Good morning! It’s still dark here, Melbourne.
おはようございます!もう朝7時ですが、まだ薄暗いメルボルンです。
だんだん秋が深くなってきました。日本はまだGolden Weekの休暇中ですね。
ではさっそくですが、冠詞の続きから。今回は、定冠詞theについてみていきましょう!

共通認識の「the」
不定冠詞が、ランダムに取り出した1つ、または話題に初登場の1つだったのに対して、定冠詞のtheは、すでに何のことを指しているか分かっている時に使います。
例えば、日本昔話を思い出してください。
「むか〜しむかし、あるところにお爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました」
さて、お爺さんとお婆さんの英語はこの際無視して、その前につける冠詞を色別に想像してみてください。ピンクとブルーのどちらが a そして the でしょうか?
もうお分かりですね。
最初に登場する初耳がaで、次からがtheです。
ただ、初めて登場した名詞でも状況的に「それ」って特定できる時は最初から「the」が使えます。
この例にもあるように、窓のそばに座っている人に「窓を開けてもらっていいですか?」というと、もちろん「最寄の」の意味ですね。あるいは、そもそも窓が1つしかない時など。
では質問です。初めて訪れた町で次の2つの場所を聞いてみましょう
①駅🚉 ②コンビニ🏪
a と the どちらで聞きますか?
Where is ( the / a ) station/convenience store ?
絶対、とまでは言い切れませんが、駅は数が限られているし、普通は「最寄の」という意味で聞くのが普通なので、the station ですね。
一方、コンビニの場合、数あるコンビニの中でどれでもいいので、その中の1つを教えてほしいという意味で a covenience store が自然ですね。
唯一のもの、太陽や月などはもう、the sun/the moonと必ずtheがつくので、一つのかたまりで発音されます。
a sun などと言うと、「どの太陽のこと言ってるの? あ、あの太陽ね」なんてとぼけた会話が成り立つことになりますね〜😅
また目に見えないものでも、太陽や月のように、誰でも知っている「共通の認識」のものにはtheがつきます。
この表には書きませんでしたが、その代表選手に時間「time」があります。
では、ここでまた質問です。次の2つの質問の違いを考えてみてください🤔
①Do you have time?
②Do you have the time?
無冠詞のtimeは抽象名詞の、形のない「時間」という概念です。
①はそのまま、「いま時間ありますか?」と聞いています。
そしてtheがついた時間は、共通認識の時間ですから、誰もが知ってる時間。
つまり今の時間=現時刻です。ということで②は「いまの時間を持っていますか?=いま何時かわかりますか?」と聞いています。
What time is it now? だけではないので覚えておきましょう🥸
グループを作る「the」
theというと「決まってる」とか「特定された」という意味から、グループを作る働きもあります。
the catで猫族、the Japaneseで日本国民、などがそうですね。
ややこしいですが、the catと会話の初登場からtheが出てきたら、こっちだと思ってください。そうでなければ、普通は a cat ですから.
そしてこれもちょっと上級ですが、theのとなりに形容詞がきて、そこで打ち止めの場合。
例えば、the young とか the richとか。
不思議ですよね〜、普通はtheは名詞のかたまりを作るので、必ず名詞が来るはずなのに…
実は、そこを狙っています。
theがくれば名詞が来るのが当たり前、だから省略しても大丈夫だよね、ということで、the young people, the rich people の peopleが省略されてるんですね。
theがグループを作るので、the youngで「若い人々」the rich で「お金持ちな人々」という意味で使われています。
体の部位についても、ここからは首(the neck)、ここからは脚 (the leg) というように theがつくことで、グループ化してる発想です。
駆け足になりましたが、大体の冠詞の使い方、ご理解いただけたでしょうか?
長くなったので、今日はこのくらいで!
お疲れ様でした😊

\ ワールドトークでマリリン先生のレッスンを受けられます! /