今回から、英検2級対策のコラムを全20回で進めます。
第1回では、英検2級で求められる力を確認し、これからの学習の土台を作ります。
英検2級では、身近な話題に加えて、社会や環境、教育、科学などについて、英語で情報を理解したり、自分の意見を伝えたりする力が求められます。
準2級までと比べて、文章や会話の内容が長くなり、語彙や表現も広がります。そのため、単語だけを覚えるのではなく、読む・聞く・書く・話す力を関連づけて伸ばすことが大切です。
1. まず試験の全体像を確認する
英検2級の対策では、次の技能をバランスよく練習します。
- リーディング: 説明文や意見文を読み、要点や具体的な情報をつかむ
- リスニング: 会話や説明の流れを追い、必要な情報を聞き取る
- ライティング: 与えられたテーマについて、自分の意見と理由を論理的に書く
- スピーキング: 質問に答え、英文の音読や意見の説明を行う
試験の形式や時間、問題数は変更されることがあります。学習を始めるときは、受験する回の公式情報を確認し、最新の問題形式に合わせて練習してください。
2. 自分の現在地を知る
最初に過去問題や模擬問題を一度解いてみましょう。
初回から高得点を取ることが目的ではありません。どの技能が得意で、どこに課題があるかを見つけるための確認です。
解いた後は、間違いを次のように分けてみます。
- 単語や熟語の意味が分からなかった
- 文の構造を読み取れなかった
- 聞き取れない音や表現があった
- 答えの根拠を見つけられなかった
- 時間が足りなかった
- 自分の意見を英語で説明できなかった
「リーディングが苦手」と大きくまとめるだけでなく、何が原因なのかを具体的にすると、次にやるべき練習が見えやすくなります。
3. 続けられる計画を作る
計画は、完璧であることより、実行できることが大切です。
たとえば、平日は単語と短い音声、週末は長文やライティングというように、学習を分けられます。
一度に多くの教材を始めるより、教材を絞り、同じ内容を復習する時間を確保しましょう。新しい単語を覚えたら、数日後にもう一度思い出す。音声を聞いたら、スクリプトを確認して聞き直す。このような復習が、知識の定着につながります。
また、学習した時間だけでなく、「何をできるようになったか」を記録すると、進歩を確認しやすくなります。たとえば「長文の段落ごとの要点を一文でまとめた」「理由を二つメモしてから意見文を書いた」のように、具体的に記録しましょう。
今回のポイント
英検2級対策の出発点は、試験の全体像と自分の課題を知ることです。
まず問題を一度解き、間違いの原因を分類してみましょう。その結果をもとに、無理なく続けられる学習計画を立てます。
次回は、英検2級のリーディングに向けて、長文を読む前の準備と、段落ごとの要点をつかむ方法を学びます。
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