「中学生の頃は英語が得意だったのに、高校に入ってから急に分からなくなった」
「単語を覚えても、長文になると読めない」
「英文法が難しくて、授業についていけない」
「定期テストの点数がなかなか上がらない」
高校生になってから、英語に苦手意識を持つようになる人は少なくありません。
高校英語では、中学校で学んだ英語を基礎として、さらに多くの単語や英文法を学びます。
英文も長く複雑になり、定期テストだけでなく、英検や大学受験を意識した勉強も必要になってきます。
そのため、一度分からないところができると、
「何が分からないのか分からない」
という状態になってしまうこともあります。
高校英語が苦手になったときに大切なのは、難しい問題をたくさん解くことではありません。
まずはどこでつまずいているのかを確認し、必要であれば中学英語まで戻って基礎から理解し直すことが大切です。
この記事では、高校生が英語を苦手になりやすい原因と、苦手を克服するための勉強法を紹介します。
高校生になると英語が急に難しく感じるのはなぜ?
中学校と高校では、英語そのものが別の教科になるわけではありません。
しかし、高校に入ると、
- 覚える単語が増える
- 英文法が複雑になる
- 一文が長くなる
- 長文問題が増える
- 授業の進むスピードが速くなる
- 英作文など自分で英文を作る問題が増える
など、求められる英語力が上がっていきます。
中学校ではなんとなく理解できていた内容でも、高校ではその知識を使って英文を読んだり書いたりする必要があります。
そのため、
「中学英語では問題にならなかった小さな理解不足が、高校英語になって表面化する」
ことがあります。
高校英語が難しく感じたら、まず「自分には英語の才能がない」と考えるのではなく、どこから理解があいまいになっているのかを確認してみましょう。
高校生が英語を苦手になる6つの原因

高校生が英語につまずく原因は一つではありません。
代表的な原因を見ていきましょう。
1.英単語が覚えきれていない
高校英語では、知らなければならない単語が増えていきます。
英文法が分かっていても、文中に知らない単語がたくさんあれば、英文の意味を理解するのは難しくなります。
また、
「単語帳では意味が分かる」
という状態と、
「長文の中で出てきても意味が分かる」
という状態は同じではありません。
単語を覚えるときは、日本語訳だけを見るのではなく、
- 発音
- 品詞
- よく使われる意味
- 例文
- 一緒に使われる表現
なども少しずつ確認していきましょう。
2.中学英文法に分からないところが残っている
高校英文法が分からない原因が、実は中学英文法にあることもあります。
たとえば、
- be動詞と一般動詞
- 時制
- 助動詞
- 不定詞
- 動名詞
- 比較
- 受け身
- 現在完了
- 関係代名詞
などは、高校英語でも使います。
高校生だからといって、必ず高校の範囲だけを勉強しなければならないわけではありません。
分からない原因が中学英文法にあるなら、そこまで戻った方が結果的に早く理解できることがあります。
「高校生なのに中学英語へ戻るのは遠回り」ではありません。
必要なところまで戻ることも、英語を立て直すための勉強です。
3.英文法を「暗記」だけで乗り切ろうとしている
高校英文法では、覚えなければならないルールも増えてきます。
そこで、
「この問題はこの形」
「この単語の後ろはこれ」
と答えだけを覚えてしまうことがあります。
もちろん暗記が必要な部分もあります。
しかし、それだけでは少し問題が変わったときに対応できません。
大切なのは、
「なぜこの答えになるのか」
を説明できる状態にすることです。
たとえば問題を解いた後、
「なぜこの時制になる?」
「なぜこの語順になる?」
「なぜこちらの選択肢は間違い?」
まで確認します。
英文法を「問題の答え」として覚えるのではなく、英文を理解するためのルールとして学ぶことが大切です。
4.一文が長くなると英文の構造が分からなくなる
単語も英文法も勉強しているのに、長文になると読めない。
そんな高校生もいるでしょう。
この場合、長文そのものではなく、一文を正確に読む力につまずいている可能性があります。
短い英文なら、
主語はどれか。
動詞はどれか。
何が何を修飾しているのか。
を簡単に判断できます。
ところが一文が長くなると、さまざまな表現が加わり、英文の構造をつかみにくくなります。
この状態で長文問題ばかり解いても、なかなか読めるようになりません。
まずは一文ずつ、
「この英文はどのような構造になっているのか」
を確認する練習が必要です。
5.授業が分からないまま先へ進んでいる
高校では授業の進度が速く、
「少し分からないけど、あとで復習しよう」
と思っているうちに、次の単元へ進んでしまうことがあります。
その結果、
分からない
↓
次の内容も分からない
↓
さらに授業についていけなくなる
という状態になることがあります。
英語は積み上げ型の教科です。
分からない部分を長期間そのままにしないことが重要です。
学校で分からなかった内容は、教科書やノートを見直し、それでも理解できなければ先生や講師に質問しましょう。
6.「問題を解くこと」が勉強の目的になっている
問題集を何ページも進めている。
単語帳も使っている。
それでも点数が伸びない。
そんな場合は、勉強量ではなく復習方法を確認してみましょう。
重要なのは、
「何問解いたか」
ではなく、
「間違えた問題を次は解けるようになったか」
です。
間違えた問題には、
- 単語を知らなかった
- 文法を理解していなかった
- 英文を読み違えた
- 問題文の意味を勘違いした
- ケアレスミスだった
など、それぞれ理由があります。
間違えた理由を確認することで、自分が次に勉強すべきことが見えてきます。
高校英語が苦手な人は、まず「どこが分からないか」を確認しよう
英語が苦手になると、
「英語が全部分からない」
と感じてしまうことがあります。
しかし、実際にはすべてが分からないとは限りません。
まずは苦手を分けて考えてみましょう。
単語が分からない
英文を読んでも知らない単語が多い場合は、語彙から取り組みます。
文法問題が分からない
ルールを覚えていても問題が解けない場合は、「なぜその答えになるのか」を確認します。
長文が読めない
単語・英文法・英文構造のどこに原因があるのかを確認します。
英作文が書けない
いきなり長い文章を書くのではなく、まず正しい一文を作れるか確認します。
リスニングが苦手
単語を知らないのか、発音を知らないのか、英文の意味を理解する速度が追いついていないのかを確認します。
このように、
「英語が苦手」
を、
「英語の何が苦手なのか」
まで細かくすることが、勉強を立て直す第一歩です。
高校英語の苦手を克服する5つの勉強法

苦手な原因が見えてきたら、次の順番で学習してみましょう。
STEP1.現在の理解度を確認する
まずは学校の定期テストや問題集などを使って、自分の理解度を確認します。
ここでは点数だけを見るのではありません。
どの問題を間違えたのか。
なぜ間違えたのか。
どの単元から怪しくなっているのか。
を確認します。
STEP2.つまずいたところまで戻る
現在習っている内容が分からない場合は、その原因となっている単元まで戻ります。
高校英文法の途中でも、中学英文法に戻って構いません。
たとえば関係詞が分からないなら、その前提となる文の構造や中学校で習った関係代名詞を確認する。
このように、「今どこを習っているか」ではなく「どこまで理解できているか」を基準にします。
STEP3.英文法を「なぜ?」まで理解する
文法問題では、正解を確認して終わりにしません。
「なぜこの答え?」
「この文法は何を表している?」
「他の選択肢ではなぜダメ?」
まで確認しましょう。
自分の言葉で説明できるくらい理解すると、少し形が変わった問題にも対応しやすくなります。
STEP4.理解した文法を英文の中で確認する
文法は文法問題を解くためだけに学ぶものではありません。
理解した文法が長文の中でどのように使われているか確認します。
さらに、自分で例文を作ってみるのもおすすめです。
文法問題 → 英文読解 → 英作文
とつなげることで、知識が使える形になっていきます。
STEP5.間違えた問題をもう一度解く
復習では、新しい問題を次々と解く必要はありません。
一度間違えた問題を、時間を空けてもう一度解いてみましょう。
答えを覚えているだけではなく、
「なぜその答えになるか」
まで説明できれば、理解が深まっている可能性があります。
定期テスト前だけ勉強するのではなく、普段から「分からない」を残さない
高校生になると、
部活。
学校行事。
塾。
習い事。
などで忙しくなります。
そのため、定期テスト直前にまとめて英語を勉強する人もいるでしょう。
しかし英語は積み上げ型なので、普段の授業で分からないことを残してしまうと、テスト前にすべて復習するのが大変になります。
毎日長時間勉強する必要はありません。
授業を受けたら、
「今日分からなかったことは何だった?」
と確認する習慣をつけてみましょう。
分からないことを小さいうちに解決しておけば、定期テスト対策だけでなく、その後の英検や大学受験にもつながります。
高校英語の基礎は大学受験にもつながる

大学受験が近づいてから、
「受験英語を始めよう」
と考える人もいます。
しかし、大学受験の英語も、高校で学んでいる英語と完全に別のものではありません。
単語。
英文法。
英文解釈。
長文読解。
リスニング。
英作文。
普段学んでいる内容が、そのまま大学受験の基礎になります。
そのため高1・高2の段階では、難しい受験問題を急いで解くこと以上に、学校で学んでいる英語をきちんと理解しておくことにも意味があります。
高校英語の苦手を早めに解決しておくことは、そのまま大学受験の準備にもなります。
英検対策でも英文法の基礎は大切
英検に挑戦している高校生もいるでしょう。
英検では、語彙だけでなく、英文を読んだり、聞いたり、書いたり、話したりする力が必要になります。
その土台になるのが単語や英文法です。
実際にワールドトークでも、英検2級に挑戦していた高校2年生から、Readingと英文法に課題があり、関係詞について詳しく説明を受けたところ、
「本当にわかりやすくて、一回の説明で直ぐに頭に入ってきました」
という声が寄せられています。
学校では理解しきれなかった内容でも、一対一で「なぜ?」まで確認することで理解できることがあります。
英検対策でも、問題を繰り返し解くだけではなく、分からない原因を一つずつ解決することが大切です。
自分一人で「どこが分からないか」を見つけるのが難しいこともある
英語が苦手な高校生にとって意外と難しいのが、
自分が何を分かっていないのかを見つけること
です。
高校英文法が分からないと思って参考書を読んでも、その説明に使われている中学英文法自体が分からなければ理解できません。
長文が読めないから長文問題集を解いていても、本当の原因が英文法なら、なかなか改善しないことがあります。
このような場合は、先生や講師に実際の問題を見てもらい、
「ここまでは理解できている」
「この文法からあいまいになっている」
と整理してもらう方法もあります。
マンツーマンレッスンなら、全員と同じところを勉強するのではなく、自分のつまずいているところまで戻って学ぶことができます。
高校英語が苦手な人に日本人講師が向いている理由

オンライン英会話では、外国人講師から英語を学ぶこともできます。
外国人講師とのレッスンは、
英語をたくさん聞く。
実際に英語でコミュニケーションする。
スピーキングに慣れる。
といった目的で活用できます。
一方、高校生の場合、
「学校の英文法を教えてほしい」
「定期テストで間違えた理由を知りたい」
「大学受験の長文を一緒に読んでほしい」
「英検のライティングを添削してほしい」
といった学習ニーズもあります。
このようなときに、日本人講師から学ぶメリットがあります。
英文法の「なぜ?」を日本語で質問できる
高校英文法では、単純な暗記だけでは理解しにくい内容も増えてきます。
分からない説明をさらに英語で質問するのは、英語が苦手な高校生には難しいこともあります。
日本人講師なら、
「なぜこの形になるの?」
「この二つは何が違うの?」
と日本語で質問できます。
ワールドトークでも、高校生から、
「学校でわからなかったところがわかるようになりました」
「自分で調べてもよく分からなかったことを質問したところ、学校の先生よりわかりやすかったです」
といった声が寄せられています。
英語を日本語で理解してから、実際に英文の中で使ってみる。
これも高校生の英語学習方法の一つです。
学校の教材やテストをそのまま使えるのもマンツーマンのメリット
高校生は、学校によって使用する教材や授業の進み方が異なります。
そのため、
「一般的な高校生向け教材を勉強する」
だけでは、今困っていることを解決できない場合があります。
マンツーマンなら、
学校の教科書。
問題集。
授業プリント。
定期テスト。
模試。
英検問題。
大学入試問題。
など、自分が実際に取り組んでいる教材について相談することもできます。
ワールドトークでも、高校生の定期テスト対策として、分からない問題を確認し、講師が類似問題を用意して一つずつポイントを解説したことで、
「わからなかった所がクリアになり、本人も嬉しそうです」
という保護者の声があります。
高校生だからこそ、決められた教材だけでなく、「今、自分が困っている英語」を教えてもらえる環境も大切です。

高校生の英語が苦手なときによくある質問
Q.高校生ですが、中学英語からやり直してもいいですか?
問題ありません。
高校英語は中学英語を土台にしているため、中学英文法に理解不足がある場合は、必要な単元まで戻って復習した方が理解しやすくなることがあります。
すべてを最初からやり直すのではなく、まずどこにつまずいているのかを確認しましょう。
Q.高校英語は何から勉強すればいいですか?
まず現在の理解度を確認することがおすすめです。
単語・英文法・長文・リスニング・英作文などに分けて、どこに苦手があるのか確認します。
英文法が原因なら、さらにどの単元から分からなくなっているのかを探しましょう。
Q.高校の英語で赤点を取ってしまいました。どうすればいいですか?
まずテストを見直し、何で点を落としているのか確認しましょう。
単語なのか、文法なのか、長文なのかによって勉強方法は変わります。
赤点だったからといって、英語をすべて最初から勉強し直す必要があるとは限りません。
Q.英語が苦手でも大学受験に間に合いますか?
現在の学年や志望校、現在の英語力によって必要な学習量は異なります。
まず現在地を確認し、単語や英文法など不足している基礎から順番に取り組みましょう。
大学受験が近い場合は、志望校の出題傾向も踏まえて優先順位を決めることが重要です。
Q.高校生にオンライン英会話は意味がありますか?
目的によってさまざまな使い方ができます。
スピーキングやリスニングだけでなく、サービスや講師によっては、高校英文法・定期テスト・英検・大学受験などの学習にも利用できます。
高校生の場合は、「オンライン英会話だから会話だけ」と考えず、何を学びたいのかを基準に選ぶとよいでしょう。
まとめ|高校英語が苦手なら「分からなくなったところ」を見つけよう
高校英語が苦手になったとき、
「もっと単語を覚えよう」
「もっと問題集を解こう」
と勉強量だけを増やしてしまうことがあります。
もちろん、勉強量も必要です。
しかし、それ以上に大切なのが、
「なぜ分からないのか」
を見つけることです。
単語が足りない。
中学英文法に抜けがある。
高校英文法を暗記だけで覚えている。
一文の構造が取れない。
間違えた問題を復習していない。
原因が分かれば、やるべき勉強も見えてきます。
そして高校英語で分からないところがあれば、必要に応じて中学英語まで戻って構いません。
一つずつ「分からない」を「分かる」に変えていくことが、定期テストだけでなく、英検や大学受験にもつながっていきます。
ワールドトークでは、高校生への指導経験を持つ日本人講師からマンツーマンで学べます。
高校英文法。
学校の授業。
定期テスト。
英検。
大学受験。
長文読解や英作文。
目的や現在の英語力に合わせて、分からないところを日本語で質問しながら学習できます。
高校生に必要なのは、ただ「英語を話せる先生」だけではありません。
高校英語の「分からない」を一緒に見つけ、理解できるまで教えてくれる先生を探してみましょう。
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