すきま英語

Part7 受動態⑨

ここまで受動態のバリエーションをやってきましたが、今回がその締めくくりとして「完了形」の受動態です。

ではさっそくテキストを見ていきましょう😊

完了形の受け身:have/has/had + been +過去分詞

完了形といえば、have/has/had+過去分詞でしたね。

意味を考えるヒントとして、haveの「持っている」をイメージしましょう!とお話ししました。
覚えていますか?

例えば、I have a book なら「私は持っています/(1冊の)本を」のように、haveのとなりに名詞がくれば、そのモノをズバリ持っているわけですよね📕

ところが、haveのとなりが動詞なら「その状況、あるいはその動作をした経験を持っている」と考えるんでしたね。

思い出せたところで、その受け身を作っていきましょう😊

haveのとなりにはbe動詞の過去分詞、beenがきます。それから過去分詞です。

This song has been sung by a lot of singers.

では、左から右に訳してみましょう!

この歌は(持っている)歌われてきた(という状況を)多くの歌手によって

カッコ内の訳は無理に言う必要はないですが、イメージとして覚えておくといいですね。

この歌が、今も昔も多くの歌手によって歌われてきている、という「過去+現在=現在完了」の時制がhaveに込められています。

練習問題を2つ解いてみましょう!

The bridge ( __________ ).
その橋はすでに修理(repair)されている

The bridge has been repaired.

「すでに」を入れて has already been repaired にするのもありですが、なくてもそのニュアンスが含まれています。

わざわざ現在完了形にしなくても、The bridge was repaired (その橋は修理された)と過去形でいいんじゃないですか?

と言う質問を受けたことがあります。

確かに、そういうネイティブもいます。

もしあなたがその橋を使う必要があるとき、どちらの情報がより親切でしょうか?

過去に修理されたことがわかってる、今の時点で修理されている、の2つの条件です。

過去には今の情報は入っていないので、厳密に言うと、その後また壊れてしまっている、なんてこともないとは言えないのです。

細かいことですが、そう考えるとやはり現在が含まれた現在完了形だと安心ですね。

The cake (___________ ) by my sister when I came home.
私が家に帰ったときには、そのケーキはすでに妹に食べられていた

The cake had been eaten by my sister when I came home.

これは由々しき問題ですね🤣

家に帰れば、あのケーキが食べられる!それだけを楽しみに家路を急いだ私を待っていたのは…..

ここで難しいのは、私が帰ったと言うcame homeよりも、妹がケーキを食べた方が先なので、hasではなく、had eaten で、それがさらに受け身になって、had been eaten( eat-ate-eaten)になることです。過去完了ですね。

私が帰ったときには、ケーキは食べられたと言う状況を持っていたわけです😅

いかがだったでしょうか?

ここまでしっかり理解できたら、次回はエクササイズ2に入っていきましょう👍

お疲れ様でした〜😉

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マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!