前回は「冷たい・温かい」という温度の感触を紹介しました。氷入りのグラスや毛布のぬくもりを英語で表現できると、日常の小さなシーンをより生き生きと描けますよね。
今回は「硬さ」や「重さ」に注目します。大理石のテーブルやウッドボード、ナッツ類など、ずっしりとした存在感のあるものたち。英語ではどんな表現が使えるのでしょうか?
Rigid
「堅い」や「硬直した」、「曲がらない」という意味がある rigid (リジッド)は、柔軟性がなく自由に曲げられないものを表現するときに便利です。
また、物質の硬さだけでなく、人の心や考え方が柔軟でない場合に「融通の効かない」や「堅苦しい」と言えます。
The marble surface feels rigid and unyielding.
大理石の表面は硬くて、びくともしない。
Stiff
「硬い」や「動きにくい」、「しなやかさがない」というニュアンスで表現できるのが、stiff (スティフ)。
筋肉痛で動かしにくいときに使ってみてください。
My neck is stiff today.
今日は首が動かしにくい。
Weighty
体重や重さを意味する、weight に y を加えた weighty は「重量感のある」と覚えやすいです。
また、物理的に重いだけでなく、意見や影響力が「重要な」という意味の形容詞でもあります。
The book looked weighty on the marble table.
その本は大理石のテーブルの上で重量感があった。
最後に
「硬さ」や「重さ」を表す英語は、単に物理的な感触だけでなく、「揺るぎない」「重厚感がある」といった印象も同時に伝えてくれます。
石畳を歩くときの硬さや、大理石の冷たく重たい質感を思い出しながら、ぜひ表現に挑戦してみてください。

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