これまで、味や匂いを英語でどう表現するかをご紹介してきました。
たとえば「こってりした味」「香ばしい匂い」など、日本語では当たり前に使っている表現も、いざ英語にしようとすると迷うことがありますよね。
今回からは、新シリーズ「食感の英語表現」がスタートします。
日本語には「カリカリ」「サクサク」「モチモチ」「とろ〜り」など、音からもイメージしやすい擬音語・擬態語(オノマトペ)がたくさんあります。でもこれ、英語だとどう表現できるのでしょうか?
第1回では、多くの人が大好きな「カリカリ・サクサク系」の食感表現を紹介していきます!
Crunchy
カリカリ。バリバリ。ザクザク。
せんべいやセロリ、グラノーラなど、食べ物に噛みごたえがあるときは、crunchy (クランチー)がぴったりです。噛んでいて、音が大きめのときに使ってみましょう。
She brought a bowl of crunchy tortilla chips to the party.
彼女がパリパリのトルティーヤチップスを持ってきてくれた。
Crispy
サクサク。パリパリ。
crunchyが重めの歯応えだったのに対して、crispy (クリスピー)は軽くて心地いい食感のときに最適です。
揚げ物であれば、軽やかにサクッとした感じを表現できます。よくフライドチキンの宣伝文句に crispy が使われています。
The tempura was so light and crispy.
天ぷらはとっても軽くてサクサク。
Crusty
パンの表面の硬い部分やピザ生地を英語で crust といいます。bread crust は「食パンの耳」と表現できます。
さて、crust に y をつけ足した、crusty (クラスティ)はパンや食べ物の表面が硬く、パリパリしている状態を述べることができます。
The bread has a crusty outside and soft inside.
このパン、外はカリッと中はふわふわ。
Brittle
パリパリはパリパリでも、薄焼きせんべいのようなすぐ割れるもろい食感。
キャンディーや焼き菓子の食感を表現するのにオススメなのが brittle (ブリトォ)です。
Peanut brittle is sweet and very brittle.
ピーナッツブリトルは甘くてパリパリ。
ちなみに Peanut brittle は、ピーナッツをキャラメルでコーティングしたシート状のお菓子のことです。気になる方は検索して画像を探してみてくださいね。
最後に
カリッと香ばしい食感って、食べててなんだかテンション上がりますよね。
次回は、もちもち・しっとり系の食感を英語でどう表すかをご紹介します。パンやお餅好きの方はお楽しみに!

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