すきま英語

主語付き動名詞を使いまくってみよう!【基本編】

さて、ここからは主語付きの動名詞の練習に入りたいと思います。

「動名詞の前に所有格(my, your, his…)または目的格(me, you, him…)を置いて“動作主”を示す」
このポイントをしっかり練習できるように、まずはこの 基本例文10個が理解できるか確認してみましょう。

音読5回してから意味を言ってみて下さい👍


🔵 動名詞+所有格/目的格の基本例文


1. Do you mind my opening the window?

2. I appreciate your helping me yesterday.

3. His coming late surprised everyone.

4. I’m sorry for her leaving early.

5. There’s no point in our arguing about that again.

6. Would you mind me using your phone?

7. I don’t like your talking during the movie.

8. They complained about the children making noise.

9. She insisted on his driving her home.

10. I’m proud of your winning the prize.


はい、意味がすべて言えたらさっそく答え合わせに行きますよ。

では 10文すべての和訳 + ポイント解説 を丁寧にお伝えします。


✅ 動名詞+所有格/目的格:和訳 & 解説


1. Do you mind my opening the window?

訳:私が窓を開けてもいいですか?(窓を開けることを気にしますか?)
解説:
Do you mind ~? は「〜してもいいですか?」
my opening =「私が開けること」。
動作主が“私”であることを明確にしている例。ちなみに、myがなかったら、相手に「開けてもらっても構いませんか?」とお願いしていることになる。


2. I appreciate your helping me yesterday.

訳:昨日あなたが私を助けてくれたことに感謝しています。
解説:
your helping me=「あなたが助けてくれたこと」。
動名詞の前に your を置くと「あなたが〜すること」という名詞句になる。


3. His coming late surprised everyone.

訳:彼が遅れて来たことは、みんなを驚かせた。
解説:
動名詞の前に his を置くことで、
「遅れて来る」という行為の主語が“彼”であることを明示。


4. I’m sorry for her leaving early.

訳:彼女が早く帰ったことについてお気の毒に思います / 申し訳なく思います。
解説:
her leaving early=「彼女が早く帰ったこと」。
前置詞 for の後は名詞扱いなので動名詞の前に所有格が自然。


5. There’s no point in our arguing about that again.

訳:私たちがそのことをまた議論しても意味がありません。
解説:
our arguing=「私たちが議論すること」。
no point in ~ は定型表現。


6. Would you mind me using your phone?

訳:私があなたの電話を使ってもいいですか?
解説:
Do you mind / Would you mind は口語では me using の方が普通。
(所有格でも文法的には正しいが、会話では目的格が自然。)


7. I don’t like your talking during the movie.

訳:映画の間にあなたが話すのが嫌なんです。
解説:
your talking=「あなたが話すこと」。
動作主が誰なのかがはっきり見える文。


8. They complained about the children making noise.

訳:彼らはその子どもたちが騒いでいることに文句を言った。
解説:
the children making noise は目的格が自然(所有格では硬い)。
人名や名詞の場合は 所有格より名詞のまま がふつう。


9. She insisted on his driving her home.

訳:彼女は、彼が彼女を家まで車で送るべきだと強く主張した。
解説:
his driving=「彼が運転すること」。
insist on ~ の後に動名詞が来る。


10. I’m proud of your winning the prize.

訳:あなたがその賞を取ったことを誇りに思います。
解説:
your winning the prize=「あなたが賞を取ったこと」。
「人の成果」などは所有格がよく使われる。


🔍 文法ポイントまとめ

  • 所有格 + 動名詞(my, your, his…)
     →“誰がその動作をするのか” を明確にしたいとき
     →フォーマル / 正確な表現
  • 目的格 + 動名詞(me, him, her…)
     →会話で自然
     →特に mind や前置詞の後ではよく使われる
  • 名詞(children, John など)+ 動名詞
     →名詞は所有格にしないほうが自然
     例:children making noise(自然)
       × children’s making noise(堅すぎる)

ここまでしっかり理解できましたか?

では次回は会話の練習に進んでいきますね。

英検対策に特化したグループレッスン開催します!

  

ABOUT ME
マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!