すきま英語

Part 9 名詞&冠詞④

さて、前回までで名詞の種類を終了しましたね、お疲れさまでした。

さてここから実際に名詞を使っていく練習に入っていきますよ。

ではまたテキストを見てみましょう!

物質名詞の数え方について

不可算名詞の2大イメージは①切ってもOK! ②見えない(そもそも形がない)です。

物質名詞は①の切ってもOKですね。ただし、空気やガスは見えないので②の要素も含まれてます。

1つという形がない物質名詞は、それ自体は複数になり得ないので、常に単数です。

増えるのは量であって、数ではないのですね。水が増えた、というと「水かさ=水量」が増えたイメージで、「水の数」とは考えないわけです。

ただ、テキスト見ていただくとお分かりのように、液体ならその器の数は増減しますよ。

また個体の場合は、その形状によって a piece(一片) a sheet/slice(一枚)などなどを前につけて数えます。

ポイントは、ofの隣の物質名詞自体は、永遠に単数のままということです。

決して複数形のsをつけないように!

では、ここであなたにやって頂きたいことが2つあります。

1つ目は、ここにある a glass of water から a bar of chocolateを声に出して読んでみてください。

言えたら、今度は a を two に変えてまた全部言ってみてください。

正解は
two glasses of water, two cups of tea, two pieces of chalk, two sheets of paper, two lumps of sugar, two cakes of soap, two slices of bread, two loaves of bread, two bars of chocolate

です。loafの複数がちょっと難しかったですね。fで終わる単語の複数形は発音の関係で、vesに変化しますex. wife→wives、 wolf→wolves

普通名詞と混合しやすい抽象名詞について

不可算名詞の2大イメージの②見えない、といえば抽象名詞ですね。

newsはsがついていますが、これはたまたまこういうスペルってだけで複数形のsではないので気にしないでくださいね。newっていう名詞はありませんので😅

ちなみにwork(仕事)やroom(空間)は可算・不可算名詞のどちらもあるので、特に注意が必要です。a work とか works と単数複数がある場合は、これは仕事ではなく「作品」という意味になります。「作品」なら切ってもOKではないし、見えますものね。
a room とかrooms なら、もちろん「部屋」という意味になりますね。

Their rooms have no room. (彼らの部屋は空きスペースが全くない)

同じ仕事は仕事でも「job」の方は可算名詞で、a jobもjobsもありです。

I have two jobsって言うと、そのままですが、2つの仕事を持っていると言う意味になります。今の時代、結構多いですよね〜。

ただ、かたくなに、これらの抽象名詞には「a」はつかない!と思っていたら、時々裏切られることがあります。

それが、ここにあるように、前に形容詞がくるとき。

毎日のとる食事の中で、1つを取り出して、
「いやぁ、昨日はとっても素敵なディナーだったね〜!」と言いたいときです。

We had a wonderful dinner. のように。

あるいは、We had a very heavy rain.のように、酷かった雨降りを1つの体験として説明するようなときですね。

固有名詞の特別用法について

さて、最後に固有名詞にも特別な用法があるので覚えておきましょう。

世の中に「佐藤さん」とか「スミスさん」はたくさんいても、あなたの知ってる「あの佐藤さん」はひとりなので、a はついたり、複数形にならない、と前回お話ししたばかりですが、その例外が実はあります😅

日本語の感覚だと、「〜さんとか言う人」です。

例えば、あなたの職場に「佐藤」と名乗る来客が、あなたの同僚の留守中にその人を訪ねてやってきました。
後にその同僚に「佐藤さんとかいう人が訪ねにきてたよ」って教えてあげますよね?

それが a Mr. Sato になります。たくさんの佐藤さんの中の1人、つまり私は知らないけど、っていうニュアンスです。

また、固有名詞にtheがついて、しかも複数形のsが付いたら、それは「佐藤家の人々」ということです。つまり「佐藤一家」ですね。

アメリカの人気アニメ「The Simpsons」 は「シンプソン家の人々」って意味だったんですね😊

冠詞はこの後、詳しく勉強しますが、Theの隣に複数形がきたら、それはグループを表します。

ほら、野球のチームとか音楽のバンド名、the 〜sってめちゃくちゃ多くないですか。

納得ですね〜🤗

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マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!