すきま英語_YUKI.N 先生

ネイティブが使う between と among の違い

between は2つ、among は3つ以上?実はそうとは限らない!ネイティブが使う between と among の違い

英語を学習していると、前置詞 between と among の違いについて、次のように習ったことがあるのではないでしょうか。

  • between:2つの間
  • among:3つ以上の間

しかし、実際の英語では、このルールが必ずしも当てはまるわけではありません。

between は3つ以上のものを比較するときにも使える のです。

今回は、between と among の本来の違いや、特に difference(違い) と組み合わせたときの使い方について解説します。

① between は3つ以上でも使える!

まず、次の英文を見てみましょう。

I realized there isn’t much difference between them.

「それらの間には、あまり違いがないことに気づきました。」

この英文は、比較対象が2つの場合だけでなく、3つ以上の場合にも使えます。

例えば、3種類の商品を比較した場合です。

There’s not much difference between these three products.

「この3つの商品には、あまり違いがありません。」

I can’t tell the difference between these four options.

「この4つの選択肢の違いが分かりません。」

どちらも自然な英語です。

つまり、between は単純に「2つの間」を意味するのではなく、複数の対象をそれぞれ区別して、その関係や違いについて述べる場合 にも使われます。

② among はどんなときに使う?

一方、among は、複数の人や物をひとまとまりの集団として捉え、その中での位置や関係などを表すときによく使います。

She was sitting among her friends.

「彼女は友人たちに囲まれて座っていました。」

He is popular among his classmates.

「彼はクラスメートの間で人気があります。」

There are significant differences among the three groups.

「その3つのグループの間には大きな違いがあります。」

最後の英文のように、among は複数のグループ間の違いについて述べる場合にも使えます。

特に、研究論文や統計的な分析などでは、differences among groups という表現も見られます。

③ between と among の本質的な違い

betweenamong
個々の対象の関係に注目する集団全体やその内部に注目する
2つでも3つ以上でも使える通常は3つ以上の対象や集団に使う
対象を個別に比較・区別する場合によく使う集団内での位置・分布・関係などを表す場合によく使う

例えば、次の2つの英文を比較してみましょう。

The negotiations between the three companies were successful.

「その3社間の交渉は成功しました。」

この場合、3つの会社がそれぞれ交渉の当事者になっています。

そのため、between が自然です。

The money was divided among the three employees.

「そのお金は3人の従業員に分配されました。」

こちらは、お金を3人の従業員に分けるという意味なので、among が自然です。

ただし、between と among の使い分けは、対象を個別に捉えるか集団として捉えるかだけで機械的に決まるわけではありません。動詞との組み合わせや、伝えたい関係によっても変わります。

④ difference between と difference among

「違い」を表す difference と組み合わせる場合、between と among の両方が使えることがあります。

difference between

What’s the difference between these three models?

「この3つのモデルにはどんな違いがありますか?」

I noticed a big difference between the three teaching methods.

「その3つの教授法には大きな違いがあることに気づきました。」

個々の対象を比較する場面では between がよく使われます。

differences among

There are considerable differences among the participants.

「参加者の間にはかなりの違いがあります。」

The researchers examined differences among the age groups.

「研究者たちは年齢層間の違いを調査しました。」

among は複数の人やグループの間に存在する違いについて述べる際にも使われます。

ただし、difference between と differences among は、単数・複数や前置詞を必ずセットで使い分けるわけではありません。

例えば、differences between the groups も自然な表現です。

⑤ 日常会話で使える便利な表現

3つ以上のものを比較して、「ほとんど同じ」「あまり違いがない」と伝えたい場合は、次の表現も便利です。

I realized there isn’t much difference between them.

「それらの間には、あまり違いがないことに気づきました。」

I realized all three are pretty much the same.

「その3つは、ほとんど同じだと気づきました。」

I couldn’t really tell the difference between them.

「それらの違いがあまり分かりませんでした。」

It turns out there’s not much difference between the three.

「結局、その3つには大した違いがないことが分かりました。」

ちなみに、pretty much the same は「ほぼ同じ」という意味で、日常会話でとてもよく使われる表現です。

⑥ まとめ

学校英文法では、between は2つ、among は3つ以上と説明されることが多いですが、実際の使い方はそれほど単純ではありません。

大切なのは、数だけで判断しないことです。

  • between:2つ以上の対象を個別に捉え、その関係や違いについて述べるときによく使う。
  • among:複数の対象を集団として捉え、その中での位置や関係、違いについて述べるときによく使う。

特に覚えておきたいのは、次の英文です。

There’s not much difference between these three options.

「この3つの選択肢には、あまり違いがありません。」

3つ以上だからといって、必ず among を選ぶ必要はありません。

between は2つ限定ではない!

このポイントを押さえておくと、比較表現の幅が広がり、より自然な英語を使えるようになります。

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ABOUT ME
YUKI.N
豪在住18年+、英会話講師、英語学習法コーチとして14年+(うちワールドトーク12年)活動しています!独自の経験を基に作り上げた学習法メソッドをベースにした英語学習法コーチングをご提供。ご自分のレベル目的にあった学習法を学び、ご自宅での学習を効率化し、レッスンと自宅での学習の両方で英語上達を目指しましょう!得意分野:文法、発音、日常会話、英語学習法指導 生徒さんお一人、お一人に寄り添った指導を心がけています。