「味覚」は英語で何と言う?taste・flavor・taste buds・palateの違いと味の表現をまとめて解説
「味覚」を英語で言いたいとき、まず思い浮かぶのは taste ではないでしょうか。
もちろん taste は非常によく使う単語ですが、英語では「味」「味覚」「風味」「味蕾」「味の好み」など、何について話しているかによって taste / flavor / taste buds / palate などを使い分けます。
今回は、食べ物について話すときに役立つ「味覚・味」に関する英語表現をまとめてご紹介します。
① taste ― 味・味覚
taste には「味」という意味と、「味覚」という意味があります。
taste
= the flavor of something that you experience when you eat or drink it
食べ物や飲み物を口にしたときに感じる味
「味覚」という感覚そのものを明確に表したい場合は、
a sense of taste
という表現もよく使います。
- I like the taste of this soup.
このスープの味が好きです。 - My sense of taste has changed.
味覚が変わりました。 - I can’t taste anything.
何を食べても味がしません。 - He lost his sense of taste.
彼は味覚を失いました。
五感を英語で表すと、
sight(視覚) / hearing(聴覚) / smell(嗅覚) / taste(味覚) / touch(触覚)
となります。
② taste buds ― 味蕾(みらい)
taste buds は、味を感じるための「味蕾」を指します。
taste bud
= one of the small organs on the tongue that allow you to recognize different tastes
舌などにある、さまざまな味を感じ取る小さな器官
1つなら a taste bud、一般的に味蕾について話す場合は複数形の taste buds がよく使われます。
- Taste buds help us detect different tastes.
味蕾はさまざまな味を感知するのに役立ちます。 - Your taste buds can become less sensitive as you get older.
年齢とともに味覚が鈍くなることがあります。
また、
wake up your taste buds
という表現もあります。
- This spicy sauce will wake up your taste buds.
この辛いソースは味覚を刺激してくれます。
ちなみに taste butt ではありません。
bud は「芽・つぼみ」、butt は「お尻」という意味なので、スペルには注意しましょう。
③ taste と flavor の違い
日本語ではどちらも「味」と訳されることがありますが、taste と flavor には少し違いがあります。
taste
主に口の中で感じる「味」。
flavor
味だけでなく、香りなども含めた全体的な「風味」。
食べ物のおいしさは舌だけで感じているわけではありません。そのため、料理の「風味」について話すときには flavor が非常によく使われます。
- I like the taste of this soup.
このスープの味が好きです。 - This soup has a rich flavor.
このスープは濃厚な風味があります。 - It has a strong garlic flavor.
ニンニクの風味が強いです。
④ 甘い・辛い・酸っぱい・苦い
基本的な味の表現も覚えておきましょう。
sweet
甘い
salty
塩辛い、塩気のある
sour
酸っぱい
bitter
苦い
savory
甘くなく、塩気や旨味のある
umami
うま味
- This sauce is a little sweet.
このソースは少し甘いです。 - The soup is too salty.
このスープは塩辛すぎます。 - This lemon is really sour.
このレモンはすごく酸っぱいです。 - The coffee tastes bitter.
このコーヒーは苦いです。
なお、spicy は「辛い」ですが、sweet / salty / sour / bitter などと同じ意味での基本味そのものというより、唐辛子などによる「刺激が強い・ピリ辛の」という意味で使われます。
⑤ 「味が濃い・薄い」は英語で?
日本語では簡単に「味が濃い」「味が薄い」と言えますが、英語では状況によって表現を使い分けます。
flavorful
風味豊かな、しっかり味がある
rich
濃厚な、コクのある
strong
味・風味が強い
mild
マイルドな、刺激が少ない
bland
味が薄い、味気ない
tasteless
味がほとんどしない
- This curry is really flavorful.
このカレーはとても風味豊かです。 - The sauce is rich and creamy.
このソースは濃厚でクリーミーです。 - This soup is a little bland.
このスープ、ちょっと味が薄いですね。
特に bland は、日本人が言いたい「味が薄い」「なんだか味気ない」に非常に便利な単語です。
⑥ 「~の味がする」taste + 形容詞 / taste like ~ の違い
ここは英会話でも非常に重要です。
taste + 形容詞
「どんな味がするか」を表します。
- It tastes sweet.
甘い味がします。 - It tastes bitter.
苦い味がします。 - It tastes strange.
変な味がします。
taste like + 名詞
「何のような味がするか」を表します。
- It tastes like lemon.
レモンみたいな味がします。 - It tastes like chicken.
鶏肉みたいな味がします。
つまり、
taste + 形容詞 → どんな味?
taste like + 名詞 → 何みたいな味?
と覚えておくと分かりやすいでしょう。
⑦ have a ~ taste / flavor
have a ~ taste や have a ~ flavor を使って、「~な味・風味がある」と表現することもできます。
- It has a slightly bitter taste.
少し苦味があります。 - It has a sweet and sour taste.
甘酸っぱい味がします。 - It has a smoky flavor.
スモーキーな風味があります。 - It has a strong garlic flavor.
ニンニクの風味が強いです。
slightly は「わずかに、少し」という意味なので、食べ物の味を細かく説明するときに便利です。
⑧ palate ― 味覚・味の好み
少しレベルアップした単語が palate です。
palate【pǽlət】
本来は「口蓋(こうがい)」を意味しますが、料理やワインなどについて話す場合には、「味覚」「味の好み」という意味でも使われます。
- She has a very sensitive palate.
彼女はとても敏感な味覚を持っています。 - He has a refined palate.
彼は洗練された味覚を持っています。
a refined palate は、細かな味の違いが分かる「洗練された味覚」というニュアンスです。
⑨ acquired taste ― 慣れると好きになる味
面白くて非常に英語らしい表現が、
an acquired taste
です。
これは、最初から誰もがおいしいと感じるわけではないけれど、何度か食べたり飲んだりするうちに好きになる味を表します。
- Vegemite is an acquired taste.
ベジマイトは慣れると好きになるタイプの味です。 - Blue cheese can be an acquired taste.
ブルーチーズは慣れが必要な味かもしれません。
食べ物だけでなく、人や音楽などについて比喩的に使われることもあります。
⑩ develop a taste for ~ ― ~を好むようになる
develop a taste for ~
は、「だんだん~を好むようになる」という表現です。
- I’ve developed a taste for spicy food.
辛い食べ物が好きになってきました。 - She developed a taste for black coffee.
彼女はブラックコーヒーを好むようになりました。
最初から好きだったのではなく、経験するうちに好みになったというニュアンスがあります。
⑪ aftertaste ― 後味
食べたり飲んだりしたあとに口の中に残る味は、
aftertaste
と言います。
- It has a bitter aftertaste.
苦い後味があります。 - The drink leaves a strange aftertaste.
その飲み物は変な後味が残ります。
leave an aftertaste で「後味を残す」という表現になります。
まとめ
「味覚=taste」と覚えるだけでも間違いではありませんが、実際の英語では、何について話しているのかによって表現を使い分けます。
taste → 味・味覚
sense of taste → 味覚という感覚
taste buds → 味蕾
flavor → 香りなども含めた風味
palate → 味覚・味の好み
aftertaste → 後味
acquired taste → 慣れることで好きになる味
develop a taste for ~ → ~を好むようになる
flavorful → 風味豊かな
bland → 味が薄い・味気ない
そして会話では、
It tastes sweet.
It tastes like lemon.
It’s a little bland.
It has a rich flavor.
などの表現を使えるようになると、食べ物についてかなり細かく説明できるようになります。
「おいしい=delicious」だけで終わらず、どんな味なのか、どんな風味なのかまで英語で表現できるようになると、食事についての英会話がぐっと豊かになります。
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