さあ、ここまでたくさん冠詞について解説をさせていただきましたが、今回はあなたの番です。
理解度チェック! 以下の10問にトライしてみてください💪🏻
Are you ready? 準備はいいですか?

答え合わせ
毎回お話しするように、答えが合っているかどうかだけではなく、なぜそうなのかまで説明できるようになるといいですね。
ではさっそくチェックしてみましょう!
- He wrote to his mother once a month.
[彼は彼のお母さんに毎月1回手紙を書きます] 書くのはもちろん手紙ですが、この例文のようによく省略されます。ここでは、a=one の意味で使われています。1ヶ月に1回ということで、つまり毎月ですね。 - I go to school by bus.
[私は学校にバスで行きます]この場合の私は、もちろん学生ということになります。なぜなら学校が無冠詞なので、学校に勉強しに行く、という意味になるからです。ちょっと探偵っぽく謎解きしてみると、私が学校に学生ではないのに、毎日バスで行っているというと、私への謎が深まります。動詞の単純現在時制は今だけじゃなく「いつも」という意味が含まれているんでしたね。by という交通手段を表すときの乗り物も無冠詞です。 - You should go to hospital to see the doctor.
[あなたはお医者さんにみてもらうために病院に行くべきだ]
go to hospital = 診察してもらうという意味なので、theは必要ありませんが、アメリカ英語では区別しないことが多く、theをつけることも多いです。しかも、この文章の場合は特に、後ろにご丁寧に「医者に会う」と言ってますからね。
すいません、ややこしくて😅 お見舞いに行くなら、必ずgo to the hospitalです。 - I’m planning to visit Kyoto next month.
[来月、今日を訪問する計画をしています]
今の基準に「来月」というときは、nextには何もつきません。そのまま「来月」と訳します。 - She kissed me on the cheek.
[彼女は私の頬にキスした]
この日本語訳を英語にしたとしたら「She kissed my cheek」と書く人が多いのではないでしょうか。私の頬=my cheekですからね。でも、英語らしい表現は、彼女がキスした相手は?とまず対象を告げて、そのあとで細かい情報をおまけにくっつけます。on the cheek で、頬の上にね!と、なるわけです。theは体の部位を指します。私にキスしたのですから、my cheekってわざわざ言うのも却って変ですよね? - The hotel was very nice.
[そのホテルはとても素敵でした]
もうどのホテルのことを指してるかはわかりますよね?「私たちは旅行を楽しんだ」と言った後なので、もちろん、その旅行で泊まったホテルのことを指してるのは明らかなので、theを使います。 - Can I ask you a question?
[あなたに(ある)質問をしてもいいですか?]
この時点では、どんな質問かはまだ触れていないことは、次のセリフ「もちろん!何が知りたいんですか」でわかりますね。その場合は「ある一つの=a」 が使われます。 - You need a holiday.
[あなたは休暇が必要です]
なんて上司に言ってほしいですね。ただ、そう言われるくらいに「あなたはすごく疲れてるように見える」ってことです。そんなあなたを心配して出たこのセリフですが、その時点では、どんな休暇かなんて提案してませんね。とにかくどんな休暇でもいいから、と言うことです。a が来ると「形がはっきりしている」イメージがありますが、休暇のような、形が見えないものに a がつくことはよくあります。それは、ホリデーを1つの時間のカタマリとして、ホリデーの始まりから終わりまでを指しています。 - It’s a nice morning. Let’s go for a walk.
[素敵な朝です。散歩に行きましょう]
通常、morningはみんな知ってる共通認識のthe morningですね。in the morning ってフレーズ、有名ですよね。ただ、そんな朝にniceのような形容詞がついたときは、「朝は朝でも、今日のような素敵な朝」と1つをピックアップしたかのような表現で、a を付けます。通常はaがつかないような名詞でも、a heavy rain、a big lunch のように。
そして、walkは通常、歩くという動詞ですが、a がつくことで「これは名詞」と言う目印つけて分かりやすくしています。
また、歩くと言う名詞形には、walking[日本語でもウォーキングって言いますね]もありますが、これは動作しての「歩くこと」なので、同じ名詞でも冠詞はつきません。
前の⑧で説明した「休暇」のように「散歩」には、歩き始める最初と終わりがありますね。そのかたまりを1つとみなしているわけです。 - How far is the airport?
[空港まではどのくらい離れていますか?]
会話に初登場した普通名詞は a から、でしたが、この空港のような場合は例外です。
というのも、空港がコンビニみたいに無数にある建物ではないからです。わざわざ「一番最寄りの空港は?」って聞かなくても、普通はそう判断して答えてくれますよね?
もし、迷ったら、羽田?成田?と聞き返しましょう。
10問中何問正解できましたか?どうしてその答えなのかも腑に落ちるまで練習してこそ、会話レベルで安心して使えます。音読もしてみてくださいね〜。
ではお疲れ様でした!
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