ではFUNBOYSの等位接続詞の次は、従属接続詞についてみていきましょう。
またテキストをここに貼り付けます。

2つの間に来て、前後の詞、句、節を等しくつなぐ等位接続詞に対して、従属接続詞はあくまでもメインの文章に「従属」する形くっつく接続詞です。
どんな形でくっつくか?それは名詞か副詞のカタマリです。
名詞節を作る接続詞
さて、接続詞の講義①で詳しくやった名詞節、と副詞節の話、覚えていますか?
では少しおさらいしてみましょう!どちらが名詞、副詞かを言ってみてください。
- Tell me your name.
- Tell me tomorrow.
教えてよ/あなたの名前を と 教えてよ/明日
ということで、教えてほしい答え=あなたの名前=目的語=名詞
教えてほしいタイミング=明日=追加情報=副詞
でした。文法上、なくてはならないのは名詞と副詞のどちらでしょう?
もちろん、SOCの構成要員の名詞です。それに対して副詞はあくまでも「おまけ」情報。
なので、今回勉強する「名詞節」もSOCのいずれかになれるってことです。
例えば、その話は本当です。という文章を英語にすると?
The story is true. ですね。
では、これはどうでしょう?
「彼女は学生だということ」は本当です。
先ほどの、「その話」という主語に比べて長いですが、主語であることに違いはありませんから、これも名詞なんですね。
ただ、「彼女は学生だ」というSV(文章)を含んでいるので、名詞は名詞でも特に「名詞節」と呼びます。
まずは「彼女は学生だ」だけ言ってみましょう。
She is a student. でいいですね。
さて、これを名詞化するのが、接続詞thatです。この文章の前にthatをつけると、「彼女は日本人だということ」の意味にできるんですね。
That she is a student is true.
頭デッカチな主語だなぁ、と思ったら、先に仮の主語Itを使って、後ろに持ってくることも可能です。
It is true that she is a student. (それは本当ですよ/彼女が学生ということ)It=that以下を指します。
こちらの方がなじみがあるかもしれませんね。
テキストの例文では、I don’t know that she is a student. と、目的語のOが名詞節になっていますね。
私は知らない「彼女は学生だということ」を。
このように、平叙文(疑問文ではない)の場合はthatが、疑問文の場合はwhetherかifが接続詞として使われます。
I don’t know whether/if she is a student.
私は知らない「彼女が学生なのかどうかということ」を。
このように、whether/ifのとなりは、元々の疑問文から普通の語順に戻るので、接続詞もthatからwhetherかifに変えないといけません。
もし、この内容が疑問詞のある疑問文だったら?
疑問詞がそのまま接続詞の代わりになります。そして後ろの文章は元々の語順、SVに戻ります。
つまり、I don’t know + Who is she? = I don’t know who she is. のように、疑問文が名詞のかたまりになって、文章の1部になるんですね。これを、間接疑問文と呼びます。
ということは、厳密に言うと、名詞節を作る接続詞は、that, whether, if の3つだけと言うことになります。
かなり少数派ですね。
と言うわけで、従属接続詞は名詞節も作りますが、これは副業のようなもので、副詞節を作ることが圧倒的に多いです。
その副詞節については、次回みていきましょう!

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