前回、AさんとBさんのエピソードを通して、
「試験中、困ったことがあったらすぐに手を上げて係員を呼んでください」
とお話ししました。
私は呼ばれる側の方なので、それが当然、と思っていますが、
受験する側は、それでなくても緊張しているところに、想定外の困ったことが発生。
ハイって手をあげる🙋ことをためらってしまう、と思ってしまう人もいるかもしれません。
フランス人の彼が居なければ…
実は、こんなエピソードがあったんです。
今からちょうど1年ほど前でした。
私の住むオーストラリア・メルボルンは英語圏なので、当然TOEICの受験者はオーストラリア人以外の外国人、ということになります。
一番多いのは、日本人で全体の半分以上、時には90%を占める時もあります。
そして次に多いのは、フランス人、そしてタイ人、韓国人、とこの後は本当に様々と続き、
この国のマルチカルチャー度(?)の高さを反映しています。
特にメルボルンは国籍が豊かなことで有名です。
その日の試験は、16人の受験者を予定していて、
縦4席 X 横4席のレイアウトを作っていました。
マークシートの記入を終え、いよいよリスニング試験から開始。
パート1の写真問題の1問目の音声が流れました。
すると、前から2番目に座るフランス人男性の受験者が困惑した顔をして周りをキョロキョロした後、手をあげました。
私はすぐに駆けつけて、どうしたのかを聞きました。
リスニング中の質問は、他の受験者への迷惑にもなりかねないので、できるだけ静かに穏便に済ませたいところ。
すると彼は、「これ、問題が違うと思います」と言うではありませんか。
慌てて、音声を中断して内容をチェックすると、なんと言うことでしょう、
彼を挟んで、前後の3人だけ、違う問題の冊子が配られていることが判明!
予備の問題冊子が、正しいものであることを確認して配布し直して、無事にテストは再開されました。
あなたならどうする?
それにしても、心臓が止まりそうな出来事でした。
TOEICは試験官でさえ、事前に問題に目を通すことはできません。
それぞれの問題冊子の番号はチェックしましたが、最初の3冊だけ別の内容の試験冊子がまぎれていたとは!
不覚でした😨
試験終了後、別問題を配布されていた3人の受験者によくよくお詫びしてから、質問しました。
フランス人の彼は、
「いやぁ、ビックリしました!音声と写真がまったく一致してなくて、自分だけだったのかなと思ったら…」
彼の前後の受験者はどちらも日本人男性でした。
違うって思わなかったんですか?と言う問いに、
「はぁ、何となく…」
「もしかしたらって思ってたんですが…」
試験中に波風を立ててはいけないと思って遠慮していたのかもしれません。
あるいは自分の英語力に自信がなくて、確信が持てなかったのかもしれません。
でも問題が進めば進むほど、大変なことになっていたと思うと、最初の問題ですぐにフランス人の受験者が手をあげてくれてよかった。
1問だけで教えてくれて、タイムロスが最小限度で済んで不幸中の幸でした。
もし3人ともシャイで謙虚な日本人受験者だったら、もっと時間がかかって、もしかしたら、試験が終わった後に、
「あのぅ、リスニングがなんか違っていたと思います」と教えてくれたかもしれない。
まさか、さすがにそれはないか😅
そういえば教師時代、学校の教室でも同じことはよく起きていました。
「みんな〜、ここまでで質問ある人いますか?」
と、授業中に聞いてもまったく手はあがらず、授業を終えてホワイトボードを消しているところに、何人が質問を待っていると言う情景。
「あのね〜、授業中に質問してよ!そしたら一回の説明で済むでしょ!」
と愚痴る私に、
「いや、みんなの前で聞くのはちょっと…」
って照れ笑いされてましたね。
まあ、遠い遠い昔、私にもそんな記憶があった気がしないでもありません。
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