今回は、受動態の語尾にくる定番の「by 誰々」について注目していきます。
元の文章のS(主語)が、受動態になると、「by 〇〇」と後ろにきて「〜によって」の意味になりました。
実はこれがいつも「by」とは限らないんです。
そう、それ以外の前置詞がくることだってあるんです。
それをまとめて勉強していきましょう!
by以外の前置詞を使う受動態
ではさっそく例を見てみましょう😊
例)Everyone knows Sam. みんな知っている/サムを
everyone は、oneがついているので単数ですよ。
日本語訳につられて複数形にしないように! 一人一人、誰でもってことで、単数です。
さて、この文章を受け身にしてみましょう。もう慣れてきましたね?
Sam is known で、サムは知られている。
そして最後に by everyone. と、思ったら、実はここが、to everyone になります。
え、どうして〜? ややこしいな〜!と思った人、よく聞いてください。
受動態の by 〇〇のところには、基本的にその動作をした人「動作主」が来るんですね。
今までやった問題を振り返ってみてください。きっとそうなっているはずです。
ところが、どうでしょう? 知るって… 筋肉1ミリも使ってませんね〜😆
たまたま、サムという人物の情報が耳に届いた、ってことで、到達の前置詞「to」のほうがしっくりきませんか?
ということで、Sam is know to everyone. と言った方が自然です。
他にもby以外の前置詞を使う受動態の例を挙げておきますので、イディオムとして覚えておきましょう!
- be covered with 〜 (〜で覆われている)
- be interested in 〜 (〜に興味がある)
- be made of[from] 〜 (〜で作られた)
- be surprised at 〜 (〜に驚く)
などです。
では即興で、ちょっと練習してみましょうか?
富士山は雪で覆われている ヒント:富士山=Mt. Fuji (Mount Fuji)
→Mt. Fuji is covered with snow.
私は日本史に興味がある ヒント:歴史=history
→I’m interested in Japanese history.
彼らはそのニュースに驚いた
→They were surprised at the news.
どうでしたか?すぐに答えられましたか?
原料の from(〜から) と材料の of(〜の)
さて、練習問題に行く前に、made of とmade fromの違いについて、この先ずっと忘れない方法を伝授したいと思います。
made of の of は、よく「〜の」と訳されます。
She is a friend of mine. = 彼女は私の友達です。
そして made from のfromの訳は「〜から」ですよね。
この日本語の違いさえ覚えておけば、そのまま英語で応用が効きます。
例えば、竹製のお皿があるとします。
パッと見ですぐに竹って分かるようなお皿なら、なんて説明しますか?
- 竹の皿
- 竹から作った皿
❶で十分じゃないですか?わざわざ❷で言う必要がないですよね。
このように、素材が一目でわかるものは、革の靴、あるいは革靴って言いますよね。
わざわざ「革から作った靴」って言われなくてもわかります。
つまり、fromを使うときは、わざわざ「〜から作った」って説明がないと分からないくらい見た目が変わってしまったものを言うときなんです。
一言でいうと、原料(from)VS材料(of)ですね。
それを踏まえて、次の2つの文章を英語にしてみましょう!
1. チーズは牛乳から作られる=
2. この机は木製だ=
どうですか?自信を持って答えられましたか?
答え合わせ 1. Cheese is made from milk. 日本語にも「から」が入ってましたね。
2. This desk is made of wood. 木の机って言ってもいいくらいなんですね。
以上、お疲れ様でした〜!

\ ワールドトークでマリリン先生のレッスンを受けられます! /