いよいよ今回から「接続詞」に入っていきます。
接続詞とは言葉と言葉を繋げる「接着剤」のようなものです。
その言葉の単位が、単語だったり文章だったり。。。。
接続詞が理解できると、あなたが使える英語がだんだん長く複雑になっていきます。
では、さっそくテキストを見てみましょう!

語、句、節とは?
接続詞の役目のとなりに、語と語、句と句、節と節をつなげて、とありますが、まずはそれぞれの意味をまず確認したいと思います。右側の表を見てください。
表の一番上の横軸に左から「詞」「句」「節」と書いてありますね。
詞ーというのが、語と言い換えてありますが、1語のことで、名詞とか動詞についてる詞ですね。
例えば「名詞」とは、厳密にいうと1語の単語なんですね。この表で見ていただくとわかるように、dog とか、動詞ならspeak、形容詞ならcute、副詞ならthereと、それぞれ1語ずつになっています。
でも実際は、動詞以外で1つの単語で完結する品詞は少ないです。
前のパートで名詞を勉強しましたが、dogも普通は、a dog と冠詞がつきましたね。ということは、a と dogで2つの単語になります。
句ーこの[a dog]ように、2つ以上の単語で1つの品詞の働きをするカタマリを句と呼びます。
例を見ていただくと、名詞のところは、a big dogになっていますね。この3つのカタマリを名詞句と呼びます。
それなら、give upは動詞句と呼べなくもないですが、2語以上の動詞は群動詞と呼ばれます。動詞は通常1つなので別格なんですね。
形容詞は very cute French 「とっても可愛いフランス人の」の3つカタマリでgirlの女の子を説明していますから、この3つをまとめて形容詞句と呼びます。
副詞もthere「そこ」やhere「ここ」など、1語でも場所を表す単語はありますが、通常はこの表の on the street [路上に]のようにいくつかの単語のカタマリが圧倒的に多いですよね。つまり副詞句のことが多いです。
節ーさぁ、お待たせしました。そして今回のトピックの主人公、節です。
ここまでの説明は、この節を説明するためのプレリュードだったと言っても過言ではありません。
節とは、その中にSとVを含んでいるカタマリをいいます。
ここで問題になるのは、名詞節と副詞節。
動詞節というのは存在しません!群動詞で終わりです。
形容詞節というのは、名詞を説明するのに文章で説明するので、これは後ろで勉強する「関係代名詞」なので、これも今回は詳しくは説明しません。
接続詞を勉強する中で大切なのは、名詞節と副詞節なのです。
なぜか?
この2つ、とってもよく似てて見分けがつきにくいことがあるからです。
ではさっそく本題に入っていきますね。
名詞節と副詞節の違い
名詞節の例を見てみると、Tell me when he will come back. になっていますね。
まずは下線部をもっと簡単な名詞句にしてみると、
Tell me your name =私に教えて/あなたの名前を
こうなります。これだと分かりやすいですね。この名詞部分がたまたま節(SとVを含む)になると、どう訳せばいいでしょうか?
Tell me when he will come back = 私に教えて/彼がいつ帰ってくるのかを
という意味になり、私が知りたいのは、彼の帰ってくる時間、タイミングです。
その答えとしては、He will back at 3pm=「彼は3時に帰ってくるよ」などを期待します。
そして今度は副詞節の例を見てみましょう。
Tell me when he comes back.
あれ、ほとんど名詞節と変わりませんね。
これももっと簡単な副詞で比べてみましょう。
Tell me now.=私に教えて/今
副詞は時間や場所の情報でしたね。ここでは「今」という時間の情報です。
この「今」の代わりに例文では「彼が戻ってきたとき」という時間情報になってるわけです。
ということは「彼が戻ってきたら教えて」とお願いしているんですね。
期待する答えとしては、OK! =いいよ!のような同意ですね。
この二つの文章の違いは時制です。まだ彼は戻ってきていないという条件は同じなので、整理するとこうなります。
名詞節の場合は、未来のことは未来形で(あたりまえですね〜)
副詞節の場合は、未来のことでも現在で表します。
うわぁ、ややこしいと思いましたか?
ご安心ください。
忘れた頃にまた復習しますので、今日はここまで!

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