、次のように進めるとよいでしょう。
1か月目:基礎を固める
最初の1か月は、単語と基本文法を中心に学習します。
- 毎日少しずつ単語を覚える
- be動詞と一般動詞を復習する
- 現在形・過去形・未来表現を確認する
- 短い英文を音読する
- 英語の音声を毎日聞く
この時期は、難しい問題をたくさん解くよりも、基礎を丁寧に身につけることを優先しましょう。
2か月目:問題形式に慣れる
2か月目からは、英検3級の問題形式に慣れていきます。
- 語句問題を解く
- 会話文問題に取り組む
- 短い長文を読む
- リスニング問題を繰り返し聞く
- 英作文を実際に書いてみる
問題を解いた後は、必ず復習してください。正解した問題でも、たまたま当たった可能性があります。答えの理由を説明できるか確認しましょう。
3か月目:実戦練習を行う
試験前の1か月は、過去問を使った実戦練習を増やします。
- 本番と同じ時間で過去問を解く
- 時間配分を確認する
- 間違えた単語や文法を復習する
- 英作文を繰り返し練習する
- リスニング音声を毎日聞く
- 面接の練習を始める
この時期には、自分の得意分野を伸ばすことも大切ですが、特に苦手分野をそのままにしないようにしましょう。
毎日の学習時間はどのくらい?
一度に長時間勉強するよりも、毎日続けることが大切です。
たとえば、次のような学習メニューがあります。
1日15分の場合
- 単語:5分
- 文法または読解:5分
- リスニング:5分
1日30分の場合
- 単語:10分
- 文法・読解:10分
- リスニング:5分
- 音読または英作文:5分
1日60分の場合
- 単語:15分
- 文法・読解:20分
- リスニング:10分
- 英作文:10分
- 音読・面接練習:5分
忙しい日には、単語を5分だけ覚える、英語の音声を通学中に聞くなど、短い学習でも構いません。大切なのは、英語学習を完全に休む日をできるだけ少なくすることです。
学習を続けるための工夫
勉強を続けるには、目標を具体的にすることが効果的です。
「英語を頑張る」ではなく、「今週は単語を50個覚える」「毎日リスニングを5分聞く」のように決めましょう。
また、学習した内容を記録することもおすすめです。カレンダーに勉強した日に印をつけるだけでも、継続の励みになります。
できなかった日があっても、自分を責める必要はありません。次の日から再開することが大切です。
今回のまとめ
英検3級合格に向けて、まずは試験内容を理解し、自分の得意・苦手を確認しましょう。そのうえで、受験日から逆算して学習計画を立てます。
特に意識したいポイントは次の4つです。
- 単語と基本文法を土台にする
- リーディング、リスニング、ライティングをバランスよく学ぶ
- 過去問を使って問題形式に慣れる
- 短時間でも毎日学習を続ける
英検3級対策は、特別な方法が必要なわけではありません。毎日の積み重ねによって、少しずつ英文が読めるようになり、聞き取れる表現も増えていきます。
次回は、英検3級合格のために欠かせない「英単語の覚え方」について詳しく解説します。
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