ここまで受動態のバリエーションをやってきましたが、今回がその締めくくりとして「完了形」の受動態です。
ではさっそくテキストを見ていきましょう😊

完了形の受け身:have/has/had + been +過去分詞
完了形といえば、have/has/had+過去分詞でしたね。
意味を考えるヒントとして、haveの「持っている」をイメージしましょう!とお話ししました。
覚えていますか?
例えば、I have a book なら「私は持っています/(1冊の)本を」のように、haveのとなりに名詞がくれば、そのモノをズバリ持っているわけですよね📕
ところが、haveのとなりが動詞なら「その状況、あるいはその動作をした経験を持っている」と考えるんでしたね。
思い出せたところで、その受け身を作っていきましょう😊
haveのとなりにはbe動詞の過去分詞、beenがきます。それから過去分詞です。
This song has been sung by a lot of singers.
では、左から右に訳してみましょう!
この歌は(持っている)歌われてきた(という状況を)多くの歌手によって
カッコ内の訳は無理に言う必要はないですが、イメージとして覚えておくといいですね。
この歌が、今も昔も多くの歌手によって歌われてきている、という「過去+現在=現在完了」の時制がhaveに込められています。
練習問題を2つ解いてみましょう!
The bridge ( __________ ).
その橋はすでに修理(repair)されている
The bridge has been repaired.
「すでに」を入れて has already been repaired にするのもありですが、なくてもそのニュアンスが含まれています。
わざわざ現在完了形にしなくても、The bridge was repaired (その橋は修理された)と過去形でいいんじゃないですか?
と言う質問を受けたことがあります。
確かに、そういうネイティブもいます。
もしあなたがその橋を使う必要があるとき、どちらの情報がより親切でしょうか?
過去に修理されたことがわかってる、今の時点で修理されている、の2つの条件です。
過去には今の情報は入っていないので、厳密に言うと、その後また壊れてしまっている、なんてこともないとは言えないのです。
細かいことですが、そう考えるとやはり現在が含まれた現在完了形だと安心ですね。
The cake (___________ ) by my sister when I came home.
私が家に帰ったときには、そのケーキはすでに妹に食べられていた
The cake had been eaten by my sister when I came home.
これは由々しき問題ですね🤣
家に帰れば、あのケーキが食べられる!それだけを楽しみに家路を急いだ私を待っていたのは…..
ここで難しいのは、私が帰ったと言うcame homeよりも、妹がケーキを食べた方が先なので、hasではなく、had eaten で、それがさらに受け身になって、had been eaten( eat-ate-eaten)になることです。過去完了ですね。
私が帰ったときには、ケーキは食べられたと言う状況を持っていたわけです😅
いかがだったでしょうか?
ここまでしっかり理解できたら、次回はエクササイズ2に入っていきましょう👍
お疲れ様でした〜😉

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