さて今回から分詞構文に入っていきます。
分詞構文って何?
まずはここからですね。テキストを見てみると、こう書いてあります。

分詞構文は「副詞のカタマリ」ということで、分詞構文を勉強するときは副詞について復習してから入ると分かりやすいです。
ということで、副詞についてみていきましょう!
Part10で接続詞を勉強したとき、副詞節を作る接続詞を勉強しましたね。
メインの文章に情報をくっつけるのが副詞の役割ですが、それが文章の単位である場合です。下の例をみて副詞を指摘してみてください。
I wanted to sleep badly.
副詞は?「私は眠りたかった/ひどく」と最後にメインの文章を説明したbadlyですね。
副詞の見分け方として有効なのが、その単語を省いても意味が通じるか、です。
上の文章でbadlyがなくても、I wanted to sleepだけでも完全な文章ですね。
では、次は副詞が文章として入ってるとき(それを副詞節と呼びますが)をみてどちらの文章が副詞節か指摘してみてください。
As I was tired, I wanted to sleep.
①疲れていたので/②私は眠りたかった
①と②の文章で、単独でも意味が通じるのはどちらでしょう?
それがメインの文章です。ということは、メインの文章に説明を追加している方が副詞節ということになります。
ここでは①が副詞節ですね。
副詞節の文頭には接続詞(ここではas)がついているので分かりやすいですね。
つまり、接続詞がついている方の文章が副詞節=副詞のカタマリです。
⭐️副詞は理由・時・条件などの意味を主文に添える役目で、文の主要素ではない!
では副詞の役割についてしっかり頭に入ったところで、分詞構文に入っていきますね。
分詞構文①〜基本的なパターン〜
分詞構文を使うことのメリットって何でしょう?
それは、接続詞を使わないで文と文をつなぐことができる!ってことです。
分詞が接続詞の役目もするってことですね。
つまり省エネ!
では、どんなふうに省いていくのかをみていきましょう😊
では普通の文章を書き出しますよ。
As he was ill, he couldn’t go with us.
[彼は病気だったので、私たちと一緒に行けなかった}
Asのついている方の文章が副詞のカタマリなので、こちらが短くなっていきます。
後半の文章は変化しません。では下のテキストをみて下さい。

なんと最初の文章の、As he was ill が、Being ill に変化しました!
Being ill を訳すと「病気である」ですが、英語に欠かせない「誰が」「いつ」の2大情報がありません。なぜそんなことが可能かというと、次の文章と同じだからです。
he couldn’t go with usが次に来る文章ですね。そしてメインの文章です。
誰は、heであり、いつは、couldn’tとあるので「過去」と分かります。
主文でわかることは繰り返さずに、ギリギリのところまで省略したのが分詞構文です。
でもここで最大の謎が残ります。
一番最初に省略された接続詞、ここではasですが、はどうなるの〜?ってこと。
★分詞構文は[あいまいな表現]で、訳すときは文脈から意味をとらえないといけない★
と、テキストには書きましたが、次の6つのいずれかで訳すとうまく訳せるので、柔軟な気持ちで文脈に応じて適当な意味をあてはめてみてください。

ただ「あいまいな表現」と書きましたが、実際読んでて判断ができないようなことはまずありません。
誤解されては困るような時は使わない、使われない、ということです。

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