はじめに
本番は“計画+例外対応”で勝ちます。今日は、よくあるトラブルと一言スクリプト、点を守る最短行動をまとめます。合言葉は「即判断→被害最小→型へ復帰」。
1) 会場・席まわりのトラブル
- 雑音が気になる(咳・めくり音・空調)
即応:耳を“合図語”に絞る(will/please/at 3 p.m./Room B)。視線は設問の名詞・動詞へ。
可能なら着席直後に申告:「すみません、空調音が大きいです。席を替えられますか?」 - スピーカーが聞き取りづらい
指示前に手を挙げて調整要望。「少し音量を上げていただけますか?」
調整不可→数字・場所の“単発死守”に切替(詳細は捨てて次セット温存)。 - 視界が悪い/机が狭い
余白を使い、配分メモは最小(P5 10→P6 15→P7 45→見直し5)。教材は重ねず一枚運用。
2) 体調・集中のトラブル
- 緊張・手汗・心拍↑
4-2-4呼吸(4吐→2止→4吸)×2。セルフトーク「次の1問」「型でいける」。 - 眠気/頭痛
姿勢リセット(骨盤立てる・顎軽く引く)、こめかみを数秒圧迫。リーディングは“数字・固有名詞回収”から着手。 - トイレ問題
直前に必ず済ませる。当日中は水一口ずつ。どうしても途中で→焦らず、戻ったら配分表を見て再開。
3) 進行のトラブル
- 開始が押す/周囲がザワつく
配分表を見直し→頭の中でリハ。「P5 20秒/問、P6 文挿入2択→確定、P7 設問先行」。 - 監督官の指示が聞き取りづらい
迷わず確認。「今の指示、もう一度お願いします。」(日本語でOK) - 時間読み違い
中間ゴール(T+10/T+25/T+55)で時計確認。遅れていたら推論は2択止めに切替。
4) マーク・用紙のトラブル
- マークずれ
徴候(違和感)を感じたら即中断→直近の5問を照合し修正。以後“5問ごとに合計欄確認”再開。 - マークが薄い/鉛筆折れ
予備鉛筆に即持ち替え。消しゴムは一点だけ軽く消す(時間ロス防止)。 - 問題冊子の印刷ズレ/乱丁
すぐ挙手。「こちら、印刷が欠けています。交換できますか?」
5) リスニング特有のトラブル
- 冒頭で場面を落とす(Part3/4)
迷子になったら“セット全部を軽傷で通過”。数字・場所だけ拾い、先読み貯金を次セットへ。 - 早口・訛りが強い話者
合図語待ち戦術へ(will/need/please/due to/at)。詳細は捨て、Q3(次行動)狙いに切替。 - 連鎖崩れ(連続で外した)
セット間リセット(第29回):呼吸→Z視線→設問キーワード→セルフトーク「2択で止める」。
6) リーディング特有のトラブル
- Part5で詰まる
20秒超えは飛ばし印→最後に回収。品詞→一致→即決を徹底。 - Part6 文挿入で迷路
逆接/因果/参照のどれか?口で宣言→合わない肢を2つ切る→指示語・時制で確定。 - Part7で時間崩壊
設問先行→数字・固有名詞設問から回収。推論は2択で次へ。見直し5分を確保。
7) 数字・日付の聞き逃し
- teen/ty(15/50)不安
試験前に30秒だけコントラスト復唱。現場では“単発死守”(時刻か部屋のどちらか)。 - 金額の小数/略
$12.50=twelve fifty(略)に注意。聴こえた通りで判断。
8) メンタルが折れそうな時のミニ手当
- 一問の失敗を引きずる
問題番号に小さく「・」を書いて“手放す合図”。視線を次設問へ移動。 - 周りが速い/めくりが早い
自分の配分表に目を戻す。「私のゲーム」。他者比較を断つ。
9) よく使う一言スクリプト(日本語/英語)
- 音量調整をお願い:「すみません、少し音が小さいです。調整できますか?」
Excuse me, the audio is a bit low. Could you adjust the volume, please? - 席/用紙の不具合:「この席(用紙)に不具合があります。確認いただけますか?」
There is an issue with my seat (test booklet). Could you check it, please? - 指示の再確認:「今の説明をもう一度お願いいたします。」
Could you repeat the instructions, please?
10) 直前10分の“保険ルーティン”
- 2分 呼吸(4-4-8)+姿勢セット
- 3分 合図語コール(will/need/please/due/instead/at 3 p.m./Room B)
- 3分 P5品詞×6問(目で合図判定だけ)→脳に“20秒型”を上書き
- 2分 数字コール(15/50、3:30、$7.99、B-12)
11) 当日チェックリスト(切り抜き用)
- 配分:P5 10分→P6 15分→P7 45分→見直し5
- 中間ゴール:T+10/T+25/T+55
- セット間:呼吸→Z視線→キーワード→セルフトーク
- 飛ばし基準:P5 20秒超/P6 2択不可/P7 未知語2つ
- マーク:5問ごと合計確認
12) 宿題(5〜10分)
- 自分の“想定外ワースト3”を書き出し、即応フレーズを横にメモ(例:音小→合図語戦術)
- 直前10分ルーティンを紙に清書→当日持参
- 模試1セットで“セット間リセット”を意識的に挟み、再現性を確認
まとめ
想定外は“想定内”にできます。準備するのは、短い合図語戦術・飛ばし基準・呼吸と視線のリセット。トラブルが起きたら「即判断→被害最小→型へ復帰」。これだけでスコアは安定します。
次回は、シリーズの締めとして「600点ロードマップ総復習とチェックリスト総版」をお届けします。
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