すきま英語

Part10 接続詞③

ではFUNBOYSの等位接続詞の次は、従属接続詞についてみていきましょう。

またテキストをここに貼り付けます。

2つの間に来て、前後の詞、句、節を等しくつなぐ等位接続詞に対して、従属接続詞はあくまでもメインの文章に「従属」する形くっつく接続詞です。

どんな形でくっつくか?それは名詞か副詞のカタマリです。

名詞節を作る接続詞

さて、接続詞の講義①で詳しくやった名詞節、と副詞節の話、覚えていますか?

では少しおさらいしてみましょう!どちらが名詞、副詞かを言ってみてください。

  1. Tell me your name.
  2. Tell me tomorrow.

教えてよ/あなたの名前を と 教えてよ/明日

ということで、教えてほしい答え=あなたの名前=目的語=名詞
教えてほしいタイミング=明日=追加情報=副詞

でした。文法上、なくてはならないのは名詞と副詞のどちらでしょう?

もちろん、SOCの構成要員の名詞です。それに対して副詞はあくまでも「おまけ」情報。

なので、今回勉強する「名詞節」もSOCのいずれかになれるってことです。

例えば、その話は本当です。という文章を英語にすると?

The story is true. ですね。

では、これはどうでしょう?

「彼女は学生だということ」は本当です。

先ほどの、「その話」という主語に比べて長いですが、主語であることに違いはありませんから、これも名詞なんですね。
ただ、「彼女は学生だ」というSV(文章)を含んでいるので、名詞は名詞でも特に「名詞節」と呼びます。

まずは「彼女は学生だ」だけ言ってみましょう。

She is a student. でいいですね。

さて、これを名詞化するのが、接続詞thatです。この文章の前にthatをつけると、「彼女は日本人だということ」の意味にできるんですね。

That she is a student is true.

頭デッカチな主語だなぁ、と思ったら、先に仮の主語Itを使って、後ろに持ってくることも可能です。

It is true that she is a student. (それは本当ですよ/彼女が学生ということ)It=that以下を指します。

こちらの方がなじみがあるかもしれませんね。

テキストの例文では、I don’t know that she is a student. と、目的語のOが名詞節になっていますね。

私は知らない「彼女は学生だということ」を。

このように、平叙文(疑問文ではない)の場合はthatが、疑問文の場合はwhetherかifが接続詞として使われます。

I don’t know whether/if she is a student. 

私は知らない「彼女が学生なのかどうかということ」を。

このように、whether/ifのとなりは、元々の疑問文から普通の語順に戻るので、接続詞もthatからwhetherかifに変えないといけません。

もし、この内容が疑問詞のある疑問文だったら?

疑問詞がそのまま接続詞の代わりになります。そして後ろの文章は元々の語順、SVに戻ります。

つまり、I don’t know + Who is she? = I don’t know who she is. のように、疑問文が名詞のかたまりになって、文章の1部になるんですね。これを、間接疑問文と呼びます。

ということは、厳密に言うと、名詞節を作る接続詞は、that, whether, if の3つだけと言うことになります。

かなり少数派ですね。

と言うわけで、従属接続詞は名詞節も作りますが、これは副業のようなもので、副詞節を作ることが圧倒的に多いです。

その副詞節については、次回みていきましょう!

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マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!