では、次に過去と現在のミックスの仮定法に入っていきます。
また仮定法の表に戻りますね。上から4つ目です。

過去と現在の妄想:あの時〜なら、今頃〜なのになぁ
前回勉強した、過去の仮定と現在の仮定をミックスした内容ですね。
If節の妄想部分は、過去なことなので「大過去」
→If S had+Vpp(あのとき〜だったらなぁ〜)
そして、ここが過去のもしも話との違いですが、
X:あの時〜だったのに ではなく、○:今頃〜なのに
と現在のもしも話なので「助動詞の過去」
→ S+would/could/might V になります。
どうでしょう、理解できましたか?
If I had slept well last night, I wouldn’t be sleepy.
昨夜よく眠れてたら、こんなに眠くないのになぁ
という経験、ありませんか?
未来の妄想:万一〜だとしたら(まぁ、ないけど)
さぁ、いよいよ最後の形は「未来のもしも話」です。
一番最初にやった「未来のあり得る話」は単なる、条件でした。
ここでは「まず、起こらないだろうけど」という前提です。
なので、たとえ未来でも「仮定法」になります。
それには2種類あります。
①If S were to V , S 助動詞の過去 V
まずありえないけど、仮に〜なら、という話。
If the sun were to disappear, all living things would die.
万一、太陽が消えたら、すべての生物は死んでしまうだろう。
万一、宝くじ当たったら、何したい? などの妄想話に使えそうです。
If you were to win a lottery, what would you do?
②If S should V , S 助動詞・助動詞の過去 V
こちらもかなり可能性は低いのですが、万が一の時は、という表現です。
ただし、①よりは現実的で、起こらないとは限らないので、助動詞の過去形だけでなく、助動詞が使われることもあります。
例えば、よくビジネスの現場で「万一問題がありましたら、遠慮なくご連絡ください」っていうセリフはよく聞きますよね。
そんな「万一」の時の If should なので、shouldを「するべき」と訳さないように!
If you should have any trouble, please contact us anytime.
万一何か問題がありましたら、いつでも我々にご連絡ください
のように、結論部分は相手が連絡を取りやすいよう、普通の文章になったりすることも多々あります。
思いやりを言葉にするってことですね〜😊
以上が、仮定法の公式でした。
すべて頭に入るまで、繰り返し練習してみてくださいね。
自分で英作文を作ってみるといいですね。
では、お疲れ様でした。

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