プレゼンや会話の中で「早速だけど…」と会話を切り出したことはありませんか？この前置きのように使う言葉は相手への気遣いの気持ちを込めて使われている方も多いと思います。
英語では同じよな表現があるのでしょうか。また、いきなり本題を切り出す時はどのようなことに気をつける必要があるのでしょうか。
英語表現と共にマナーについても触れていきます。
「早速」の英語はある？
早速だけど…。をそのまま表す英語はありません。というのも文化的な違いがその背景にあります。
日本では本題に入る前に季節の挨拶や相手の体を気遣った言葉を入れる風潮があります。そのような内容を抜きにして本題に入ることから「早速ですが…」と言う言葉が生まれました。
対して英語圏では、前置きの余談が多いことが返って相手を不快にさせてしまうことも…。
とはいえ、「早速でごめん！」と相手を気遣う心遣いは大切です。いくつか似たような表現はあるので場面に合わせて使えるようにしましょう！
Let’s get right down to business.
Let’s get down to business.は「さて、始めようか！」と言う時に使えるフレーズです。仕事を始める時や、話の本題に進む時に頻出の表現です。
そして、「right」を加えたLet’s get right down to business.になると「早速」のニュアンスが加わります。
・早速ですが本題に入ります。
Let’s get right down to business.
get down to businessは「本題に入る」「本腰を入れる」と言う意味がありますので他の場面にも使えるイディオムですよ。覚えておきましょう！
get right to the point.
「単刀直入に」と言いたい時にget right to the pointがよく使われます。もう少し細かく見ると「すぐに要点（the point）に触れる」と言う解釈もできますね。このthe pointの部分をその他の用語にすることで「早速〜をしよう」と言うことができます。
・では、早速ですが問題です。
Now, let’s get right to the question.
・自己紹介はこの辺にして、早速ですがレッスンを始めましょう。
Without further ado, let’s get right to the lesson.
right away
rightもawayにもそれぞれ「すぐに」と言う意味があります。この二つを重ねて意味を強調することで「さっさと」「早速」をright awayで表すことができます。文末につけるだけで「早速」の意味合いを出せるので便利な口語的なフレーズです。
・早速ですが授業を始めます。
Let’s start the class right away.
・早速ですが聞きたいことがいくつかあります。
There are a few things I would like to ask you right away.
その他の表現
他にもこんな風に表現ができます。
・早速で申し訳ないのですがこの書類に目を通してくれませんか？
I’m sorry to be so quick, but would you mind looking over these documents?
「早速何だけど…」と言いたい時はどこか申し訳ない気持ちを込めて相手を気遣っている場面が多いですよね。「早速」をそのまま英語にしようと思わなくとも、知っている言葉で相手を気遣ってみたり、今大丈夫？と声をかけてみたり。そんな思いやりが大切かもしれません。
ワールドトークでビジネス英会話！
今回は「早速」について紹介いたしました。
翻訳サイトが多くありますので、自力で英文のメールを書くことができます。ただ、日本のマナーや文の並びが世界共通の常識とは限りません。直訳したメールをそのまま送ってしまうと相手を驚かせてしまうことも。
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