こんにちは、あやです!
我が家の娘(小学生)、英検準2級に合格して、いよいよ次は2級です。
……とはいえ、2級の問題集を開いた瞬間に親子で固まりました。単語は見たことのないものばかり、長文は長い、リスニングは速い。
試験までもう時間がないのに、何から手をつければいいのか分からない!
そんなときに見つけたのが、ワールドトークのグループ講座「英検2級直前パック Reading & Listening」でした。
この記事では、第1回のレッスンを娘の隣で見ていた様子を、そのままお伝えしていきます。
英検2級直前パック Reading & Listeningとは?

日本人講師によるオンライン英会話サービス「ワールドトーク」が提供するグループ講座です。レッスンはすべてオンライン(Zoom)で行われます。
1回50分×全4回、20:00スタート。参加費は9,800円(税込)です。読む・聞くに絞って、合計200分を一気に駆け抜ける構成になっています。
担当はKohay先生。現役の私立中高一貫校の先生で、英検1級に3回連続合格、TOEIC満点は5回。これまでの英検合格者は190名を超えるそうです。
そしてこの講座、「直前パック」という名前のとおり、同じ日の21:00からWriting編(25分×全4回、4,900円)が別立てで開講されます。両方でも、苦手な片方だけでも受講できる形です。
娘はWritingパックも同時に申し込みました
教材は市販のテキストが1冊、必須です(申し込み後の案内で指定されます)。単語帳は任意ですが、先生のおすすめが第1回でいきなり出てきます。
アーカイブは講座最終日の1週間後まで、何度でも見返せます。カメラはOFFのままで参加できます。
直前期は「何をやらないか」を決める

20時。Kohay先生のあいさつで始まります。
直前期は、何をやるかより何をやらないかを決めること。この一言で、親の私の肩の力がすっと抜けました。全部やらせなきゃ、と焦っていたのは私のほうだったんですよね。
第1回のレッスンの目標は3つ。
- 読解の穴埋め問題が解けるようになる
- メール問題の解き方を確認する
- 読解にもリスニングにも効く「言い換え」の力を底上げする
50分でこれを全部。ずいぶん詰め込むなと思いましたが、実際そのとおりの密度でした。
「邪道だとは思うんですが」と前置きしてくれた単語の話
本題の読解に入る前に、先生が時間を割いたのが単語学習でした。本番直前の今だからこそできる対策がある、と。
先生がすすめていたのは、ある市販の単語帳でした。理由が具体的です。
多くの単語帳は「出る順」をうたっていますが、読解やリスニングに出る単語も混ぜて並べているので、大問1(単語問題)に出る単語が後ろのほうに来てしまうことがある。
その点この単語帳は大問1で出る順に並んでいて、しかも過去に正解として複数回選ばれた単語から載っている、とのこと。
つまり、前から覚えると大問1に強くなり、後ろから覚えると読解・リスニングの語彙が拾える構成。
- 単語 約500語
- 熟語 132語
合わせて約630語。
2級は約2,000語とも言われる中で、ここに絞るという提案です。
講座では、単語帳名と具体的な範囲も教えてもらえますよ!
そしてここからが、正直で面白かったところ。
邪道だとは思うんですが、単語帳の前から出てくる単語をとりあえず意味はいいから目に焼き付けておく。本番で「あれ、この単語帳で見たことがある。じゃあこれかな」って選ぶと少し正解になりやすかったりします。
「私たちは英語力を上げるために英検をやっているので、合格のためだけと考えるとこのやり方は良くないとは思うんですが」と、きちんと断ったうえでの話です。
さらに、すでに自分の単語帳で実績がある人は、この話は聞かなくていいとまで言い切られていました。
直前講座で新しい単語帳をすすめておいて「買わなくていい人もいます」と言える先生、なかなかいないと思います。
穴埋め問題は「しりとり」から始まった

読解の最初は、大問2の空所補充です。A・B合わせて6問、目安は1問3分。
ここで先生が画面に出したのが、なんとしりとりでした。
リンゴ → ( ) → ラッパ
娘も迷わず「ゴリラ!」。先生いわく、どこのセミナーでやっても100パーセントみんなゴリラと答えるそうです(笑)
大事なのは、どうやってゴリラにたどり着いたか。
直前の「リンゴ」の最後と、直後の「ラッパ」の最初を見て、ゴで始まってラで終わる言葉を探した。これが英検2級の穴埋めの、いわゆる鉄板の解き方です。
ところが先生は、ここから一段レベルを上げてきます。今度は並んでいる言葉が全部、食べ物です。
とりにく → くり → リンゴ → ( ) → らっきょう → ウインナー → ナス
さっきと同じく、ゴで始まってラで終わる言葉を入れればいいはずです。でも、ここでゴリラを入れると変ですよね。食べ物のしりとりの中に、ゴリラだけ混ざってしまう。
つまり、前後の文字だけを見れば正解でも、全体を見ると弾かれる。
ちなみに正解はごま油(ご・ま・あ・ぶ・ら)。
ゴで始まってラで終わる食べ物は、これくらいしかないそうです。
「直前と直後を見ましょう」と教わったのにうまく解けないのは、視野が狭いから。難しい問題ほど広く見る必要がある——これを日本語のしりとり2問で体感させてしまうのは、本当にうまいなと思いました。
では、どこを広く見るのか。具体的な着眼点も示されました。
- 選択肢をポジティブ/ネガティブで分ける。悪い流れの文章に、いい内容は入らない
- ButやHoweverは、そのポジティブ/ネガティブを逆転させる合図
- 段落の冒頭の一文に、その段落で言いたいことが凝縮されている
- 内容を問う問題は、空所より後ろの文章に強いヒントがあることが多い
ButとHoweverの説明が、娘にもすんなり届いていました。
「このレストランの料理はおいしいです。しかし店員さんの態度は——」で止められると、誰の頭にも同じ言葉が浮かびますよね、と。
接続語の問題は、3ステップで解ける
空所補充の3問のうち、1問は接続語を選ぶ問題、2問は内容の問題。この2種類は解き方が違うというのが、この回でかなり大きな発見でした。
接続語問題の手順はこうです。
- 選択肢をAnd型(順接)とBut型(逆接)に分ける
- 空所の前の文と後ろの文を、いい文/悪い文で判定する。同じならAnd型、逆ならBut型
- 残った選択肢から、意味の合うものを選ぶ
実際に扱った問題では、選択肢がFortunately / Thanks to this / To make matters worse / In addition の4つ。
But型はFortunatelyだけなので、ステップ2の時点で答えが決まってしまいました。
先生の指摘が刺さりました。多くの人はステップ3(意味で選ぶ)からいきなり始めてしまう、と。たしかに娘も、いつも4つの意味を順番に考えては迷子になっていました。
そして、この回でいちばん驚いたのがこの資料です。
画面にずらりと並んだ接続語の一覧。これを全部覚えるのは直前期には無理なので、よく出るものから覚えるという方針です。
最多はOn the other hand(But型)。同率でIn contrast(But型)。次いでAs a resultとtherefore(どちらもAnd型)、even so(But型)と続きます。
過去6年分を自分で数えて表にする先生、という時点でもう信頼してしまいました。
メール問題は「読む前に」FromとToを見る
後半は大問3のメール問題です。1題につき3問、段落が3つ。
英検は1段落につき1問という構成なので、全文を読んでから解くのではなく、1段落ずつ処理していくのがいい、とのこと。
そして、このパートで教わったコツが本当に実用的でした。
Fromの後ろにある名前(=メール末尾の署名と同じ人)が送り主。
Toの後ろにある名前(=メール冒頭の宛名と同じ人)が受け取った人です。
これを先に押さえておくと、誰が誰に送ったメールなのかがすぐに分かります。
さらに、冒頭の宛名と末尾の署名を見ると2人の関係性まで分かるという話が面白かったです。
例えば、Dear Mr.やMs.で始まってSincerelyで締めていれば、かなり丁寧なやりとり=ビジネスの可能性が高い。
件名まで見れば、本文を読む前に「商品の問い合わせかな」と見当がついてしまう。
問題文の先読みについても、具体的な指示がありました。注目するのは目立つ単語。
大文字で始まる語、数字、長い語、見慣れない語、時を表す語。これらは本文の中から見つけやすいからです。
実際に解いた問題は「What problem does the customer have?」。
problemとあるからネガティブな情報を探す、customerはガーランドさん=Toの人だからyouを含む文を追う。この2つを決めてから本文に入ると、たしかに読む場所がはっきりします。
なお本番は1問3分のところ、レッスンではあえて2分で解かされます。先生の言う「プッシュドアウトプット」ですね。制限が1分短いだけで、娘の集中の仕方が明らかに変わっていました。
2級の壁は、やっぱり「言い換え」だった

そしてレッスンの締めくくりが、この講座の核心だったと思います。
メール問題の最後の設問で、本文のcleanが選択肢ではrepairに置き換えられていました。「まさかcleanがrepairになってるなんて思わないですよね」と先生。
これが準2級や3級と2級の、いちばん大きな違いです。本文の表現と選択肢の表現が、そのままでは一致しない。
では、どうすればいいのか。先生の答えは明快でした。どんな言い換えが出るかを、あらかじめ知っておけばいい。そして5つの型にまとめてくれました。
行為の抽象化(結果)
John practiced soccer with his teammates. → John met his friends.
サッカーの練習をしたのだから、結果として友達に会っている。
言われれば納得なのですが、長文の中で急に出てくると絶対に選べません。
そして、これが準2級の時点ですでに出ていると聞いて、親の私がぞっとしました。娘が準2級で落としていた問題、たぶんこれです。
「正解が選べないときは、だいたい選択肢がこうなっています」という先生の言葉で、なぜ娘がいつも2択で間違えるのかの正体が、やっと分かった気がしました。
小学生でも最後まで参加できた理由
親として申し込む前に一番心配だったのが、大人に混じって小学生がついていけるのかということでした。
結論から言うと、杞憂でした。理由は3つあります。
1つめは、答えるのはすべてチャットだということ。マイクをオンにして発言する場面はありません。
しかも、ここに先生の細やかな配慮がありました。
「私の回答、他の人に見られたくないな」という人は、新しいチャットをクリックです。そうすると宛先が指定できます!
先生は講師名ではなく「ワールドトーク運営事務局」という名前で参加されていて、その宛先に送れば、答えが他の受講者に見えないようになっています。
間違えるのが恥ずかしい年頃の子にとって、これは本当に大きいです。娘も最初の数問は宛先を指定して送っていましたが、途中から平気で全員宛てに送るようになっていました。
2つめは、説明の入口が全部やさしいこと。しりとり、レストランの店員さんの態度、ゴリラ。専門用語から入らず、日本語の感覚から入ってくれるので、小学生でも置いていかれません。
3つめはアーカイブです。レッスン中、先生が接続語の表を早送りで見せたとき「ノートが取れなかった人は」と前置きして、1日以内に動画を上げると案内がありました。実際、我が家も翌日に止めながら見返して、娘が表をノートに写しています。
第1回レッスンを終えての感想
50分、密度がすごかったです。正直、1回目から情報量は多いと思います。
でも、受け終わって娘が言ったのが「問題の種類で解き方を変えるんだね」でした。
これまで娘は、穴埋めも接続語もメールも、全部同じように「読んで、なんとなく合いそうなものを選ぶ」で解いていました。そこが変わっただけでも、受けた意味があったと思います。
この講座が教えてくれるのは、英語そのものというより英検2級という試験の攻略法です。
単語は約630語に絞る、接続語は頻出から覚える、メールはFromとToから読む、言い換えは5つの型を知っておく。どれも、残り時間が限られている人のための考え方でした。
ちなみに次回は、授業の冒頭で単語テストと言い換えテストがあるそうです。ただしこちらも「正解することが目的ではなく、知らなかった単語を覚えたり、言い換えの力をつけたりするのが目的」なので、特別な準備は不要とのこと。
試験までもう時間がない、でも何から手をつければいいか分からない。そんな状態の方にこそ、ぴったりの講座だと思います。
気になる方は、ぜひ親子で受けてみてくださいね!












