英会話レッスンをしていると、子どもたちの「英語力」以外にも育てたい力がたくさん見えてきます。最近、特に意識しているのが「考える力」です。英語はあくまでツール。たとえ英語力がそこそこでも、自分の考えを持ち、相手に伝えようとする力があれば安心です。逆に、どんなに流暢でも考える力がなければ中身のない英語になってしまいます。
答えが一つじゃない学びを大切に
レッスンでは「答えが一つではない」「人によって考えが違う」ということを大切にしています。
中高生のクラスでは、学習トピックを自分で選んだり、質問や反論を考えたりする活動を取り入れています。個別レッスンなので、間違いを恐れずに話せるのも大きなメリットです。
「英語力×思考力」を鍛える学びをしていると、英検などの試験がむしろ簡単に感じることもあります。しかし英検は通過点。さまざまな視点から考える練習は、視野を広げ、これからの人生で確実に活かされます。
小学生でも「考えるレッスン」はできる
小学生でも、考える力を育てるレッスンは十分可能です。
たとえば、単語練習では「自分が先に言うか先生が先か」を決めてもらったり、子どもたち自身にクイズを作ってもらったりします。
また、絵本の登場人物について「nice」「brave」などの言葉を使って意見を言ってもらうこともあります。
こうした小さな選択や発言の積み重ねが、考える習慣につながります。
自分を客観的に見る力=メタ認知
レッスンでは、ミニスピーチを録画して一緒に見返し、自分の発表を振り返る活動も行っています。
「I like it!」「It’s good.」と満足そうな声があがることもあれば、「う~ん」と考え込む子もいます。
そんな時は「もう一回やってみる?」と声をかけます。多くの子が再挑戦を選びます。
この「自分を見つめ直す力」はメタ認知と呼ばれ、目標達成力を高める重要なスキルです。
英語で育てるクリティカルシンキング
先日、クリティカルシンキングに関するセミナーを受講しました。
紹介された『子どもの「考える力を伸ばす」教科書』(星友啓著)を読みながら、「自分のレッスンでもやっていることだ」と気づきました。
たとえば「なりきりライティング」では、別の人になりきってその立場で英作文を書きます。
自分がネコ嫌いでも「ネコ好きの人はどんなところが好きなのか」を想像してみる――
こうした体験が、他者の視点で考える練習になるのです。
ハロウィンにも“考える”をプラス
ハロウィンレッスンでは、“Witch’s Stew”に入れる材料を見て「Yucky(まずそう)」か「Yummy(おいしそう)」かを選ぶアクティビティをしました。
人によって感じ方が違うことに気づくことで、認知の柔軟性が育まれます。
英語を通して、子どもたちが自分の考えを持ち、他者を理解しようとする――
そんな力を育てることが、私のレッスンの一番の目的です。

\ ワールドトークでJunko N.先生のレッスンを受けられます! /

 
											
 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
							
							
							
															




 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	




