準2級のライティングでは、内容を考えるだけでなく、指定された語数に収め、試験時間内に書き終えることも大切です。
書きたいことが多くても、語数を大幅に超えてしまったり、時間をかけすぎて最後まで見直せなかったりすると、力を十分に発揮できません。
今回は、書く前の計画、語数の調整、時間配分、見直しの方法を練習します。
1. 最初に語数の範囲を確認する
問題に語数の目安がある場合は、書き始める前に必ず確認します。
目安を大きく下回ると、意見や理由の説明が不足しやすくなります。反対に、必要以上に長く書くと、文法ミスが増えたり、時間が足りなくなったりします。
目標は、指定範囲の中央付近を目安にすることです。
たとえば語数の目安が50~60語なら、まずは55語前後を目指すと調整しやすくなります。語数を増やすためだけに、同じ内容を繰り返すのは避けましょう。
理由を説明したり、具体例を一つ加えたりして、内容を自然に広げます。
2. 書き始める前に短いメモを作る
すぐに英文を書き始めると、途中で理由を思いついて順番を変えたり、同じ説明を繰り返したりしがちです。
まず日本語でも英単語でもよいので、次のようにメモを作ります。
- 自分の意見
- 理由1と説明・例
- 理由2と説明・例
- まとめに使う表現
たとえば「学校で昼食を作ることに賛成」というテーマなら、「賛成/健康によい/新鮮な食材を選べる/料理の練習になる/将来役立つ」といった短いメモで十分です。
長い日本語の文章を作る必要はありません。メモは、英文を書くときに内容を忘れず、順序を整えるためのものです。
3. 語数を増やすときは説明を足す
語数が足りないときは、次の三つの質問を自分にしてみましょう。
- Why? なぜそう思うのか
- For example? 具体的にはどんな場面か
- What will happen? その結果、どうなるのか
たとえば、理由を It is good for students.(学生にとってよいです)だけで終えると、説明が足りません。次のように具体化できます。
It is good for students because they can learn useful skills. For example, they can prepare simple meals at home.
「役に立つ」と言うだけでなく、どんな技能を学べるのか、どのような場面で使えるのかを加えています。具体例は複雑なものでなくてかまいません。
自分が確実に英語で表現できる身近な例を選びましょう。
4. 語数を減らすときは重複を整理する
語数が多くなった場合は、理由を削る前に、同じ内容を繰り返している文がないか確認します。
たとえば「健康によい」「体によい」「健康を保てる」は、説明の仕方によっては内容が重なります。
似た理由を二つ並べるより、片方を残し、もう一方を別の観点に変えるほうが読みやすくなります。
また、長い言い回しを簡潔にできることもあります。ただし、難しい表現に無理に置き換える必要はありません。自分が正確に書ける簡単な英文を使いましょう。
語数を減らすために、主語や動詞を省いて不完全な文にしてしまわないよう注意してください。
5. 時間配分を決めておく
本番で焦らないために、練習の段階から時間を区切りましょう。目安として、全体の時間を次のように使います。
- 最初の20%:問題確認、意見と理由のメモ
- 次の60%:英文を書く
- 最後の20%:語数と文法を見直す
時間は試験の指示に合わせて調整してください。
書く前の計画に時間をかけすぎると、見直しの時間がなくなります。
メモは一語から数語程度にとどめ、書き始める時間をあらかじめ決めておくのがコツです。
6. 見直しは確認する順番を決める
見直しの時間が短くても、すべてを一度に確認しようとせず、順番を決めると効率的です。
- 語数が目安の範囲に収まっているか
- 意見と理由が質問に答えているか
- 主語と動詞の形が合っているか
- 単数・複数、三単現、時制に誤りがないか
- スペル、大文字、ピリオドを確認する
特に、急いで書いた文章では、主語が複数なのに動詞に「s」を付けてしまうなど、基本的なミスが起こりやすくなります。
難しい表現を追加するより、すでに書いた文を正確にすることを優先しましょう。
今日の練習
身近なテーマを一つ選び、まず意見と理由を二つだけメモしてください。
次に、理由ごとに説明か具体例を一つ加えて、時間を計りながら英文を書きます。
最後に語数を数え、足りなければ説明を加え、多すぎれば重複を整理します。
今回のポイント: 語数を整えるには、書く前の短いメモが役立ちます。足りないときは理由の説明や具体例を加え、多すぎるときは内容の重複を削りましょう。そして、時間内に書き終えるため、練習から「計画・執筆・見直し」の時間配分を意識してください。
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