アメリカのケーキやチョコレートは、日本で売られているものよりもずっと甘いですよね。
この「甘い」、英語では “sweet” と言いますが、良い意味で使われるのでしょうか?
実は人によっては、「甘すぎて食べられない」というネガティブな意味でも使われることがあります。
今回はこの「甘い」をテーマに、ネイティブが使うさまざまな英語表現を紹介します。
基本の「甘い」:sweet
sweet は言い方によって良い意味またはネガティブな意味に捉えられることがあります。
顔をしかめながら、ややゆっくり目に言えば「甘すぎる」と聞こえてしまいます。
実は「甘い」の他に、性格の「優しい」という意味もあります。
He is a sweet person.
彼は優しい人だ。
また、Sweet! 単体だと相槌の「いいね!」つまり、wonderful のような意味合いで会話の中で使うこともできます。
「甘い」表現 – ポジティブ編
こちらで紹介する2つの「甘い」を意味する単語は肯定的に聞こえるものです。
① honeyed
はちみつの honey から派生したものだと一目瞭然ですが、こちらは「(ハチミツのように)甘い」という意味。味覚だけでなく、甘い声、柔らかく心地の良い声について述べるときも使えます。
She spoke in honeyed voice.
彼女は甘い声で話した。
② rich
richは「お金持ちの」以外に「コクがある」や「豊かな」などさまざまな意味がある単語です。今回は「コクがある甘さ」という意味で表現できます。
This chocolate cake is so rich!
このチョコレートケーキはとても濃厚です!
「甘い」表現 – ネガティブ編
続いて紹介する2つの「甘い」英単語は、どちらかというと否定的な意味で使われることが多いです。
① sugary
sugar は「砂糖」ですが、sugary は「砂糖のように甘い、甘すぎる」という意味。
This coffee is too sugary for me.
このコーヒー、私には甘すぎるな。
おそらく典型的なアメリカのケーキやチョコレートの味を表現するなら、sugary が1番合うかもしれません。
② syrupy
syrup は「シロップ」なので、syrupy は「シロップのような」という意味もありますが「甘ったるい」とも表現できます。
The dessert was a bit too syrupy.
このデザートは少し甘ったるかった。
最後に
いかがでしたでしょうか?
すでに聞いたことがある英単語に +αで y や~ed を追加するだけだったので、前回の「酸っぱい」英語よりも「甘い」英語の方が覚えやすいですね。
次回は「苦い」を表現する英語を紹介予定です。お楽しみに!

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