Hi there! みなさんこんにちは!
前回の記事の中で、私なりの変わった視点から共通テストを解説した記事をアップしますとお伝えしておりましたので、ぼちぼち書いていきたいと思います🌞
一般的な出題傾向分析は大手塾や予備校が既に解答速報を出していますのでそちらをご覧くださいね。同じ事を書いても仕方がないので、私からは、このセンター試験の後釜として登場した歴史の浅い赤ちゃん試験がどのような棘や毒をもっているのか、その辺りのえげつなさ、また登場人物の世界観などを今年の試験と去年の試験に照らし合わせて、要所要所で毒づきながら書き込んでいきます🤗
さて、まずは2022年英語大問1から行きましょうか🐸
(以下、高校生に英語に慣れ親しんでもらいたいので語り口が丁寧語でないことをお許しくださいね)
さぁ、みんな🐸手元に今年の問題を用意しよう。まずは大問1からだ。今は問題を解く時間じゃなくてこれから君たちが立ち向かう『敵を観察する時間』だ。だから、解答も隣に置いて答えが随時読めるようにしておこう。
【A】の長文は書籍情報読み取りで、『学校の先生が突然主人公にブラジルの果物を調べてこい』と指令を出すところから始まる。一体なぜ急にそんな指令が下ったのか?よくよく見ると問題の設定は主人公が中学生で国際部所属、ブラジルについて調べているということになっている。意外と細かい設定だ。
ブラジルの料理本の掲載資料を眺めると、発音しづらそうな果物名のラインナップにハートブレイクさせているそこの君たち🐸そんな果物名は放っておいてそれぞれの果実の特徴を見てほしい。”smells like chocolate”や、”red and green”などごくごく簡単な特徴がまとめられている。正直簡単な単語ばかりだ。問題自体も、平易な短文で『この果物とこの果物は両方ケーキを作るのに使える』程度のことを空所補充で言わせようとしている。2問目も、酸味の強いケーキを作る場合はどれを選ぶのかを探させる問題で、料理本から”sour”が見つけられれば瞬殺できる問題だ。
油断はしてはいけないけれど、試験の出だしは通常はそこまで難しい問題は出ない。だからこそ、必要な情報箇所の抜出しが肝であり、出だしとして絶対に落としてはいけない問題だ。
これは大問1の問題【B】にも言えることである。
今回の長文は『赤ちゃんキリンの名づけコンテスト』だ。
いつ頃コンテストに応募すればよいのか、また、応募時にしなければならないこと、また君の付けた名前が最終選考まで残った場合の特典などが3問出題されているので、このあたりも情報を抜き出せばすべて精読しなくともある程度解けてしまう問題である。
ちなみに、赤ちゃんキリンの名づけに何故そこまで熾烈を極める闘いになるのか、個人的にはなはだ疑問。
選考のファイナリストは正解の『動物園1日フリーパス』がもらえるそうだ🦒
それよりも不正解の③の餌付けの権利の方がよっぽど太っ腹な気がするが。
名付け親になれないファイナリスト止まりなら、せめて心の中の我が子に給餌くらいさせてほしい。だって…そうじゃない?(;´・ω・)
こういう分析はね、覚えておいてね?目一杯毒づいてツッコミながらやったほうがその時にツッコミを入れたりしたこと全体が記憶に残りやすいんだよ🤗
だから先生は分析中は極めて口が悪い🐸
ちなみに昨年2021年の大問1とも比較してみよう。
昨年2021年は第1日程と第2日程と2種類あった。
両日程とも問題文は異なるが【A】は携帯のSMSの読解内容に変わりはなかった。
2021年第1日程【A】では『お家の忘れ物をした少女が同居するルームメートに家の机の上から持ってきてほしいとSMSで騒ぎ立てるが結局本人のカバンの中にあった』という、どうしようもないほどとりとめのない話。
このおっちょこちょいな人物像が記念すべき第1回共通テストのトップバッターだったわけである。
第2日程【A】では『キャンプに何をもっていったらいいのかのやりとり』で、主人公が家族キャンプに誘った友人はキャンプ初心者で毛布がいるかどうかなど、あれこれ主人公に尋ねてくる。
この初心者を主人公がどこに迎えに行くかが出題されるが、初心者で持ち物も分からないような相手をキャンプ場まで自力でこさせるのは少し酷な話で、正解はもちろん『自宅前で早朝待っている』であった。
2021年大問1【B】では、第1日程が、『タイラー・クイック』というなんだか速そうな名前の歌手のファンクラブへ入る方法で、主人公の希望に合わせた会員オプションを選択する問題が出題された。
支払う金額によって特典が3種類あり、会員レベルが、『pacer』『speeder』『zoomer』名づけられている。
名前がクイックだからって、ペースランナーやスピード狂、急上昇者なんて名づけられたらファンとしてもどれを名乗るべきか戸惑うし、どれも選びようがない。(zoomerには様々な意味があるので暇なときに調べてみよう)
第2日程【B】では、学校の先生にさりげなくわたされたチラシから英語スピーチに出場しようとする主人公の参加申し込み要項についてが出題される。
この辺りも基本は全く一緒で、いつ、どこで、何をやるべきかを抜粋する力をつけておけば瞬殺可能である。
こうやって淡々と書いてみると、「なんだ、そんな内容だったの?」というレベルのことが試験内容は極めて多い。
だから言いたいのは『敵を知る』という事である。単語や文法はもちろん勉強として大切な事だが、同時に試験ごとの傾向が必ずあるはずで、この始まったばかりの試験では、去年と今年では、
1: (先生本人のような)注意力散漫な女の子
2: キャンプ初心者
3: すばしこそうな名前の歌手
4: 英語スピーチコンテストに応募するよう先生に仕向けられた主人公
5: ブラジルの果実調査をする主人公
6: 参加賞の選定にまだまだ伸びしろのある動物園のキリンの赤子
上記の刺客が現状では大問1で確認されているわけである。
今後、様々なキャラが登場することは間違いないが、
『コンテスト系』がキリン赤子と英語スピーチで2つ出ていることから今後も【出る可能性が高い】し、
また妙に人間味のある登場人物像が描かれていることからも、
来年から急激にスターウォーズのヨーダのような見た目も種族も異形な存在が登場人物として鳴り物入りしてくることは考えにくい。
今後も今しばらくは、地球上の人間か動物に絞られることは間違いない。
総評として、大問1は現段階では単語レベルで慄く必要性はないので、単語文法基礎を固めることはもちろんだが、落ち着いて情報の必要箇所を抜き取る技術を付けることで対処するように心掛けよう(*‘∀‘)
…さて、今回はここまでにしておきます🤗
(以上、高校生に英語に慣れ親しんでもらいたいので語り口が丁寧語でないことをお許しくださいね)
今後も需要があれば、英検などの他の記事も書く合間に、大問2以降を時間のある時に解説記事を書いてみますね🌞
誰かに喜んでもらえていたら嬉しいです(●´ω`●)
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