ここまで「ふわふわ」「ツルツル」など、心地よい肌触りの英語を見てきました。
でも、触感を表すときに必要なのは“気持ちいい”ものばかりではありません。
むしろ日常会話では、「なんだかベタベタする」「ちょっと気持ち悪い」という感触を伝える場面の方が多いかもしれません。
そこで今回はシリーズ最終回として、「不快な肌触り」を英語でどう表現するのかをご紹介します。
Sticky
Stick といえば、棒をイメージするかもしれませんが、sticky (スティッキー)とは「ベタベタする」という意味。
sticky は不快な意味だけでなく、日本食について話すときに覚えておくとオススメの単語です。sticky rice でもち米を意味し、白玉団子を英語で翻訳すると sticky rice ball となります。
My hands are sticky after eating the cotton candy.
わたあめを食べたあとで手がベタベタしている。
Slimy
子どもの頃に遊んだスライムは見た目はカラフルだけど、なんとも言えない肌触りだったのを覚えています。そんなスライムから派生した、slimy (スライミー)の意味は「ぬるぬるした」や「ネバネバした」です。
日本では夏にオクラやトロロなどネバネバ食品を食べることが多いですが、英語圏では ネバネバ = 不快な感触。なので日本のネバネバフードが海外では不評なのも納得?!
The rock by the river felt slimy.
川辺の岩はぬるぬるしていた。
Clammy
湿気があって冷たく不快なときは clammy (クラミー)を使って表現しましょう。ちなみに意味は「じめじめして冷たい」です。
His hands were cold and clammy.
彼の手は冷たくてじめじめしていた。
Greasy
肌触りだけでなく食べ物にも使える greasy (グリースィー)は「脂っぽくベタつく」という意味。
まだまだ暑い日が続くので、頭が汗でベタつくときは greasy hair で表現してみてくださいね。
The table felt greasy after the meal.
食事の後、そのテーブルは脂っぽくベタついていた。
最後に
これで「肌触り編」は完結です!
ふわふわのタオルからベタベタの手まで、いろんな感触を英語で言えるようになりました。
ぜひ身の回りのものを触って、「これって英語でなんて言うかな?」と想像してみください。きっと単語が自分のものになりますよ。

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