すきま英語

Part 9 名詞&冠詞⑨

さあ、ここまでたくさん冠詞について解説をさせていただきましたが、今回はあなたの番です。
理解度チェック! 以下の10問にトライしてみてください💪🏻

Are you ready?  準備はいいですか?

答え合わせ

毎回お話しするように、答えが合っているかどうかだけではなく、なぜそうなのかまで説明できるようになるといいですね。

ではさっそくチェックしてみましょう!

  1. He wrote to his mother once a month.
    [彼は彼のお母さんに毎月1回手紙を書きます] 書くのはもちろん手紙ですが、この例文のようによく省略されます。ここでは、a=one の意味で使われています。1ヶ月に1回ということで、つまり毎月ですね。
  2. I go to school by bus.
    [私は学校にバスで行きます]この場合の私は、もちろん学生ということになります。なぜなら学校が無冠詞なので、学校に勉強しに行く、という意味になるからです。ちょっと探偵っぽく謎解きしてみると、私が学校に学生ではないのに、毎日バスで行っているというと、私への謎が深まります。動詞の単純現在時制は今だけじゃなく「いつも」という意味が含まれているんでしたね。by という交通手段を表すときの乗り物も無冠詞です。
  3. You should go to hospital to see the doctor.
    [あなたはお医者さんにみてもらうために病院に行くべきだ]
    go to hospital = 診察してもらうという意味なので、theは必要ありませんが、アメリカ英語では区別しないことが多く、theをつけることも多いです。しかも、この文章の場合は特に、後ろにご丁寧に「医者に会う」と言ってますからね。
    すいません、ややこしくて😅 お見舞いに行くなら、必ずgo to the hospitalです。
  4. I’m planning to visit Kyoto next month.
    [来月、今日を訪問する計画をしています]
    今の基準に「来月」というときは、nextには何もつきません。そのまま「来月」と訳します。
  5. She kissed me on the cheek.
    [彼女は私の頬にキスした]
    この日本語訳を英語にしたとしたら「She kissed my cheek」と書く人が多いのではないでしょうか。私の頬=my cheekですからね。でも、英語らしい表現は、彼女がキスした相手は?とまず対象を告げて、そのあとで細かい情報をおまけにくっつけます。on the cheek で、頬の上にね!と、なるわけです。theは体の部位を指します。私にキスしたのですから、my cheekってわざわざ言うのも却って変ですよね?
  6. The hotel was very nice.
    [そのホテルはとても素敵でした]
    もうどのホテルのことを指してるかはわかりますよね?「私たちは旅行を楽しんだ」と言った後なので、もちろん、その旅行で泊まったホテルのことを指してるのは明らかなので、theを使います。
  7. Can I ask you a question?
    [あなたに(ある)質問をしてもいいですか?]
    この時点では、どんな質問かはまだ触れていないことは、次のセリフ「もちろん!何が知りたいんですか」でわかりますね。その場合は「ある一つの=a」 が使われます。
  8. You need a holiday.
    [あなたは休暇が必要です]
    なんて上司に言ってほしいですね。ただ、そう言われるくらいに「あなたはすごく疲れてるように見える」ってことです。そんなあなたを心配して出たこのセリフですが、その時点では、どんな休暇かなんて提案してませんね。とにかくどんな休暇でもいいから、と言うことです。a が来ると「形がはっきりしている」イメージがありますが、休暇のような、形が見えないものに a がつくことはよくあります。それは、ホリデーを1つの時間のカタマリとして、ホリデーの始まりから終わりまでを指しています。
  9. It’s a nice morning. Let’s go for a walk.
    [素敵な朝です。散歩に行きましょう]
    通常、morningはみんな知ってる共通認識のthe morningですね。in the morning ってフレーズ、有名ですよね。ただ、そんな朝にniceのような形容詞がついたときは、「朝は朝でも、今日のような素敵な朝」と1つをピックアップしたかのような表現で、a を付けます。通常はaがつかないような名詞でも、a heavy rain、a big lunch のように。
    そして、walkは通常、歩くという動詞ですが、a がつくことで「これは名詞」と言う目印つけて分かりやすくしています。
    また、歩くと言う名詞形には、walking[日本語でもウォーキングって言いますね]もありますが、これは動作しての「歩くこと」なので、同じ名詞でも冠詞はつきません。
    前の⑧で説明した「休暇」のように「散歩」には、歩き始める最初と終わりがありますね。そのかたまりを1つとみなしているわけです。
  10. How far is the airport?
    [空港まではどのくらい離れていますか?]
    会話に初登場した普通名詞は a から、でしたが、この空港のような場合は例外です。
    というのも、空港がコンビニみたいに無数にある建物ではないからです。わざわざ「一番最寄りの空港は?」って聞かなくても、普通はそう判断して答えてくれますよね?
    もし、迷ったら、羽田?成田?と聞き返しましょう。

10問中何問正解できましたか?どうしてその答えなのかも腑に落ちるまで練習してこそ、会話レベルで安心して使えます。音読もしてみてくださいね〜。

ではお疲れ様でした!

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マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!