英検2級の長文では、知らない単語が含まれていても、文章全体の話題や筆者の意見をつかむことが大切です。
すべての単語を訳そうとすると時間がかかり、文章の流れを見失うことがあります。
今回は、本文を読む前の準備と、段落ごとの要点を整理する方法を練習します。
読む前に設問を確認する
本文を読む前に設問に目を通し、「何を探して読めばよいか」を把握しましょう。
たとえば、設問が理由を尋ねているなら why、人物の行動を尋ねているなら what did … do? に注目します。
選択肢も確認すると、場所・目的・変化など、本文から探す情報を予測できます。
ただし、選択肢の表現が本文にそのまま出てくるとは限りません。
同じ内容が別の言葉で言い換えられることもあるので、単語の一致だけで答えを決めないようにしましょう。
段落の役割を考える
本文を読み始めたら、まず各段落がどのような役割を果たしているか考えます。よくある流れは、次のようなものです。
- 話題や問題の紹介
- 理由や背景の説明
- 具体例や調査結果
- 筆者の意見や結論
すべての文章がこの順番とは限りませんが、段落ごとの役割を考えると、情報を整理しやすくなります。
各段落を読み終えたら、内容を日本語で短くメモしてみましょう。
「問題の説明」「解決策の例」のような短い表現で十分です。
接続語を手がかりにする
接続語は、文章の流れを示す目印です。道標のようなものですね!
- however:前の内容と対比する
- because:理由を示す
- for example:具体例を示す
- therefore:結果や結論を示す
- in addition:情報を付け加える
接続語が出てきたら、その前後の関係を確かめましょう。
たとえば however の後には、前の説明とは異なる情報が続くことがあります。
筆者の主張や話の転換点を見つける助けになります。
分からない単語に出会ったら
知らない単語があっても、すぐに読むのを止めないでください。
まず、その単語が文の中でどのような役割をしているかを考えます。
前後にある説明、対比、具体例などから、おおまかな意味を推測できる場合があります。
特に、その単語が設問の答えに関係しそうかどうかを見極めましょう。
細かな情報にすぎない場合は、いったん読み進めてもかまいません。
一方、何度も繰り返される語や、段落の中心にある語は、文章のテーマを理解するうえで重要な可能性があります。
練習の進め方
短めの英文を使い、次の手順で練習してみましょう。
- 設問を先に読み、探す情報を確認する。
- 本文を読み、段落ごとの役割を考える。
- 各段落の要点を短くメモする。
- 接続語や言い換え表現に印をつける。
- 解答後、本文中の根拠を確認する。
正解したかどうかだけで終わらせず、「どの段落のどの情報が答えの根拠だったか」を確認することが大切です。
根拠を説明できるようになると、似た問題にも対応しやすくなります。
今回のポイントは、本文を読む前に設問を確認し、段落ごとの役割と接続語を手がかりに文章の流れをつかむことです。
分からない単語があっても立ち止まりすぎず、まずは全体の要点を追う練習を続けましょう。
次回は、設問の答えを本文から正確に見つける方法を学びます。
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