子どもたちの英会話レッスンにもシャドーイングを取り入れています
2021年、皆さんの英語学習はいかがだったでしょうか。
オンラインで何でも学べる時代が本格的にやってきました。
私も語学の他に教育、絵画に海外事情などなど様々なセミナーに参加し、新しいお友だちも出来ました ♪
さて、今回は「自分で出来る学び」のひとつ、「シャドーイング」について。
「シャドーイング」は、オーディオの音声に少し遅れて、聞こえてくる英語を自分で追いかけ再生するようなイメージで声に出すという練習法で、通訳のトレーニング法としておなじみです。
実は、私は子どもたちのレッスンにもシャドーイングを取り入れています。
といっても、英語学習を開始して大体5年目以降の子どもたち。
年齢で言うと小学校高学年~中高生ですが、今年に入り指導法を少し変えて、非常に大きな効果を感じています。
シャドーイングには以下のような効果があります:
- リスニング力の向上
- 英語らしい発音・抑揚のマスター
- 自然な英語表現をチャンク(かたまり)でマスター
小学生のレッスンでは、シャドーイングに取り組んだ子どもたちは皆、まとまったストーリーの音読が上手になり、英語らしい抑揚、よい発音で読めるようになりました。
絵を見て文を再現できる子もいます。
何度も練習するので、よい英文をまるごとマスターすることが出来るのです。
シャドーイングは思ってたよりずっと、すごい!!
もちろん、この記事を読んでくださっている大人の皆さんにも、絶大な効果があります。
ところで、
シャドーイングのやり方には実はいろいろあります。
レッスンでは、教材に登場するストーリーや記事、会話文でシャドーイングを行っていますが、その手順をもとに、今回は「自分で学習する」やり方の例をご紹介します!
「自分で学習する」 シャドーイングの例をご紹介!
- step1.リスニング(テキストではなく、挿絵や写真を見て、内容をイメージしながら、ネイティブスピーカーの音声を聴く。)
- step2.黙読し、わからない単語や表現の確認。
- step3.オーディオを聞きながら、テキストの息継ぎ・ポーズの箇所にスラッシュを入れる。スラッシュごとに、直訳でいいので前から順に意味を理解する(シャドウイングは意味が分かる内容の英文で行います)。
- step4.オーディオを聞きながら、音声と同時につぶやく要領でテキストを読む(音声のリズムや抑揚をまねる)。
- step5.英語の発音に注意しながらテキストを見てシャドーイングする(50~70%に速度調節して)。
- step6.内容を理解しながらテキストを閉じてシャドーイングする(速度はご自分がついていけるレベルに調節します)。
キッズレッスンでは上記よりもたくさんのステップを踏んで練習します。
また、内容理解のためにQ&Aは欠かせません。
シャドーイングは内容が理解できているもので行わないと意味がありませんので、その点にも注意が必要です。
というのも、慣れてくると内容が理解できていなくても、口だけ動かすことが可能だからです。
シャドーイングをガッツリやるとあっという間に25分のレッスン時間が終わってしまうので、やり方を伝えたら宿題としてやっていただくことも多いです。
速度調節については、再生速度が変えられるプレーヤーがなくても、YouTubeや動画ストリーミングサービスで速度を変更することが可能です。
また、Audipoのようなアプリにも再生速度を調節できるものがあります。
ただし、デバイスによって使えないものがありますのでご注意ください。
実は私もシャドーイングを継続しています。
発音に着目して練習する際には例えば「TED talk」であれば50%にスローダウンして練習することもあります。
「TED talk」は英語字幕はもちろんのこと、日本語訳が用意されている動画も多く、内容も多岐にわたっていますので、楽しく学習できると思います。
音声だけではなく、スピーカーの表情やジェスチャー、間の取り方をまねるのもおすすめです!
まだシャドーイングの習慣がない方は、この冬ぜひ学習に取り入れてみてくださいね⛄
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