2級にもなると、問題文もかなり長くなってきますね。
長文を読んでいると、it、they、this、these などの指示語や代名詞がよく出てきます。
これらは、すでに述べられた人物・物・出来事・考えを指すことがあります。
何を指しているのかを正確につかめると、文章のつながりが見えやすくなり、設問の根拠も探しやすくなります。
1. 指示語を見つけたら、指す内容を確認する
指示語を見つけたら、そのまま読み流さず、「これは何を指しているのだろう」と考えます。
- it:それ
- they:彼ら、それら
- this / these:これ/これら
- that / those:あれ/あれら、または前に述べた内容
- one / ones:前に出てきた名詞の代わり
たとえば、次の文を見てみましょう。
Many people use reusable bags. They help reduce plastic waste.
They は複数形なので、前の文にある reusable bags を指しています。「それらはプラスチックごみを減らすのに役立つ」と読めます。
2. 数や文法上の形を手がかりにする
指示語の数や文法上の形を確認すると、指す候補を絞れます。
A new school rule was introduced. It asks students to turn off the lights.
It は単数なので、候補は単数名詞の a new school rule です。後半の「生徒に電気を消すよう求める」という内容も、学校の新しいルールと自然につながります。
候補が複数ある場合は、数だけでなく意味のつながりも確認してください。
3. this や that が文全体を指す場合
this や that は、ひとつの名詞ではなく、直前の文や出来事全体を指すことがあります。
The town added more bike paths. This made cycling safer.
ここでの This は、「町が自転車道を増やしたこと」を指します。直前の文を内容ごと置き換えて読むと、意味が自然になります。
4. 指示語を名詞に置き換えて読み直す
指す内容が分かったら、指示語をその名詞や内容に置き換えて読み直しましょう。
The students collected old books. They donated them to a local center.
この場合、They は the students、them は old books を指します。つまり、「生徒たちは古い本を集め、それらを地域の施設に寄付した」となります。置き換えると、誰が何をしたのかがはっきりします。
5. 離れた場所に候補があるときの確認方法
指示語のすぐ前だけでは候補が見つからないこともあります。その場合は、次の順で確認しましょう。
- 指示語の前の文を読む。
- 数や人称が一致する名詞・内容を探す。
- 指示語を候補に置き換えて、意味が自然か確かめる。
- 直後の文も読み、話の流れに合うか確認する。
候補が複数あるときは、文法的に一致しているだけで決めず、文章の話題や段落の要点にも合うかを見ます。
練習のコツ
短い文章を読むとき、指示語に丸をつけ、横に「何を指すか」を書き込んでみましょう。最初は一つずつ確認し、慣れてきたら文章の流れを止めずに素早く判断します。
指示語を正しく追うことは、英文を一文ずつ訳すだけでなく、文と文のつながりを理解するための大切な練習です。
次回は、長文に出てくる原因・結果や対比など、文章の論理関係を読み取る方法を扱います。
\ ワールドトークでマリリン先生のレッスンを受けられます! /










