すきま英語

Part12 動名詞②

動詞を名詞化して「Vすること」にするには、不定詞の[ to V]と動名詞の[Ving]がありますが、その違いの1つとして、前回、「前置詞のとなりには、不定詞ではなく動名詞がくる」ということをお話ししました。

今回は「動名詞」を目的語に選ぶ動詞についてお話しします。

例えば、like なら I like swimming 、 I like to swim のどちらもOKですね。

でも動詞によっては、後ろに動名詞しか来ないという動詞もあるんです。

それについて詳しくみていきましょう!

動名詞をOに選ぶ動詞の特徴4選

ではどんな動詞が目的語にingを選ぶのか、その特徴についてまとめてみますね。

  1. 過去志向ー不定詞を勉強したときに、toの意味を思い出しましょう!これから向かうって意味ですねってやりましたよね。
    未来志向が不定詞なら、その対照的なのが動詞名詞です。
    未来が「これから起こる」(まだ始まっていない)のに対して過去は「もうすでに起きている」(すでに始まっている)イメージ。
    stop/finish/admitなど、やめたり、終えたり、認めたりするのは、すでにことが起きてないとできないことですね。enjoyも、楽しい!と感じるためには、その動作がまず始まってないと無理ですよね。
  2. リピート🔁ー先ほどの、もう始まってることの延長線で、それを何度も何度も繰り返すという繰り返しのイメージも加わります。practice(練習する)や be used to(〜するのに慣れている)なんてまさにそのイメージですね。またmind(気にする)なんかも、嫌なことが頭の中でグルグル回ってるイメージですね。imagine(想像する)もこの仲間です。
  3. 中断ーgive up(あきらめる)なんてまさにそのままですが、過去志向とかぶりますが、stop/quit/discontinue(やめる)など、すべて中断のイメージですね。
  4. 逃避ー最後に、逃げるイメージ。やっぱり全体的に暗いですね。escape(逃げる)なんてそのままですが、deny(否定する)、avoid(避ける) miss(逃す)などもそうです。

では、後ろに動名詞と不定詞が来ることで意味が変わる動詞についてみていきましょう。

これについては2つのポイントがあります。

記憶系の動詞は未来が不定詞、過去が動名詞

記憶系というのは、覚えているのremember と忘れるのforgetです。

それぞれの後ろにto Vが続くと、これから〜することを[覚えている/忘れる]の意味になり、動名詞が続くと、〜したことを[覚えている/忘れる]の意味になります。

まさに、これまでお話ししたことと一貫していますね。

ここにも書きましたが、不定詞=未来志向、動名詞=過去志向

自動詞と他動詞が意味の分かれ目

一般動詞には、自動詞と他動詞の2種類がありましたね。

ただ、多くの動詞には自動詞と他動詞のどちらもあるという動詞が多いんです。

stopもその1つ。自動詞の場合は「(自分が)止まる」で他動詞は「〜を止める」の意味になります。

その他動詞の場合に、目的語のOは必ず動名詞になる、と勉強したばかりですね。

では、となりにto+動詞が来た場合、それは自動詞+目的を表す副詞の不定詞(〜するために)と判断させるわけです。

I stop smoking=SVO:私はやめる/タバコを吸うことを=禁煙する
I stop to smoke=SV+M:私は立ち止まる/タバコを吸うために=一服する

というわけで、まったく意味が変わってしまうわけですね。

以上、2つのポイント押さえましたか?

記憶系の動詞、過去未来
他動詞ならO,自動詞ならM(副詞)

以上、お疲れ様でした〜!

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マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!