庭で焼くバーベキュー。ラーメン屋から漂ってくる濃厚なスープの匂い…。夏バテ気味な日でも、食べ物の匂いでお腹が空いてきますよね。
今回は「食欲をそそる匂い」をテーマに、英語でどう表現できるのかを見ていきましょう。
お肉・バーベキュー編
バーベキューや焼肉を食べて家に帰ってきたら、自分の服に匂いが移ってしまっていたことってよくありますよね。「服が焼肉くさい」って、英語で言えるようになってみませんか?
① smoky
日本でもスモークサーモンなどでよく聞く smoke (煙、タバコ)に y を追加すると、「炭火や煙の香りがする」というニュアンスになります。これが「焼肉くさい」に一番ぴったりかもしれません。
The smoky smell of barbecue filled the park.
公園がバーベキューのスモーキーな匂いでいっぱいだった。
② burnt smell
burnは動詞で「焼ける、燃える、焦げる」などの意味があります。
burnt は「焦げた」なので、burnt smell は「焦げ臭い」に。
料理に失敗したときや、お肉や野菜を焼きすぎたら smoky より burnt smell になります。こちらの方が不快感のイメージが強いです。
There’s a burnt smell in the kitchen.
キッチンに焦げた匂いが広がっている
③ meaty
もともとは「肉のような、肉のたくさん入った」という意味のワードですが、meaty smell や meaty aroma だと、「ジューシーな香り」と表現できます。
The meaty aroma of burgers made everyone hungry.
ハンバーガーのジューシーな香りでみんなお腹が空いた。
豚骨ラーメン編
豚骨ラーメンは、人によって「おいしそう!」にも「ちょっと強烈…」にも感じられる独特の匂いがありますよね。英語ではニュアンスを単語で切り替えるのがポイントです。
① ポジティブな表現
以前に紹介した、rich「濃厚な」で表すこともできますが、
The shop was filled with the rich aroma of tonkotsu broth.
店内は濃厚な豚骨スープの香りでいっぱいだった。
「食欲の盛んな」の hearty で hearty smell にすると「食べ応えを感じる香り」なんて言ってみるのもおもしろいです。
The hearty smell of pork bone broth made me hungry instantly.
豚骨スープのこってりした匂いでお腹がすいてきた。
② 強さやクセを伝える
中には豚骨ラーメンの独特な香りが苦手な方もいるのでは?
strong smell 「強い匂い」や以前に紹介した pungent で pungent aroma 「ツンとくる刺激的な香り」と表現できます。
funky smell だと「クセのある匂い」で、アメリカでは「嫌な匂い」と捉えられることもあります。
The funky smell of tonkotsu ramen surprised my American friends.
豚骨ラーメンのクセのある匂いにアメリカ人の友人は驚いていた。
最後に
今回は焼肉や豚骨ラーメンの独特な匂いの英語表現について紹介しました。お腹が空いてきませんでしたか?
次回は食べ物ではなく、香水やフレグランスなど「上品な香り」をテーマにまとめていきます。どうぞ、お楽しみに!

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