「英検を受けることにしたけれど、何から勉強すればいい?」
「単語帳と過去問、どちらから始めればいい?」
「学校や部活が忙しくて、英検の勉強までできない」
英検に挑戦する中学生にとって、難しいのは英語の勉強だけではありません。
学校の授業や宿題があり、定期テストもあります。
部活動が忙しい中学生もいるでしょう。
中学3年生なら、高校受験との両立も考えなければなりません。
限られた時間の中で英検合格を目指すなら、ただ勉強時間を増やすのではなく、「今の自分に必要な勉強」を見つけることが大切です。
中学生の英検対策は、まず受験級の問題を解いて苦手を確認し、学校や部活と両立できる学習計画を立てたうえで、分からない文法やライティング、二次試験は日本人講師に日本語で質問しながら対策するのがおすすめです。
この記事では、中学生が英検対策を始めるときの勉強の順番や、学校・部活と両立するためのポイントを紹介します。
中学生の英検対策は何から始める?
英検対策というと、
「まず単語帳を全部覚えよう」
「とにかく過去問を解こう」
と考えるかもしれません。
しかし、最初にやってほしいのは、
現在の実力を確認することです。
受験する級の問題を一度解いてみましょう。
この段階では、合格点を取れなくても問題ありません。
目的は、
「何ができて、何ができないのか」
を知ることです。
単語が分からない。
文法問題で間違える。
長文を最後まで読めない。
リスニングが聞き取れない。
ライティングで何を書けばいいか分からない。
同じ級を受験する中学生でも、苦手なところは違います。
まず現在地を確認してから、必要な勉強を始めましょう。
英検対策は「全部を同じように勉強」しなくていい

英検では、級に応じてさまざまな英語力が求められます。
そのため、
「全部勉強しなければ」
と思ってしまうかもしれません。
でも、すでにできていることに多くの時間を使う必要はありません。
たとえば、
単語はある程度できているけれど長文が苦手。
リーディングはできるけれどリスニングが苦手。
問題は解けるけれどライティングが書けない。
一次試験は大丈夫そうだけれど、人前で英語を話すのが苦手。
このように課題は違います。
苦手なところに勉強時間を多く使う。
これだけでも、英検対策の進め方は変わります。
STEP1|まず受験級の問題を解いて現在地を確認する
最初に、受験する級の問題に挑戦してみましょう。
そして、丸付けをしたら点数だけを見るのではなく、間違えた問題を分けてみます。
たとえば、
単語・熟語
英文法
長文読解
リスニング
ライティング
といった形です。
すると、
「単語でかなり間違えている」
「長文は読めるけれど時間がかかる」
「リスニングになると正答率が下がる」
など、自分の課題が見えてきます。
ここが英検対策のスタートです。
いきなり勉強を始めるのではなく、まず何を勉強すべきかを決めることから始めましょう。
STEP2|英単語・熟語を少しずつ覚える
英検対策では、英単語・熟語が重要です。
知らない単語が多ければ、語彙問題だけでなく長文も読みにくくなります。
リスニングでも、知らない単語は聞き取りにくくなります。
ただし、
「単語帳を全部覚えてから過去問を始めよう」
と考える必要はありません。
単語は一度覚えても忘れます。
そのため、短期間で一気に覚えるより、
毎日少しずつ触れて、何度も繰り返す
ことを意識しましょう。
通学前。
学校から帰ってきた後。
寝る前。
ちょっとした時間でも取り組めます。
また、
「見たら意味が分かる」
だけでなく、実際に声に出して発音したり、必要に応じて書いたりすることで、ほかの技能にもつなげられます。
STEP3|分からない英文法をそのままにしない
中学生が英検対策をするとき、特につまずきやすいのが英文法です。
受験する級によっては、学校でまだ習っていない内容が出てくることもあります。
そんなとき、
「この形が出たら、この答え」
と丸暗記してしまうと、問題が少し変わっただけで解けなくなることがあります。
大切なのは、
「なぜこの答えになるのか」
を理解することです。
どんな意味なのか。
いつ使う文法なのか。
なぜこの形になるのか。
自分でも同じ文法を使って英文を作れるか。
ここまで確認してみましょう。
学校でまだ習っていない文法でも、順番に説明してもらえば理解できることはあります。
分からないところを残したまま問題数だけを増やさないことが大切です。
STEP4|長文は「解いて終わり」にしない
英検の長文問題では、単語や英文法の知識を使って文章を読みます。
長文が苦手だからといって、毎日たくさんの長文を解けばいいとは限りません。
一つの長文を解いたら、
知らなかった単語はあったか。
意味を取れなかった英文はどれか。
分からない文法はあったか。
設問を読み違えていないか。
時間がかかりすぎていないか。
まで確認しましょう。
たとえば、長文が読めなかった原因が単語なら、単語を復習します。
英文の構造が分からなかったなら、文法まで戻ります。
長文問題を使って、自分の弱点を見つける。
そして、その弱点を一つずつ減らしていきましょう。
STEP5|リスニングは「聞くだけ」にしない
リスニングが苦手な場合、
「とにかく何回も英語を聞こう」
と考えるかもしれません。
もちろん、英語の音に慣れることは大切です。
ただし、何を言っているのか分からない音声を何度も聞くだけでは、なかなか理解できるようにならないことがあります。
問題を解いた後に、
スクリプトを見れば意味が分かるか。
知らない単語はないか。
英文の意味を理解できるか。
どこが聞き取れなかったのか。
を確認しましょう。
文字で見れば分かるのに聞き取れないなら、音に慣れる練習が必要です。
文字で見ても意味が分からないなら、単語や文法の復習が必要です。
同じ「聞き取れない」でも、原因によって対策は変わります。
STEP6|ライティングは実際に書いて添削してもらう
ライティング対策では、参考書を読むだけではなく、実際に英文を書いてみることが大切です。
「頭の中では分かっている」
と思っていても、書いてみると、
単語が出てこない。
語順が分からない。
時制を間違える。
三単現のsを忘れる。
自分の意見を英語にできない。
といった課題が見えてきます。
最初から難しい英文を書く必要はありません。
自分が知っている単語と文法を使って、正しい英文を書くことを意識しましょう。
そして、できれば書いた英文を先生に添削してもらいます。
ここで大切なのは、正しい英文に直してもらうだけではありません。
「なぜこの表現ではダメなの?」
「なぜここは過去形なの?」
「もっと簡単に書く方法はある?」
と確認しましょう。
間違えた理由まで理解できれば、次のライティングにも活かせます。
STEP7|二次試験は実際に人と話して練習する
3級以上では、スピーキングの対策も必要です。
筆記試験と大きく違うのは、
その場で英語を聞き、その場で答える
ということです。
問題集を読んで、
「この質問なら答えられそう」
と思っていても、実際に人を前にすると緊張して英語が出てこないことがあります。
そのため、二次試験がある場合は、実際の試験を想定した練習をしておきましょう。
質問を聞く。
考える。
英語で答える。
うまく答えられなかったら振り返る。
そして、もう一度答える。
この繰り返しです。
面接対策は「答えを覚える」だけではなく、「英語で答える経験を増やすこと」が大切です。
中学生は、英検だけを勉強しているわけではありません。

学校の授業。
宿題。
定期テスト。
部活動。
塾。
習い事。
さらに中3になれば、高校受験もあります。
そのため、
「毎日英検を2時間勉強する」
といった計画を立てても、続かないことがあります。
おすすめなのは、学習内容によって時間の使い方を変えることです。
たとえば単語は、短い時間でも勉強できます。
通学前や寝る前などに少しずつ覚えます。
一方、長文やライティングは、ある程度まとまった時間が必要です。
平日は単語やリスニング。
時間の取れる日は長文やライティング。
このように分ける方法もあります。
大切なのは、理想的なスケジュールを作ることより、実際に続けられるスケジュールを作ることです。
「毎日全部やる」必要はない
英検対策というと、
「今日は単語も文法も長文もリスニングもやらなければ」
と考えてしまうことがあります。
でも、毎日すべてを勉強する必要はありません。
たとえば、
今日は単語とリスニング。
明日は単語と長文。
週末はライティング。
という進め方でも構いません。
ただし、単語のように繰り返し触れることが大切なものは、短時間でも継続すると学習しやすくなります。
「今日は30分しかないから勉強できない」ではなく、「10分あるから単語をやろう」
と考えられると、忙しい中学生でも英検対策を続けやすくなります。
定期テスト前は学校の勉強を優先してもいい
英検の試験日が近づくと、
「毎日英検を勉強しなければ」
と思うかもしれません。
しかし、学校の定期テストが重なることもあります。
そんなときは、学校の勉強を優先する期間を作ってもいいでしょう。
そもそも、学校の英語と英検はまったく別の勉強ではありません。
学校で英単語を覚える。
英文法を理解する。
教科書の英文を読む。
リスニングをする。
こうした学習は英検にもつながっています。
反対に、英検のために覚えた単語や身につけた読解力が、定期テストや高校受験で役立つこともあります。
学校英語と英検を完全に分けず、共通する学習をうまく活用しましょう。
高校受験と英検対策はどう両立する?
中学3年生になると、高校受験との両立も考える必要があります。
この場合も、
「受験勉強」
「英検対策」
を完全に別々に考える必要はありません。
単語。
英文法。
長文読解。
リスニング。
英作文。
高校受験と英検には、共通する学習がたくさんあります。
ただし、それぞれ問題形式や求められる力には違いがあります。
そのため、共通する基礎は一緒に伸ばしながら、試験が近づいたらそれぞれの問題形式に合わせた対策を増やしていきましょう。
特に受験期は時間が限られます。
「英検のためだけの勉強」「高校受験のためだけの勉強」と分けすぎないこともポイントです。
英検の勉強計画は「試験日から逆算」しよう

受験級を決めたら、試験日までどのくらい時間があるのか確認します。
たとえば、
最初は現在地の確認。
次に単語や文法の基礎。
その後、長文・リスニング・ライティング。
試験が近づいたら実戦形式の問題。
というように、大まかに学習内容を分けます。
ただし、
「1か月目は単語だけ」
「単語が全部終わったら長文」
のように完全に分ける必要はありません。
単語を覚えながら長文を読む。
文法を学びながらライティングをする。
複数の学習を少しずつ進めます。
また、計画どおり進まないこともあります。
学校行事がある。
部活の大会がある。
定期テストがある。
そんなときは、計画を修正すれば大丈夫です。
計画を守ることより、試験日までに必要な対策を終わらせることを考えましょう。
独学で英検対策をすると「分からない」が残りやすい
英検は、参考書や単語帳、問題集などを使って独学することもできます。
自分で勉強を進められる中学生であれば、独学で合格を目指すこともできるでしょう。
一方で、独学では解決しにくいこともあります。
「なぜこの文法になるのか分からない」
「長文のこの一文だけ意味が取れない」
「自分のライティングが正しいか分からない」
「二次試験でこの答え方でいいのか分からない」
こうした疑問です。
答えや解説を読んでも理解できなければ、そのままになってしまうことがあります。
自分で勉強できる部分と、先生に教えてもらった方が早い部分を分けることも、効率よく英検対策を進める方法の一つです。
日本人講師なら英検の「なぜ?」を日本語で質問できる
中学生が英検対策をするとき、日本人講師から学ぶメリットの一つが、分からないことを日本語で質問できることです。
特に英検では、学校でまだ習っていない英文法が出てくることがあります。
そんなとき、
「なぜこの答えなの?」
「この文法はどういう意味?」
「この英文はどう読めばいい?」
と日本語で確認できます。
また、ライティングでも、
「文法的にどこが間違っている?」
「この日本語を英語にするならどう考えればいい?」
と細かく質問できます。
二次試験では英語で模擬面接を行い、その後、
「さっきの答え方はどうだった?」
「もっと簡単に答える方法はある?」
と日本語で振り返ることもできます。
英語を使って練習し、分からないところは日本語で理解する。
中学生の英検対策では、この組み合わせが学習を進めやすくしてくれます。

学校でまだ習っていない英語も日本語で理解できる
英検対策を学校の授業より先に進めると、まだ習っていない単語や文法が出てくることがあります。
ここは、中学生にとって大きな壁になりやすいところです。
ワールドトークには、別のオンライン英会話で英検対策を受講したものの、学校でまだ習っていない内容を外国人講師から説明され、理解することや分からないことを伝えることが難しかったというご家庭からの声も届いています。
その後、日本人講師のレッスンを受講し、
「分かりやすいレッスンでした。娘も楽しんで受講していました」
という感想をいただきました。
外国人講師とのレッスンは、英語を聞いたり、英語だけでコミュニケーションしたりする経験としてメリットがあります。
一方、
「まだ習っていない英語を理解する」
ことが目的なら、日本語で説明を受けた方が分かりやすい中学生もいます。
大切なのは、どちらが優れているかではなく、今の学習目的に合った先生を選ぶことです。
マンツーマンなら苦手な技能に時間を使える
同じ英検3級を受験する中学生でも、
長文が苦手な人。
リスニングが苦手な人。
ライティングが苦手な人。
二次試験が不安な人。
それぞれ違います。
全員が同じ内容を同じ時間勉強する必要はありません。
マンツーマンレッスンなら、
「今日はライティングを見てほしい」
「この長文だけ分からなかった」
「来週二次試験なので模擬面接をしたい」
「学校でまだ習っていない文法を教えてほしい」
といった使い方ができます。
ワールドトークでは、英検指導に対応した日本人講師を探し、現在の課題に合わせて相談しながらレッスンを受けることができます。
一人でできる勉強は自分で進め、分からないところをマンツーマンで教えてもらう。
忙しい中学生だからこそ、このような使い分けもおすすめです。
英検対策は「合格したら終わり」にしない
英検を受ける以上、まず目指したいのは合格です。
でも、英検のために身につけた英語は、その後にも活かせます。
覚えた単語。
理解した英文法。
長文を読む力。
英語を聞く力。
自分の考えを書く力。
人から質問されて英語で答える力。
これらは学校英語や高校受験、その先の英語学習にもつながります。
だからこそ、
「英検の問題を解く方法」だけを覚えるのではなく、「英語そのものを理解する」こと
も大切にしましょう。

中学生の英検対策についてよくある質問
Q.英検対策は何か月前から始めればいいですか?
必要な期間は、受験する級と現在の英語力によって異なります。
まず受験級の問題を解き、どのくらい学習が必要なのか確認しましょう。
苦手な分野が多い場合や、学校でまだ習っていない内容が多い場合は、余裕を持って始めるのがおすすめです。
Q.英検対策は単語から始めた方がいいですか?
単語は重要ですが、単語だけをすべて終わらせてからほかの勉強を始める必要はありません。
単語を覚えながら長文やリスニングにも取り組み、問題の中で出会った単語も一緒に覚えていきましょう。
Q.部活が忙しくても英検対策はできますか?
短い時間を活用する方法があります。
たとえば平日は単語やリスニング、時間を取りやすい日は長文やライティングというように、学習内容を分けることもできます。
無理な計画を立てるより、続けられる学習量を決めることが大切です。
Q.定期テスト前も英検の勉強を続けるべきですか?
定期テスト前は、学校の学習を優先しても構いません。
学校で学ぶ単語や英文法も英検につながります。
英検の試験日とのバランスを見ながら学習計画を調整しましょう。
Q.英検のライティングはどうやって勉強すればいいですか?
実際に英文を書き、できれば添削を受けることがおすすめです。
正しい英文を教えてもらうだけでなく、なぜ間違えたのかまで確認すると、別の問題でも応用しやすくなります。
Q.二次試験は一人でも練習できますか?
質問に対する答えを考えたり、声に出したりする練習は一人でもできます。
一方、本番では相手から質問され、その場で答える必要があります。
先生などを相手に模擬面接を行い、本番に近い形で練習しておくとよいでしょう。
Q.オンライン英会話で英検対策はできますか?
スクールや講師によって異なります。
ワールドトークでは、英検指導に対応した日本人講師が在籍しており、英文法・長文・ライティング・リスニング・二次試験など、苦手分野に合わせて相談できます。
中学生の英検対策は「全部頑張る」より優先順位を決めよう
英検対策を始めると、
「単語もやらないと」
「長文もやらないと」
「リスニングもしないと」
「ライティングも練習しないと」
と、やることが多く感じるかもしれません。
でも、全部を一度に完璧にする必要はありません。
まず、
受験級の問題を解く。
↓
自分の苦手を見つける。
↓
必要な勉強に優先順位をつける。
↓
学校や部活と両立できる計画を作る。
↓
分からないところは先生に質問する。
この順番で考えてみましょう。
ワールドトークでは、英検指導に対応した日本人講師が、中学生の英検対策をマンツーマンでサポートしています。
学校でまだ習っていない英文法。
一人では理解できなかった長文。
添削してほしいライティング。
本番前に練習したい二次試験。
必要なところだけを相談することもできます。
忙しい中学生だからこそ、勉強時間をただ増やすのではなく、今の自分に必要なことから取り組む。
分からないところは日本人講師に日本語で確認しながら、学校や部活動とも両立して英検合格を目指していきましょう。
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